Sun Cluster 2.2 のシステム管理

Sun Cluster の障害検証

PNM は、パブリックネットワークの状態を監視し、必要に応じてバックアップ接続に切り替えます。しかし、パブリックネットワークアクセス全体が停止した場合、PNM はデータサービスも論理ホストフェイルオーバーも提供しません。このような状況が発生した場合、PNM はアクセスの停止を報告しますが、バックアップノード間の切り替えに対処するかどうかは外部の障害検証次第です。

ボリュームマネージャとして VxVM を使用している場合、SSVM フレームワークは、論理ホストごとに定義されたネットワークアダプタフェイルオーバー (NAFO) の各バックアップグループを監視し、次の条件のどちらかが満たされる場合にバックアップノードに対するスイッチオーバーを開始する必要があります。

これらの条件のどちらも満たされない場合、Sun Cluster はスイッチオーバーを行いません。

ボリュームマネージャが Solstice DiskSuite の場合、パブリックネットワークが停止すると、切断されたノードはアボートし、そのノードが制御している論理ホストはバックアップノードに移動します。

Sun Cluster フレームワークは、構成に論理ホストが含まれている場合と、データサービスが「有効」状態で、かつその論理ホストに登録されている場合だけパブリックネットワークを監視します。監視されるのは、論理ホストに使用されている NAFO バックアップグループだけです。