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iPlanet Messenger Express 5.0 カスタマイズ ガイド | |
第 3 章 ユーザ インターフェイス機能のカスタマイズ
この章では、iPlanet Messenger Express 5.0 のユーザ インターフェイスの機能をカスタマイズする方法について説明します。
メイン機能タブのカスタマイズ
メイン機能タブのカスタマイズ
この節では、Messenger Express のメイン機能タブ (図 3-1 を参照) をカスタマイズする方法について説明するとともに、ファイルの編集例を紹介します。図 3-1 Messenger Express のメイン機能タブ (デフォルトのラベル)
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メイン機能タブに関するカスタマイズの内容
Messenger Express のメイン機能タブは、以下のようなカスタマイズができます。
必要に応じて以下のようにファイルを編集します。
タブのレイアウトを変更するには、main.js ファイルの toolFrame() 関数を編集します。
タブ ラベルのテキストを変更するには、言語/i18n.js ファイルの // Tabs セクションにある folders、message、options の i18n[] 値、および // Tool Bars セクションにある help と logout の i18n[] 値を編集します。
デフォルトのフォルダ名ラベル (最初に表示される 受信箱タブ ラベルを含む) のテキストを変更するには、言語/i18n.js ファイルの // Localized folder names セクションにある fldr[] 値を編集します。
- タブは toolFrame() によって構成されており、この関数によって、表示するタブ ラベル、現在選択されているかどうかを示すフラグ、タブがクリックされた際に呼び出される関数などを指定する main.js ファイルの tab() 関数が呼び出されます。
- 以下に挙げるのは、デフォルトのタブを処理する main.js ファイル内の関数です。
例 - メイン機能タブのカスタマイズ
図 3-2 は、[オプション] タブを右側に移動し、ラベルを [環境設定] に変更した場合の例です。図 3-2 メイン機能タブのカスタマイズ例
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コード例 3-1 および コード例 3-2 は、それぞれ編集後の main.js ファイル (レイアウト) および en/i18n.js ファイル (タブ ラベル) を示しています。
コード例 3-1 メイン機能タブのレイアウトを変更した場合 (main.js) function toolFrame() { ..... '<td width=50%>' + nbsp + '</td>\n' + tab(i18n['options'], state == 'options', 'selectOptions()') + .... }
コード例 3-2 メイン機能タブのラベルを変更した場合 (en/i18n.js) // Tabs i18n['folders'] = 'フォルダ' i18n['message'] = 'メッセージ' i18n['options'] = '環境設定'
[メールボックス] ツールバーのカスタマイズ
この節では、Messenger Express の [メールボックス] ツールバー (図 3-3 を参照) をカスタマイズする方法について説明するとともに、ファイルの編集例を紹介します。図 3-3 Messenger Express の [メールボックス] ツールバー
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[メールボックス] ツールバーに関するカスタマイズの内容
Messenger Express の [メールボックス] ツールバーは、以下のようなカスタマイズができます。
必要に応じて以下のようにファイルを編集します。
ページに対するツールバーの相対的レイアウトを変更するには、main.js ファイルの toolFrame() 関数を編集します。
ツールバー内部のレイアウトおよびグラフィックを変更するには、mbox_fs.html ファイルの getToolbar() 関数を編集します。
ツールバーのグラフィックに関連付けられているテキストを変更するには、言語/i18n.js ファイルの get mail、compose、search、new search、file selected message、delete、undelete、および expunge の I18n[] 値を編集します。
- main.js の toolFrame() は、mbox_fs.html の getToolbar() を呼び出して、ページに書き出す HTML コードを取得します。
- mbox_fs.html の getToolbar() は、色の項目とテキストだけのバージョンの項目などの項目を制御する main.js の toolbar() を呼び出すことにより、コードをアセンブルし、各関数をグラフィックに割り当てます。
- また、mbox_fs.html の getToolbar() は、main.js の folderSelection() を呼び出してドロップダウン フォルダ リストを生成します。
