このリリースノートには、iPlanetTM Messaging Server 5.2 に関する重要な情報が記載されています。ここでは、機能や改良点、インストールに関する注意事項、既知の問題、およびその他の最新情報を取り上げています。この文書は、iPlanet Messaging Server をインストールする前にお読みください。
このリリースノートのオンライン版は、iPlanet 関連マニュアルの Web サイト http://docs.iplanet.com/docs/manuals/messaging.html で参照できます。ソフトウェアをインストールおよび設定する前だけではなく、そのあとも定期的にアクセスして、最新のリリースノートやマニュアルを確認してください。
iPlanet Messaging Server は、オープンインターネット規格を使用するさまざまな規模の企業およびメッセージングホストの電子メールに関するニーズに応え、強力で柔軟性に富んだソリューションを提供します。
iPlanet Messaging Server は、Netscape Messaging Server と Sun Internet Messaging Server を統合した製品です。iPlanet Messaging Server は、両製品の最も強力でパフォーマンスの高いコンポーネントから構成されています。たとえば、メッセージストア、LDAP ディレクトリ、および管理コンソールは Netscape Messaging Server から受け継いだものであり、メッセージ転送エージェント (MTA) および Delegated Administrator コマンドラインインタフェースは Sun Internet Mail Server から受け継いだものです。
iPlanet Messaging Server は統合された製品であるため、Netscape Messaging Server や Sun Internet Messaging Server とは異なるプロセスや手順が多数あります。詳細については、http://docs.iplanet.com/docs/manuals/messaging.html にある iPlanet Messaging Server 5.2 のマニュアルを参照してください。
Messaging Server 5.2 に固有の新機能を以下に示します。
Messaging Server 5.2 で拡張された機能を以下に示します。
以下に示す機能はこのリリースでは重要性がなくなり、将来のリリースでは削除される予定です。
まだ Netscape Directory Server 4.x がサポートされている場合でも、このリリースの時点で iPlanet Directory Server 5.x のサポートを設定することができます。次のリリースの Messaging Server では、Netscape Directory Server 4.x はサポートされません。現時点では、Netscape Directory Server 4.16 に関するサービスは、2003 年 1 月 24 日に終了する予定ですのでご注意ください。
Messaging Server と Directory Server のインストールの詳細については、『iPlanet Messaging Server インストールガイド』を参照してください。
imsimta dirsync コマンドは、次のメジャーリリースで新しい MTA ダイレクト LDAP 検索機能と置き換えられます。ダイレクト LDAP 検索機能の使用の詳細は、『iPlanet Messaging Server 管理者ガイド』を参照してください。
現在 Sun Cluster 2.2 を使用している場合は、Sun Cluster 3.x を使用することをお勧めします。Sun Cluster 2.2 のサポートは次のリリースの Messaging Server では削除される予定です。Sun Cluster 3.x については、『iPlanet Messaging Server インストールガイド』を参照してください。
同じサーバルートディレクトリに複数の Messaging Server インスタンスをインストールする機能には重要性がなくなりました。この機能はまだ実行できますが、今後も実行を続けることはお勧めできません。これに代わり、複数の Messaging Server インスタンスを同じディスクとホスト上にインストールすることができます。ただし、これらのインスタンスは別々のサーバルートディレクトリにインストールされます。次のリリースの Messaging Server では、同じサーバルートディレクトリに複数のインスタンスをインストールする機能は削除される予定です。
iPlanet Messaging Server の必須ハードウェア要件を、次に示します。
Messenger Express のアクセスを可能にするため、Messaging Server は JavaScript 対応のブラウザを必要とします。最適なパフォーマンスを得るため、表 1 に示されているブラウザの使用をお勧めします。
ブラウザ
Solaris 2.6 および Solaris 8
HP-UX 11.00
Windows NT、Windows 98、Windows 2000
Netscape Communicator 6.0 は iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration 1.2 と一緒に使用しないことを強くお勧めします。
