Sun Cluster 2.2 のシステム管理

SPARCstorage Array の接続失敗の修復

SPARCstorage Array からホストに対する接続が失敗した場合は、原因として光ファイバケーブル、SBus FC/S カード、FC/OM モジュールなどが考えられます。

接続が失敗したホストは、その失敗が発見されるとエラーを生成します。その後 SPARCstorage Array にアクセスすると、別のエラーが生成されます。ホストは、SPARCstorage Array が停電したかのように動作します。

この種の障害は、クラスタ内のほかのノードからの I/O 操作には影響を与えません。

障害を診断するには、SPARCstorage Array の出力を調べてください。この出力から、どの接続が失敗したかがわかります。Sun Cluster ノードのサービスマニュアルで説明されている FC/S カードと FC/OM モジュールのテスト作業を行なって、どのコンポーネントで接続が失敗しているかを調べてください。ハードウェアデバッグを行うには、Sun Cluster ノードの 1 つとダウンしていると思われる SPARCstorage Array を解放してください。

SPARCstorage Array 接続の失敗を修復するには

  1. コンポーネントの交換ができるように Sun Cluster システムの準備を行います。

    接続の失敗原因にもとづいて、次に示す作業の 1 つを行なって Sun Cluster システムを準備してください。

  2. 障害のあるコンポーネントを交換します。

    光ファイバケーブル、SBus FC/S カード、または FC/OM モジュールに障害がある場合は、Sun Cluster ノードのサービスマニュアルで詳しい交換方法を確認してください。

  3. ボリューム管理ソフトウェアのエラーから回復させます。

    「電力損失からの回復」に示された作業を行なってください。