- クリックに反応できるように mbox_fs.html の getToolbar() によって各ツールに割り当てられている関数は、以下のとおりです。
例 - [メールボックス] ツールバーのカスタマイズ
図 3-4 は、[検索] を左端に移動し、[メールの受信] を [メッセージの受信] に変更した場合の例です。図 3-4 [メールボックス] ツールバーのカスタマイズ例
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コード例 3-3 および コード例 3-4 は、それぞれ編集後の mbox_fs.html (レイアウト) および en/i18n.js (テキスト) を示しています。
コード例 3-4 ツールバーのテキストを変更した場合 (en/i18n.js) // Tool Bars .... i18n['get mail'] = 'メッセージの受信'
メッセージ リスト ウィンドウのカスタマイズ
この節では、Messenger Express のメッセージ リスト ウィンドウ (図 3-5 を参照) をカスタマイズする方法について説明するとともに、ファイルの編集例を紹介します。図 3-5 Messenger Express のメッセージ リスト ウィンドウ
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メッセージ リスト ウィンドウに関するカスタマイズの内容
Messenger Express のメッセージ リスト ウィンドウは、以下のようなカスタマイズができます。
必要に応じて以下のようにファイルを編集します。
メッセージ リストの表示方法を変更するには、mbox_fs.html ファイルの listFrameHTML() 関数を編集します。
カラム ヘッダーのテキストを変更するには、言語/i18n.js ファイルの search results、date、from、to、size、および subject に対する i18n[] 値を編集します。
[外部メールの収集] リンクのテキストを変更するには、言語/i18n.js ファイルの i18n['collect long']を編集します。
メッセージの表示順序を変更するには、main.js ファイルの始めの方にある defaults[] の値を変更します。
- listFrameHTML() は、mbox_fs.html の getSortHeader() を呼び出して、カラム ヘッダーがクリックされた際に main.js の sortMsgs() が適切に呼び出されるようにします。また、listFrameHTML() は「外部メールの収集」ハイパーリンクを main.js の collect() にリンクします。
例 - メッセージ リスト ウィンドウのカスタマイズ
図 3-6 は、メッセージが新着順に表示されるようにデフォルト設定を変更し、さらに「外部メールの収集」リンクのテキストを変更した場合の例です。図 3-6 メッセージ リスト ウィンドウのカスタマイズ例
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コード例 3-5 および コード例 3-6 は、それぞれ編集後の main.js および en/i18n.js を示しています。
コード例 3-5 メッセージ リスト ウィンドウのレイアウトを変更した場合 (main.js) var defaults = new Array( ..... 'meSortOrder', 'last', ..... )
コード例 3-6 メッセージ リスト ウィンドウのテキストを変更した場合 (en/i18n.js) // POP3 Collection .... i18n['collect long'] = '他のサーバからメッセージを受信'
メッセージ表示ウィンドウのカスタマイズ
この節では、Messenger Express のメッセージ表示ウィンドウ (図 3-7 を参照) をカスタマイズする方法について説明するとともに、ファイルの編集例を紹介します。図 3-7 Messenger Express のメッセージ表示ウィンドウ
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メッセージ表示ウィンドウに関するカスタマイズの内容
Messenger Express のメッセージ表示ウィンドウは、以下のようなカスタマイズができます。
必要に応じて以下のようにファイルを編集します。
例 - メッセージ表示ウィンドウのカスタマイズ
図 3-8 は、[件名] を [宛先] の上に移動した場合の例です。図 3-8 メッセージ表示ウィンドウのカスタマイズ例
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コード例 3-7 は、編集後の msg_fs.html ファイルを示しています。
コード例 3-7 メッセージ表示ウィンドウのレイアウトを変更した場合 function listFrameHTML(doc) { .... s += header('from') + header('date') + header('subject')+ header('to') + header('cc') .... }
[メッセージ] ツールバーのカスタマイズ
この節では、Messenger Express の [メッセージ] ツールバー (図 3-9 を参照) をカスタマイズする方法について説明するとともに、ファイルの編集例を紹介します。図 3-9 Messenger Express の [メッセージ] ツールバー