iPlanet Messaging Server は、以下のプラットフォーム上で動作します。
注 | Solaris 7 は、iPlanet Messaging Server のサポート対象プラットフォームではありません。ただし、Solaris 7 用の Solaris パッチ 106980-10 によって MTA が適切に動作できるようになることが報告されています。 |
サポートされている Solaris プラットフォームには、以下のパッチが必要です。
Solaris 2.6 および Solaris 8 で必要な推奨パッチのリストは、http://access1.sun.com を参照してください。
さらに、Solaris ではローカルサブネットにないホストへの経路を設定する必要があります。この操作を行うには、以下の内容を確認します。
HP-UX 11.0 プラットフォームには、以下のオペレーティングシステムのバンドルとパッチが必要です。
globalmutex をネイティブの実装に戻すと、パフォーマンスを向上させることができます。これを行うには、以下の HP パッチのいずれかを使用します。
HP-UX プラットフォームで iPlanet Web Server が稼動している場合は、該当のマシンに以下のパッチがインストールされていることを確認する必要があります (iPlanet Web Server の詳細は、製品階層および依存関係を参照してください)。表 2 に HP-UX 11.0 (800 シリーズ) 用の必須パッチを示し、表 3 に HP-UX 11.0 (700 シリーズ) 用の必須パッチを示します。
iPlanet Web Server 用の HP-UX 11.0 (800 シリーズ) パッチ
XSWHWCR1100 HP-UX Hardware Enablement and Critical Patches、2001 年 9 月
システム上の既存のパッチを識別するには、swlist コマンドを使用します。HP-UX パッチをインストールするには、swinstall コマンドを使用します。詳細は、HP のマニュアルを参照してください。
HP-UX 11.00 に必要な推奨パッチのリストは、次の URL を参照してください。http://us-support.external.hp.com/index.html
Windows NT 4.0 SP6a (Service Pack 6a) がサポートされています。
この節では、iPlanet Messaging Server 5.2、iPlanet Web Server、または iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration の実行に必要な、プラットフォーム別のチューニング要件について説明します。
いくつかのカーネルパラメータは、iPlanet Web Server 用にパフォーマンスを最適化するために変更する必要があります。以下の HP-UX シリーズについて説明します。
HP sam (System Administration Manager) ツールを使用して、特定のシステムパラメータを変更し調整します。sam ツールの使用の詳細は、以下のリンクを参照してください。http://docs.hp.com/cgi-bin/fsearch/framedisplay?top=/hpux/onlinedocs/B2355-90701/B2355-90701_top.html&con=/hpux/onlinedocs/B2355-90701/00/00/25-con.html&toc=/hpux/onlinedocs/B2355-90701/00/00/25-toc.html&searchterms=sam&queryid=20020130-134720
iPlanet Messaging Server 5.2 には以下の製品が必要です。
iPlanet Web Server の場合は、以下のサイトにある iPlanet Web Server 6.0 SP2 リリースノートでオペレーティングシステムに必要なパッチを確認することを強くお勧めします。http://docs.iplanet.com/docs/manuals/enterprise.html
iPlanet Delegated Administrator を旧バージョンからアップグレードすることはできません。そのため、iPlanet Delegated Administrator の古いバージョンをアンインストールして、新しいバージョンの Messaging Server にバンドルされている製品のバージョンをインストールする必要があります。
上記の製品はすべて、Messaging Server CD に含まれています。また、http://www.iplanet.com/downloads/download/ からダウンロードすることもできます。
ユーザやグループのプロビジョニングのために管理コンソールを使用することはお勧めしません。Messaging Server のユーザ、グループ、およびドメインのプロビジョニングツールとしては、iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration と imadmin CLI ツールを使用することをお勧めします。
この節では、Messaging Server 5.2 のリリースで修正済みの主なバグについて説明します。
バグ No.
