前へ     目次     索引     DocHome     次へ     
iPlanet Web Server, Enterprise Edition 管理者ガイド



「Servers」タブ

「Servers」タブでは、サーバの設定を構成したり、Web サイトのファイルにアクセスできるユーザを制限したり、また、SSL (Secure Sockets Layer) を使用して、SSL対応製品で通信する際のプライバシを確保したりすることができます。「Servers」タブには、次のページがあります。



「Manage Servers」ページ

「Manage Servers」ページから、基本的なサーバ構成を設定することができます。

次の各要素が表示されます。

Select a Server: すべてのサーバが一覧表示されます。



「Server Management」タブを表示するには、ドロップダウンリストからサーバを選び、「Manage」をクリックします。



選択したサーバについて、次の情報が表示されます。

Server Root: 絶対パスを表示します。ここには、サーバスクリプト、アイコン、構成ファイルが格納されています。

Hostname: このサーバの完全修飾ホスト名を表示します (例:www.mozilla.com)。

Error Log: サーバエラーログへのディレクトリパスを表示します。エラーログには、サーバが検出したすべてのエラーが記述されます。また、サーバの起動日時、ユーザ認証の誤りなど、サーバに関する情報メッセージも記録されています。

User(UNIX/Linux): サーバの稼動時に使用するユーザ名を指定します。サーバのユーザはシステムリソースへのアクセスを制限しなければなりません。ユーザ名を nobody として使用できることも多くありますが、システムによっては、nobody は有効なユーザ名ではありません。nobody グループのユーザに、すべてのファイルへのアクセスを認めたくない場合もあります。nobody を使用しない場合は、adm などの新規の UNIX/Linux ユーザ名を作成し、サーバのユーザに指定します。

DNS: CGI 要求時に、リソースの IP アドレスの DNS 検索が、有効であるかどうかを表示します。DNS 検索では、リソースが集中して使用されます。その結果、特に、大きな CGI を使用するサーバの場合、DNS 検索を行うとサーバのパフォーマンスが低下する場合があります。

Help: オンラインヘルプを表示します。



「Add Server」ページ



「Add Server」ページから、インストールプログラムを使用することなく、複数のサーバインスタンスをインストールし、システムの各サーバインスタンスごとに構成ファイルを作成することができます。各サーバインスタンスは、システムの任意の TCP/IP ポートで稼動できますが、2 つの Web サーバを同時に同じポートで稼動することはできません。ただし、異なる IP アドレスに応答するようにサーバを構成している場合は、同一のポート番号を使用することも可能です。

詳細は、「複数のサーバの稼動」を参照してください。

次の各要素が表示されます。

Server Name: このサーバの完全修飾ホスト名を表示します (例:www.mozilla.com)。

Server Port: HTTP 要求に応じるポート番号を指定します。デフォルトは、ポート 80です。

Server Identifier: このサーバインスタンスの識別に Administration Server が使用するサーバ ID を指定します (例:marketing_server)。サーバ ID は、その先頭に数字を使用することはできません。欧文文字 (Latin-1) だけがサポートされています。

Server User (UNIX/Linux): サーバの稼動時に使用するユーザ名を指定します。サーバのユーザは、システムリソースへのアクセスを制限しなければなりません。ユーザ名を nobody として使用できることも多くありますが、システムによっては、nobody は有効なユーザ名ではありません。nobody グループのユーザに、すべてのファイルへのアクセスを認めたくない場合もあります。nobody を使用しない場合は、adm などの新規の UNIX/Linux ユーザを作成し、サーバのユーザに指定します。

MTA Host: サーバがメール送信に使用するメールサーバの名前を指定します。

Always Attempt to Resolve IP Addresses into Host Names: IP アドレスを対応するホスト名と一致させるかどうかを指定します。サーバは、クライアントから要求があると、クライアント IP アドレスを取得します。サイトによっては、すべての要求を IP アドレスではなく、取得された DNS 名で記録することを要望する場合があります。ほとんどの場合は、サーバは DNS 名を必要としません。

Attempt to Resolve IP Addresses Only for Access Control and CGI: アクセス制御リスト (ACL) と CGI の使用に際して、IP アドレスを対応するホスト名に照合させるかどうかを指定します。サイトによっては、ACL と CGI で、IP アドレスではなくドメイン名の使用を要求する場合があります。ほとんどの場合、サーバは DNS 名を必要としません。

Never Attempt to Resolve IP Addresses into Host Names: IP アドレスと対応するホスト名を、照合させないように指定します。

Document Root: Web ドキュメントが格納されているサーバ上の場所を、ディレクトリパスで指定します。

OK: エントリを保存します。

Reset: 変更を取り消し、ページ内の各要素を変更前の値に戻します。

Help: オンラインヘルプを表示します。



「Remove Server」ページ



「Remove Server」ページでは、サーバインスタンスをシステムから削除することができます。この処理を実行すると、サーバの構成ファイル、ディレクトリserver_root/servertype-id、サブディレクトリが削除されます。

