次に、障害が発生したローカル非起動ディスクを交換する詳しい手順を示します。この例では、phys-hahost2 に障害が発生したディスクが含まれています。
(省略可能) 障害が発生したディスクが含まれたノードで Sun Cluster サービスを停止し、ノードを停止します。
ノードが SPARCstorage Array ディスクから起動する場合は、この手順を行う必要はありません。ただし、稼動中の起動ディスクと同じ SCSI バス上に交換対象のディスクが設置されている場合は、Sun Cluster を停止し、ノードを停止する必要があります。
# scadmin stopnode ... # halt |
ディスクを交換します。
Sun Cluster ノードのサービスマニュアルに示されている手順に従ってください。
シングルユーザーモードでノードを起動します。
format(1M) または fmthard(1M) コマンドを実行して、新しいディスクを再分割します。
新しいディスクは、交換したディスクとまったく同じになるように分割してください (ディスクフォーマット情報の保存については、第 1 章「Sun Cluster の管理の準備」で説明しています)。
mount(1M) コマンドを実行し、該当するファイルシステムをマウントします。
ファイルシステムごとに、デバイスとマウントポイントを指定してください。
バックアップコピーからデータを復元します。
『Solaris のシステム管理』で説明されている手順に従ってください。
ノードを再起動します。
そのローカルホストで Sun Cluster を起動します。
phys-hahost1# scadmin startnode |
必要に応じて、論理ホストをデフォルトマスターにスイッチバックします。
手動モードが設定されていない場合は、自動スイッチバックが発生します。
phys-hahost2# haswitch phys-hahost2 hahost2 |