説明
ステータス
Pentium PC および Pentium Xeon マシンで、SMTP サービスが Windows NT プラットフォームで起動しない。「システムエラー 1067」というエラーメッセージが表示されることがある
ブラウザで使用していない文字セットが含まれている HTML 添付ファイルを受信した場合、そのファイルが正しく表示されない
Messenger Express で、一度入力した受取人名を編集することができず、エントリ全体を削除し、再入力する必要がある
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration で、domain.map ファイルを使用してドメインをカスタマイズできない
ユーザエントリに mailAllowedServiceAccess 属性が設定されていると、ReplayFormat および ProxyAuth 設定オプションが無視される
PLAIN SASL (RFC 2595) の MMP の実装が、プロキシ認証を適切にサポートしない。この実装は、メッセージングシステムを統合する際に役立ちます。
Windows NT プラットフォームで、存在しないホスト宛に送信したメッセージがすぐに拒否されず、拒否されるまで数日の間、送信キューにとどまる
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration をインストールする際にカスタムの構成接尾辞を使用すると、コマンドラインインタフェースの設定を読み取らない
Directory Server に接尾辞が存在していない場合に、iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration が構成接尾辞を作成しない
Messenger Express で、添付ファイルのファイル名に %20 が含まれていると、%20 がスペースに変換される。Internet Explorer ブラウザを使用している場合のみ
SMTP クライアントおよびサーバが、大きいメッセージを受信しようとすると SMTP 接続が中断されるという問題に対処するための機能拡張
Messaging Server のインストーラのアップグレードオプションが Messenger Express ポートを変更する
1 つの Directory Server に対して複数回インストールを行うと、Messaging Server のインストーラが一意の「Messaging End User Administrator」の作成に失敗する
このバグの詳細は、「インストールとアンインストール」を参照
同じ Directory Server を使用して 2 つ目の Messaging Server インスタンスをインストールする場合に、最初にインストールした Messaging Server に認証しようとするユーザがアクセスを拒否される
Netscape Messaging Server 4.15 から iPlanet Messaging Server に移行すると、個人アドレスブックのユーザおよびグループ名が数字に変わってしまう
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration で、ドメインの許可されているサービスアクセスが正しく表示されない
inetDomainSearchFilter: uid=%U@%V を使用すると、Messaging Server のサービスで問題が発生する
Messenger Express の日本語版と中国語版で、新しいフォルダを作成するときに一意性をチェックすることができない
iPlanet Directory Access Router サーバにポイントすると、Messenger Express が接続の認証を停止する
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration で、メールフィルタ名をローカライズできない
DC ツリーが入れ子になっている場合、ユーザのログイン中に Messaging Server のプロセスが CPU を 100% 使用してしまう
誤って imta.cnf ファイルが job_controller.cnf ファイルに記述されていないジョブプールを使用するように設定してしまうと、ジョブコントローラのログファイルに問題を示すメッセージが書き込まれる
Planet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration で、電話番号フィールドにダッシュと括弧を入力できない
MMP がアクセス制御フィルタに対して誤ったスキーマ属性を使用する。導入時に古い mailAccessDomain 属性を使用すると、default:TCPAccessAttr を mailAccessDomain に明示的に設定することによって古い動作を保持することができる。バグ 4552976も参照
MMP がアクセス制御フィルタで誤ったデーモン名を使用する。MMP が、POP に popmmp、SSL+POP に spopmmp、IMAP に imapmmp、SSL+IMAP に simapmmp というサービス名を使用する。『スキーマリファレンスマニュアル』に記載されている正しい名前は、pop、pops、imap、および imaps である
複製のホストで MoveUser ユーティリティが失敗する。moveuser コマンドで LDAP エントリを更新したあとで移動先サーバが更新を認識できるように、複製環境で移動先サーバを指定する機能が必要になる。そうしないと、moveuser コマンドが「メールボックスが存在しません」というエラーで失敗する