詳細は、「サーバの削除」を参照してください。

次の各要素が表示されます。

Select a Server: 削除するサーバを指定します。サーバを削除すると、サーバの構成ファイルはすべて削除されます。

Yes, I Really Do Want to Remove This Server: サーバを削除するかどうかを確認します。

OK: エントリを保存します。

Reset: 変更を取り消し、ページ内の各要素を変更前の値に戻します。

Help: オンラインヘルプを表示します。



「Migrate Server」ページ



「Migrate Server」ページを使用すると、Enterprise Server version 4.x インスタンスを iPlanet Web Server version 6.0 に移行することができます。



移行の処理を実行すると、旧バージョン用のサーバインスタンスは削除されずに残り、6.0 サーバインスタンスが同じ設定で作成されます。

設定の移行の際には、事前に、旧バージョンのサーバを停止させておく必要があります。



移行については、iPlanet Web Server の『インストールと移行』を参照してください。

次の各要素が表示されます。


Migrate Server

Server Root: サーバスクリプト、アイコン、構成ファイルのインポート元となるサーバインスタンスへの、ディレクトリパスを指定します。

Search: サーバルートを入力したあと、「Search」をクリックします。入力したサーバルートで使用可能なサーバインスタンスが、インストールしたサーバの下側に表示されます。


Installed Servers

Select a Server to Migrate: 上記で指定したサーバルートにインストールされているサーバインスタンスがすべて表示されます。「Migrate」をクリックすると、選択したサーバインスタンスを移行します。

Help: オンラインヘルプを表示します。



「Migration Parameters」ページ



「Migration Parameters」ページには、Enterprise Server 4.x インスタンスを iPlanet Web Server 6.0 インスタンスに移行するパラメータが含まれています。

表示されるパラメータは、移行するサーバインスタンスの構成に依存します。ページは、次のセクションに分けることができます。

パラメータフィールドに必要な項目を入力したら、「Migrate」をクリックします。

移行については、iPlanet Web Server の『インストールと移行』を参照してください。


General Migration Parameters

これらのパラメータは、常に表示されます。

Server Name: 新しい iPlanet Web Server 6.0 インスタンスの名前。デフォルトでは、インスタンスの名前は、移行元のサーバインスタンスの名前になります。

Run Server As (UNIX/Linux): 新しいサーバインスタンスを実行する UNIX/Linux のユーザ名。デフォルトでは、Administration Server 6.0 のユーザ名となります。


Users and Groups

Enterprise Server 4.x のローカルデータベースでUsers and Groupsを使用していた場合、「Users and Groups」パラメータが表示されます。Export localdb to an LDIF fileローカルデータベースのユーザとのグループ情報を移行したい場合、このボックスを選択します。選択すると、ローカルデータベースは LDIF ファイルへエクスポートされます。サーバを移行したあと、このファイルを Directory Server にインポートする必要があります。


Keys and Certificates

このセクションは、セキュリティを有効に設定している場合に表示されます。セキュリティを無効にしている場合で、証明書を移行したいときは、Server Manager を使用して移行することができます。詳細は、iPlanet Web Server の『管理者ガイド』を参照してください。

Key " ": このフィールド名は、引用符の中の、古いサーバインスタンスの鍵の名前を表します。この鍵のパスワードを入力して、鍵と証明書を移行します。


Document Root

このセクションは、常に表示されます。

Use the same document root as the old server: 旧バージョンで使用していたドキュメントルートを バージョン 6.0 のドキュメントルートとして使用する場合、このラジオボタンを選択します。このオプションを選択すると、旧バージョンのサーバのドキュメントを、 6.0 サーバでも表示を可能にすることができます。Web パブリッシングや Netshare を使用している場合に、このオプションを選択する必要があります。選択しない場合は、Web パブリッシングや Netshare の設定とデータは失われます。

Use the new server's document root: 新規サーバのドキュメントディレクトリに、旧バージョンと異なるものを使用するには、このラジオボタンを選択します。このオプションを選択した場合、旧バージョンのサーバのドキュメントを新規サーバから表示するためには、新しいドキュメントルートの場所にドキュメントを手作業でコピーする必要があります。


Search Collections

Web パブリッシングを起動し検索コレクションを使用すると、このセクションが表示されます。古いサーバインスタンスのコレクションが一覧表示されます。6.0 に移行するコレクション名のボックスを選択します。


Search Pattern Files

Web パブリッシングを起動すると、このセクションが表示されます。検索パターンファイルを使用して、検索ユーザインタフェースをカスタマイズします。古いサーバのパターンファイルがすでにカスタマイズされている場合は、パターンファイルだけを移行します。「Yes」または「No」のラジオボタンをクリックします。


前へ     目次     索引     DocHome     次へ     
Copyright © 2001 Sun Microsystems, Inc. Some preexisting portions Copyright © 2001 Netscape Communications Corp. All rights reserved.

Last Updated October 17, 2001