Sun Cluster 2.2 API 開発ガイド

in.named メソッド用のタイムアウト値の設定

hareg(1M) でデータサービスを登録するとき、作成したメソッド (start_netstop_netfm_start など) 用にタイムアウト値を指定できます。しかし、メソッドに設定したタイムアウト値は、クラスタの再構成時、論理ホストのテイクオーバー用に設定したタイムアウト値の半分よりも少なくなければなりません。論理ホストのテイクオーバー用のデフォルトのタイムアウト値は 180 秒です。したがって、メソッド用に設定したタイムアウト値が 90 秒よりも大きい場合、論理ホストのテイクオーバー用のタイムアウト値を増やさなければなりません。そうしないと、メソッドがタイムアウトします。

論理ホストのテイクオーバー用のタイムアウト値を増やすには、scconf(1M) コマンドを使用します。詳細は、scconf(1M) のマニュアルページと、『Sun Cluster 2.2 のシステム管理』のクラスタ移行手順のタイムアウトの構成に関する説明を参照してください。