Windows NT で、imsdirmig コマンドと imsdaaci コマンドを実行するために、DLL ファイル libyasr.dll と nsldap32v40.dll を、server-root\bin\msg\lib からこれらのコマンドが置かれているディレクトリ (server-root\bin\msg\migrate\bin) にコピーしなければならない
imsdirmig 移行ツールで、Netscape Messaging Server のポストマスターエントリの処理に失敗する
SSL が有効なときに Delegated Administrator のコマンドラインインタフェースを使用すると、エラーが発生する
HP-UX 11.0 で、imadmin から iPlanet Web Server への SSL をオンにするために、設定を追加しなければならない
Windows NT で、ジョブコントローラとディスパッチャがログファイルを作成するように設定されているのに、ログファイルが作成されない。ジョブコントローラとディスパッチャが、job_controller.cnf ファイルと dispatcher.cnf ファイルにあるデバッグパラメータを処理するように変更されている
クライアントが SSL を使用して MMP に接続するときに SSLBacksidePort オプションが設定されていないと、バックエンドサーバに接続するときに MMP が SSL を使用しない
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration をインストールすると、マージされたスキーマサポートで問題が発生する
修正済み。4547375を参照
ユーザインタフェースがローカライズされていないユーザがデフォルト言語のユーザインタフェースを使用すると、自国語で Vacation メッセージを作成または編集できない
(UNIX の場合のみ) MMP に 32768 のファイルディスクリプタというハードコード化された制限があり、これによって 16384 以上の認証済みプロキシ接続を開くことができない。この制限が 32768 より大きいと、MMP は、ファイルディスクリプタに対する強い制限値を条件とする OS を使用する
Messaging Server のアップグレード時に、Administration Console の .jar ファイルが更新されない
Messaging Server のアップグレードプロセスによって、job_controller.cnf ファイルと dispatcher.cnf ファイルが上書きされる。アップグレードプロセスの詳細は、『iPlanet Messaging Server インストールガイド』を参照
共通の Users and Groups Directory Server を使用する 2 つの Messaging Server を別々にインストールする場合、インストーラで Messaging End User Administrator グループに msg-admin-xxx アカウントが追加されない
サービス管理者グループがすでに存在する場合、2 番目の Messaging Server を追加すると、そのサーバのサービス管理者がサービス管理者グループに追加されない
ims_dssetup スクリプトの o=internet で指定したデフォルトに、ユーザの許可が必要になる。ims_dssetup.pl スクリプトの詳細は、『iPlanet Messaging Server インストールガイド』を参照
複製した User and Group Directory Server を使用している場合に、Messaging Server のインストールが失敗する
store.expirerule.name.foldername.
ファイルをメッセージ配信キューから手作業で削除すると、配信プロセスがすでに削除されているメッセージを繰り返し配信しようとする可能性がある。この配信試行は 10 秒遅れることがある
folderpattern 属性を使用している場合に、意図していないのにメッセージが削除されてしまう
この節では、iPlanet Messaging Server とそのコンポーネントについての既知の問題、制限、および注意事項について説明します。この節は、以下の項で構成されています。
Messaging Server のインストールおよびアンインストールに関する既知の問題や注意事項は以下のとおりです。
iPlanet Messaging Server 5.1 の場合、Directory Server 以外のサーバはインストーラによって起動されません。
注
インストールプログラムを使用するときは、Windows NT バージョンに Administration Server コンポーネントをインストールする必要はありませんが、Messaging Server のインストールに成功することが必須です。
Messaging Server は、空のディレクトリまたは新しいディレクトリにインストールする必要があります。このディレクトリには、マウントポイントとして機能するサブディレクトリを含めることはできません。Messaging Server のインストールが完了したあと、任意にマウントポイントを作成できます。
また、iPlanet Messaging Server をアンインストールしたあと、再インストールするときに同じ server-root ディレクトリを使用しようとすると、エラーが発生することがあります。再インストールを実行する際は、新しい server-root ディレクトリを使用する必要があります。
アンインストールプロセス中に、sendmail プログラムがリストアされません。これは、インストール時にプログラムの名前が sendmail.bk に変更されたためです。sendmail をリストアするには、インストールプログラムを実行したあとに sendmail.bk の名前を sendmail に変更します。
