Sun Cluster 2.2 API 開発ガイド

ホスト名

データサービスが動作しているサーバーのホスト名を、データサービスが知る必要があるかどうかを判断しなければなりません。知る必要があると判断した場合は、物理ホストではなく、論理ホストのホスト名を使用するようにデータサービスを変更する必要があります。ここで、Sun Cluster の「論理ホスト」の概念を思い出してください。物理ホストに論理ホストのホスト名と IP アドレスを「まねさせる」ことを意味します。

あるデータサービスのクライアントサーバープロトコルでは、サーバーが自分のホスト名をクライアントへのメッセージの一部としてクライアントに戻すことがあります。このようなプロトコルでは、クライアントは戻されたホスト名をサーバーに接続するときのホスト名として使用できます。戻されたホスト名をテイクオーバーやスイッチオーバーが発生した後にも使用できるようにするには、物理ホストではなく、論理ホストのホスト名を使用しなければなりません。物理ホストのホスト名を使用している場合は、論理ホスト名をクライアントに戻すようにデータサービスのコードを変更しなければなりません。