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[メッセージ] ツールバーに関するカスタマイズの内容
Messenger Express の [メッセージ] ツールバーは、以下のようなカスタマイズができます。
必要に応じて以下のようにファイルを編集します。
ページに対する相対的レイアウトを変更するには、main.js ファイルの toolFrame() 関数を編集します。
ツールバー内部のレイアウトやグラフィックを変更するには、msg_fs.html ファイルの getToolbar() 関数を編集します。
ツールバーのグラフィックに関連付けられているテキストを変更するには、言語/i18n.js ファイルの compose、reply、replay all、forward、file msg、delete、undelete、previous、next に対する i18n[] 値を編集します。
- msg_fs.html の getToolbar() は、色の項目とテキストだけのバージョンの項目などを制御する main.js の toolbar() を呼び出すことにより、コードをアセンブルし、各関数をグラフィックに割り当てます。
- また、msg_fs.html の getToolbar() は、main.js の folderSelection() を呼び出してドロップダウン フォルダ リストを生成します。
- クリックに対応できるように msg_fs.html の getToolbar() によって各ツールに割り当てられている関数は、以下のとおりです。
例 - [メッセージ] ツールバーのカスタマイズ
図 3-10は、[作成] を右端へ移動して独立させ、[前へ] を [戻る] に変更した場合の例です。図 3-10 [メッセージ] ツールバーのカスタマイズ例
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コード例 3-8 および コード例 3-9 は、それぞれ編集後の msg_fs.html および en/i18n.js ファイルを示しています。
コード例 3-9 [メッセージ] ツールバーのテキストを変更した場合 (en/i18n.js) // Tool Bars .... i18n['previous'] = '戻る'
メッセージ作成ウィンドウのカスタマイズ
この節では、Messenger Express のメッセージ作成ウィンドウ (図 3-11 を参照) をカスタマイズする方法について説明するとともに、ファイルの編集例を紹介します。図 3-11 Messenger Express のメッセージ作成ウィンドウ
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メッセージ作成ウィンドウに関するカスタマイズの内容
Messenger Express のメッセージ作成ウィンドウは、以下のようなカスタマイズができます。
必要に応じて以下のようにファイルを編集します。
ツールバーをカスタマイズするには、comp_fs.html ファイルの getToolbar() 関数を編集します。
ウィンドウ内のツールバー以外の部分を変更するには、comp_fs.html ファイルの compFrameHTML() 関数を編集します。
テキストを変更するには、言語/i18n.js ファイルの // Message Composition および // Tool Bars セクションの値を編集します。
- comp_fs.html の getToolbar() は、色やテキストだけのバージョンなどの項目を制御する main.js の toolbar() を呼び出すことにより、コードをアセンブルし、各関数をグラフィックに割り当てます。また、comp_fs.html の compFrameHTML() は、言語/i18n.js ファイルの i18n_compose_controls() を呼び出して「宛先/Cc/Bcc」コントロール領域を生成します。
- comp_fs.html の getToolbar() および compFrameHTML() によって割り当てられている関数は、以下のとおりです。
例 - メッセージ作成ウィンドウのカスタマイズ
図 3-12 は、[アドレス] を境界バーと [ヘルプ] の間に移動し、[受取人の追加] を [宛先] に変更した場合の例です。図 3-12 メッセージ作成ウィンドウのカスタマイズ例
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コード例 3-10 およびコード例 3-11 は、それぞれ編集後の comp_fs.html および en/i18n.js を示しています。
コード例 3-11 メッセージ作成ウィンドウのテキストを変更した場合 (en/i18n.js) // Message Composition .... i18n['recipient'] = '宛先'
アドレス (ディレクトリ検索) ウィンドウのカスタマイズ
この節では、Messenger Express のアドレス (ディレクトリ検索) ウィンドウ (図 3-13 を参照) をカスタマイズする方法について説明するとともに、ファイルの編集例を紹介します。図 3-13 Messenger Express のアドレス (ディレクトリ検索) ウィンドウ
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アドレス (ディレクトリ検索) ウィンドウに関するカスタマイズの内容
Messenger Express のアドレス (ディレクトリ検索) ウィンドウは、以下のようなカスタマイズができます。