Messaging Server のインストール時には、インストーラで指定した管理ポート番号を書き留めておく必要があります。このポート番号は、管理コンソールを使用する際に必要になります。高速インストール中は、管理ポート番号はユーザが指定するのではなく、インストーラがランダムに選択します。管理コンソールを起動すると、インストール時に選択した管理ポート番号を入力するよう求められます。ポート番号がわからない場合は、server-root/admin-serv/config/adm.conf に記録されているので参照してください。
たとえば、以下のようなインストールパスは機能しません。
C:\Program Files\iPlanet\Server5
この例では、Program Files の中にスペースが含まれているので、この server-root ディレクトリパスを使用すると、インストールに問題が起きます。
Messaging End User Administrator Group は、組織ツリーのルートに移動しました。前のバージョンの Messaging Server から Messaging Server 5.2 へのアップグレードの間、旧バージョンのグループはデフォルトドメインとともに残ります。しかし、アップグレードの間、関連するすべての ACI が組織ツリーのルートにある新しいグループを適切に参照しません。これが操作に影響することはありませんが、混同しないように古いグループを手作業で削除することを強くお勧めします。
Messaging Server と Directory Server を一緒にインストールするときに、スペースが含まれている接尾辞を指定した場合は、インストール後にその DN の下で以下のような修正を加える必要があります。
iPlanet Messaging Server Sun Cluster 2.2 エージェントの制限により、Messaging Server は $LOGICAL_HOSTNAME 環境変数によって決定される既定のマウントポイントにインストールする必要があります。
サーバの管理に Console インタフェースを使用する場合は、iPlanet Directory Server 5.x を管理するためのコンソールと iPlanet Messaging Server 5.2 を管理するためのコンソールが必要です。iPlanet Directory Server 5.x を管理する場合は、その Directory Server の server-root から startconsole を実行して iPlanet 5.0 Console を起動します。iPlanet Messaging Server 5.2 を管理するには、Messaging Server のserver-root から startconsole コマンドを実行します。このコマンドを実行すると、Netscape 4.2 Console が起動します。どちらのコンソールがどちらのサーバに対応するかを覚えておいてください。Netscape Console 4.2 からは iPlanet Messaging Server 5.2 の管理だけを行い、iPlanet Console 5.0 からは iPlanet Directory Server 5.x の管理だけを行います。
インストールに成功したにもかかわらず、インストールログにエラーメッセージが含まれていることがあります。
UNIX の場合、「サーバの管理を開始するには、server-root に移動して「start console」と入力してください」というメッセージが表示されたら、インストールは完了です。このメッセージの server-root の部分には、/usr/iplanet/server5 のような Messaging Server のインストールディレクトリへの絶対パスが表示されます。
Windows NT の場合、README ファイルの表示またはシステムの再起動について尋ねるプロンプトが表示されたら、インストールは完了です。
現在のところ、Veritas Cluster のフレームワークには Directory Server 用の HA エージェントがないため、Directory Server は HA サービスとしては稼動しません。
この節では、旧バージョンの Messaging Server から移行する際の既知の問題、制限事項、および注意事項について説明します。
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration のサポートを追加したあと、iPlanet Delegated Administrator のユーザインタフェースに古い Sun Internet Mail Server が表示されることがあります。たとえば、ドメインメールのプロパティページで、ユーザを作成してそのユーザ用のメールサービスを有効にしようとすると、古いバーションの Sun Internet Mail Server メールホストがリストに表示されます。これは、Sun Internet Mail Server ドメインからの移行の際に、preferredMailHost ドメイン属性が保持されるためです。この問題を解決するには、適切なメールサーバをポイントするようにこの属性値を変更します。
LDAP 内のユーザの uid 属性に、Kolander の K のように大文字が含まれていると、SIMS から iPlanet Messaging Server に移行したあと、そのユーザは移行されたメールボックスにアクセスできなくなります。
