HA データサービスを提供するクラスタでは、ノード障害のためにマスターされている論理ホストが別のノードにスイッチオーバーされ、障害が発生したノードが後でクラスタに戻されるという状況に対し、「自動スイッチオーバー」を設定できます。スイッチオーバー先のホストでマスターが続行するように構成しないかぎり、論理ホストは自動的にそれらのデフォルトのマスターで再び制御されます。
論理ホストが本来のマスターに自動的にスイッチバックしないようにする場合は、-m オプション を指定して scconf(1M) コマンドを実行します。詳細は、scconf(1M) のマニュアルページを参照してください。
論理ホストの自動スイッチオーバーを無効にするには、クラスタのアクティブメンバーである単一のノードで scconf(1M) コマンドを実行します。
# scconf clustername -L logicalhost -n node1,node2 -g dg1 -i qe0,qe0,logaddr1 -m |