アドレス (ディレクトリ検索) ウィンドウをカスタマイズするには
必要に応じて以下のようにファイルを編集します。
ウィンドウ全体の外観を変更するには、ldap_fs.html ファイルの searchFrameHTML()、listFrameHTML()、および addFrameHTML() 関数を編集します。
検索コントロールおよびそのテキストを変更するには、言語/i18n.js ファイルの i18n_ldap_controls() を編集します。
その他のテキストを変更するには、言語/i18n.js ファイルの // LDAP Lookup セクションの値を編集します。
- searchFrameHTML() および addFrameHTML() によって各ボタンに割り当てられている関数は、以下のとおりです。
例 - アドレス (ディレクトリ検索) ウィンドウのカスタマイズ
図 3-14 は、[ローカル ディレクトリを検索] というテキストを [iPlanet ディレクトリを検索] に変更した場合の例です。図 3-14 アドレス (ディレクトリ検索) ウィンドウのカスタマイズ例
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コード例 3-12 は、編集後の en/i18n.js ファイルを示しています。
コード例 3-12 アドレス ウィンドウのテキストを変更した場合 function i18n_ldap_controls() { .... '<select name="dir">\n' + '<opti'<select name="dir">\n' + on value="3 200">iPlanet ディレクトリを検索 </option>\n' + .... }
オプション ウィンドウのカスタマイズ
この節では、Messenger Express のオプション ウィンドウ (図 3-15 を参照) をカスタマイズする方法について説明するとともに、ファイルの編集例を紹介します。図 3-15 Messenger Express のオプション ウィンドウ
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オプション ウィンドウに関するカスタマイズの内容
Messenger Express のオプション ウィンドウは、以下のようなカスタマイズができます。
必要に応じて以下のようにファイルを編集します。
例 - オプション ウィンドウのカスタマイズ
図 3-16 は、[Vacation メッセージ] を [個人情報] と [パスワード] の間に移動し、[パスワード] フォームの説明部分を [このフォームを使って Mozilla Super Speedy Web Mail へのアクセスに使用するパスワードを変更します。] に変更した場合の例です。図 3-16 オプション ウィンドウのカスタマイズ例
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コード例 3-13 およびコード例 3-14 は、それぞれ編集後の opts_fs.html および en/i18n.js ファイルを示しています。
コード例 3-14 オプション ウィンドウのテキストを変更した場合 (en/i18n.js) // Options .... i18n['passwd exp'] = 'このフォームを使って Mozilla Super Speedy Web Mail へのアクセスに使 用するパスワードを変更します。'
フォルダ ウィンドウのカスタマイズ
この節では、Messenger Express のフォルダ ウィンドウ (図 3-17 を参照) をカスタマイズする方法について説明するとともに、ファイルの編集例を紹介します。図 3-17 Messenger Express のフォルダ ウィンドウ
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フォルダ ウィンドウに関するカスタマイズの内容
Messenger Express のフォルダ ウィンドウは、以下のようなカスタマイズができます。
必要に応じて以下のようにファイルを編集します。
フォルダ ツールバーをカスタマイズするには、fldr_fs.html ファイルの getToolbar() 関数を編集します。
ウィンドウ内のその他の部分をカスタマイズするには、fldr_fs.html ファイルの listFrameHTML() 関数を編集します。
[外部メールの収集] ハイパーリンクのテキストを変更するには、言語/i18n.js ファイルの i18n['collect long']を編集します。
ウィンドウ内のその他のテキストを変更するには、言語/i18n.js ファイルの // Folders セクションを編集します。
- fldr_fs.html の getToolbar() および listFrameHTML() によってツールやリンクに割り当てられている関数は、以下のとおりです。
例 - フォルダ ウィンドウのカスタマイズ
図 3-18 は、[更新] および [作成] を他のツールと離して右端に移動した場合の例です。図 3-18 フォルダ ウィンドウのカスタマイズ例
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コード例 3-15 は、編集後の fldr_fs.html ファイルを示しています。
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最終更新日 2000 年 9 月 14 日