SIMS はすべてのメールボックス名を小文字で保存しますが、iPlanet Messaging Server は違います。また、SIMS は LDAP の uid 属性を小文字に変換してからメッセージストア内でその uid に一致するメールボックス名を検索しますが、iPlanet Messaging Server は違います。移行の際に、SIMS メールボックスは iPlanet Messaging Server にリストアされます。この時、メールボックスは SIMS から移行されたため、名前はすべて小文字です。iPlanet Messaging Server は LDAP の uid 属性を小文字に変換しないため、大文字を含む uid 属性は、移行されたメールボックスの名前と一致しません。大文字を含む uid 属性を持つメールユーザは、自分のメールボックスにアクセスできません。
管理者がこの問題を解決するには、以下の 2 つの方法があります。
ここで、filename は以下のようなエントリを含むファイルの名前です。
名前変更オプションを使用するときは、ユーザ ID のドメイン部分の文字 (たとえば、sesta.com) を変更しないように注意してください。この部分については小文字のままにしておかないと、ユーザがログインしたときにメールボックス名が認識されません。
imsrestore を使用してユーザの名前を変更する方法については、『iPlanet Messaging Server リファレンスマニュアル』を参照してください。
Netscape Messaging Server 4.x からディレクトリエントリを移行するときに、既存の Netscape Messaging Server のポストマスターエントリを除外する LDAP フィルタを指定します (imsdirmig の引数として -F を使用)。このようなフィルタの一例は、-F "(!(cn=postmaster))" です。このフィルタによって、移行プロセスからポストマスターエントリが除外されます。このようなフィルタが指定されていない場合は、エラーが発生したあとも強制的に処理を続行させる引数 -c が指定されていない限り、エラーが発生すると imsdirmig はポストマスターエントリの処理に失敗し、終了します。
ims_dssetup ユーティリティの実行については、『iPlanet Messaging Server 移行ガイド』の第 3 章にある「単サーバの Netscape Messaging Server システムからの移行」の、「移行手順」のステップ 3 を参照してください。
上記の属性のインデックスの再生成については、http://docs.iplanet.com/docs/manuals/directory/41/admin/
index1.htm#1008974 にある iPlanet Directory Server のマニュアルを参照してください。
この節では、iPlanet Messaging Server のアップグレードの際の既知の問題、制限事項、および注意事項について説明します。
アップグレードプロセスは、server-root/msg-instance/html ディレクトリにあるファイルをバックアップし、それらを server-root/msg-instance/backup.timestamp に保存します。timestamp は、インストールを実行した時間を示します。
ユーザに対しては、1 画面あたり 1 つずつ、3 つの画面でプロンプトが表示されます。ユーザが入力を求められる 3 つの項目は、iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration のホスト名 (完全指定ホスト名)、Web Server ポート、およびデフォルトドメインです。サーバがこれらの情報を必要としない場合でも、最も簡単な対処法は、以下の例で示すように求められた情報を指定することです。
サーバのホスト名 : ims.india.sesta.com
サーバのポート番号 : 80
デフォルトのドメイン : india.sesta.com
旧バージョンの iPlanet Messaging Server とともに Sun Cluster 3.0、Sun Cluster 3.0 Update 1、あるいは Sun Cluster 3.0 Update 2 がインストールされている場合、iPlanet Messaging Server 5.2 にアップグレードするには、最初に Messaging Server のインストールをアップグレードする必要があります。『iPlanet Messaging Server インストールガイド』のアップグレードに関する付録を参照してください。
Messaging Server のインストールが完了したあと、各クラスタノードに Messaging Server 5.2 CDROM から SUNWscims パッケージをインストールする必要があります。詳細は、『iPlanet Messaging Server インストールガイド』の HA のインストールの章 (特に、Sun Cluster 3.0 U1 および U2 エージェントのインストールに関する節) を参照してください。このプロセスによって、Messaging Server の HA エージェントがアップグレードされます。
旧バージョンの iPlanet Messaging Server からアップグレードしている場合は、ユーザとグループの LDAP ディレクトリサーバにある既存の 2 つの ACI に変更を加える必要があります。
組織ツリーのベース接尾辞とドメインコンポーネントツリーのベース接尾辞には、特定のユーザ属性にエンドユーザ管理者アカウントの書き込みアクセスを許可する ACI があります。既存の ACI に mailMessageStore 属性を追加する必要があります。
