指定した論理ホスト (および関連するディスクグループ、データサービス、論理 IP アドレス) を宛先ホストによって指定されたノードにスイッチオーバーするには、haswitch(1M) コマンドを使用します。たとえば、次のコマンドは、論理ホスト hahost1 と hahost2 の両方が phys-hahost1 に、マスターされるようにスイッチオーバーします。
# haswitch phys-hahost1 hahost1 hahost2 |
論理ホストに複数のデータサービスが構成されている場合、それらのデータサービスの 1 つまたは一部だけを選択してスイッチオーバーすることはできません。論理ホスト上のデータサービスはすべてスイッチオーバーする必要があります。
論理ホストのファイルシステムがビジーの間にフェイルオーバーやスイッチオーバーが発生すると、論理ホストのフェイルオーバーは部分的にしか発生しません。つまり、そのディスクグループの一部は元のターゲット物理ホストに残ったままです。論理ホストのファイルシステムがビジーの場合は、スイッチオーバーを行わないでください。また、NFS ロックとローカルロックが両方とも存在すると、ファイルロックが正しく機能しないため、どのホストのファイルシステムにもローカルでアクセスしないでください。
宛先ホストと論理ホストの現在のマスターは、クラスタのメンバーでなければなりません。この条件に当てはまらない場合、コマンドは失敗します。