これらの ACI は、組織およびドメインコンポーネントツリーのルートノード上にあります。変更すべき ACI の名前は、Messaging Server End User Adminstrator Write Access Rights - product=ims5.0,class=installer,num=101,version=1 です。
該当の ACI を変更するための最良の方法は、Directory Server Console を使用することです。
Messaging Server 5.2 にアップグレードする前に、stop-msg.bat を使用して Messaging Server プロセスを停止し、server-root\msg-instance\imta\tmp ディレクトリ内の *.share ファイルを手作業で削除します。*.share ファイルもアップグレード後に削除できますが、その時点でプロセスがハングしないように、ファイルを削除する前にシステムを再起動する必要があります。
旧バージョンの Messaging Server の設定ファイルはアップグレードプロセス中にバックアップされて使用されるため、Messaging Server 5.2 の MTA 設定ファイルの「初期設定」はアップグレードには組み込まれていません。このため、アップグレードプロセスのあと、設定ファイルは新しい変更を取り上げません。
旧バージョンの MTA 設定ファイルのカスタマイズと Messaging Server 5.2 の設定ファイルにある新しい設定を組み込むための 2 つの方法の手順を、以下に概略します。
方法 1: 旧バージョンの MTA 設定ファイルに新しい設定を追加する
たとえば、以下のように記述します。
ims-ms defragment subdirs 20 notices 1 7 14 21 28 backoff "pt5m"
"pt10m" "pt30m" "pt1h" "pt2h" "pt4h" maxjobs 1 pool IMS_POOL
fileinto $U+$S@$D filter ssrd:$A
UNIX プラットフォームの場合 :
root@default_domain: postmaster
root@localhost: postmaster
postmaster@localhost: postmaster
Windows NT プラットフォームの場合 :
postmaster@localhost: postmaster
default_domain は自分のデフォルトのメールドメイン、localhost は Messaging Server がインストールされているホストの名前と置き換えます。
方法 2: カスタマイズした設定を、旧バージョンの MTA 設定ファイルから Messaging Server 5.2 の設定ファイルに追加する
また、このコマンドは、cmdpath (JRE コマンドへのパスであり、jre -cp コマンドに付加する必要がある) と、runpath (このコマンドを実行するディレクトリ) も指定します。
server-root/msg-instance/iplanet-msg-install.log ファイルに以下のエントリがある場合
jre -cp コマンドの実行例は以下のとおりです。
JRE コマンドはその出力を imtaconfig.log ファイルに追加します。
# cd server-root/msg-instance # ./imsimta cnbuild # ./imsimta refresh |
また、このコマンドは、cmdpath (JRE コマンドへのパスであり、jre -cp コマンドに付加する必要がある) と、runpath (このコマンドを実行するディレクトリ) も指定します。
c:\temp\iplanet-msg-install.log ファイルに以下のエントリがある場合、
jre -cp コマンドの実行例は以下のとおりです。
JRE コマンドはその出力を imtaconfig.log ファイルに追加します。
cd server-root\msg-instance imsimta cnbuild imsimta refresh |
特に設定を変更しない限り、Messaging Server 5.1 では、ENS サービスは手動起動に設定されています。ただし、Messaging Server 5.2 では、ENS サービスは再起動時に自動起動します。Messaging Server 5.2 にアップグレードしても、この設定が手動から自動には変わりません。
対処法 : 以下の手順で、ENS サービスのデフォルトの設定を手動起動から自動起動に変更します。
この節では、iPlanet Messaging Server に関する既知の問題、制限事項、および注意事項について説明します。
これは、ダイレクト LDAP モードで操作しているときの iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration と MTA による制約です。ユーザ ID にこれらの文字を使用できるようにすると、メッセージストアで問題が発生することがあります。MTA で禁止されている文字のリストを変更したい場合は、ASCII 値のカンマ区切り文字列のリストから次のオプションを設定します。
LDAP_UID_INVALID_CHARS="32,33,34,35,36,37,38,40,41,42,43,44,47,58,59,60,61,
62,63,64,91,92,93,96,123,125,126"
を、server-root/msg-instance/imta/config/options.dat ファイルに設定します。この制約を緩和することはお勧めしません。
SMTP サーバのデフォルトの動作は、さまざまな改行記号を簡単に受け入れてしまいます。現在のところ、smtp キーワードは、tcp チャネル上の smtp_crorlf チャネルキーワードと同じ意味です。この動作は最初の SMTP 仕様 (RFC 821) には準拠していますが、最新の SMTP 仕様 (RFC 2821) には準拠していません。
Messaging Server (Messaging Server 5.2 リリースのあと) の次のメジャーリリースで、 smtp キーワードの意味と tcp チャネルのデフォルトの動作は改訂された規格に準拠します。具体的には、smtp キーワードは smtp_crlf チャネルキーワードと同義になります。詳細は、『iPlanet Messaging Server 管理者ガイド』の「チャネル定義を設定する」の章の「チャネルプロトコル選択と改行記号」の項を参照してください。
通知をカスタマイズまたはローカライズするには、ロケールまたはカスタマイズ、あるいはその両方のそれぞれに return_*.txt ファイルの全セットを作成し、それを別々のディレクトリに保存します。たとえば、あるディレクトリにはフランス語の通知ファイル、もう 1 つのディレクトリにはスペイン語の通知ファイルを保存し、3 つめのディレクトリには特殊な不特定多数宛てメールに対する通知を保存することができます。このリリースには、フランス語、ドイツ語、およびスペイン語のサンプルファイルが含まれています。これらのファイルは、ユーザのそれぞれのニーズに合わせて変更することができます。通知メッセージのカスタマイズとローカライズの詳細は、『iPlanet Messaging Server 管理者ガイド』の第 6 章を参照してください。
Solaris の既知の問題です。この問題を回避するには、nscd サービスが動作していることを確認してください。 nscd の詳細については、 Solaris のマニュアルページを参照してください。
imsimta dirsync オプションを使用する場合、すべての転送アドレスの合計文字数が 1024 文字に制限されます。すべての転送アドレスの合計文字数が 1024 文字を超える場合は、メーリングリスト機能を使用することをお勧めします。MTA ダイレクト LDAP 機能を使用する場合、この制限はありません。
このため、Messaging Server を ko ロケールでインストールすると、インストールは失敗します。
対処法 : Directory Server を Messaging Server とは別の server-root ディレクトリにインストールします。そのあと、Directory Server で、ko ロケールではなくデフォルトの C ロケールを使用して、手作業で ims_dssetup.pl を実行します。
または、ko_KR.EUC、ko.UTF-8、あるいは ko_KR.UTF-8 などの別の韓国語ロケールを使用して Messaging Server をインストールすることもできます。
この問題は、iPlanet Messaging Server が実行するさまざまな検索に影響を及ぼし、特に dirsync ユーティリティを使用するときに顕著に現れます。検索の速度を上げるには、以下のコマンドを使用して、ディレクトリへのアクセスにディレクトリマネージャの証明を使用します。
msg-instance/configutil -o local.ugldapbinddn -v "rootdn" -l
msg-instance/configutil -o local.ugldapbindcred -v "rootdn_passwd" -l
ここで、rootdn および rootdn_passwd は、Directory Server の管理者の資格を示します。
現在は、ダイレクト LDAP 検索機能を利用できるため、imsimta dirsync コマンドを使用する必要はありません。詳細は、『iPlanet Messaging Server 管理者ガイド』を参照してください。
Messaging Console から電子メール専用メンバーのグループにダイナミック検索条件を追加しようとして、ダイナミック検索条件をテストするテストボタン (LDAP URL ともいう) が正しく動作しません。グループの電子メールメンバーの機能がこの制限によって破壊されることはありません。
stored が INADDR_ANY だけしか認識しません。これは、このリッスンソケットがこのマシンのすべての IP アドレスをリッスンしていることを指定する、サーバが内部的に認識している定数値です。
たとえば、以下のような libimtamap.so を使用するマッピングエントリを使っているときは、
* $C$[IMTA_LIBMAP,immap_is_in_list_of_ip,$2|IMTA_TABLE:/ip.txt|$$Y]$E 、imta_tailor ファイルからの変数置換が必要な文字列は使用しないでください。代わりに、以下のような完全なディレクトリパスを書く必要があります。
* $C$[IMTA_LIBMAP,immap_is_in_list_of_ip,$2|/iplanet/server5/msg-siroe/imta/
config/ip.txt|$$Y]$E
ユーザツリー階層に "ou", "o"、"dc"、あるいは "c" 以外のノードが含まれているときは、並列 PAB 階層を手作業で作成する必要があります。たとえば、ユーザが dept=1234,o=acme.com の下にいる場合は、dept=1234,o=acme.com,o=pab を作成する必要があります。
ユーザまたはグループを管理コンソールから作成するときは、選択した組織単位 (ou) がユーザまたはグループを作成したい場所であることを確認してください。これを行うには、ドロップダウンリストを使用して「新しい組織単位」を選択してから、「作成」をクリックします。
「組織単位 (ou) の選択」ウィンドウで、組織単位が属しているディレクトリツリー (ou) を選択します。任意のディレクトリサブツリーにカーソルを置くと、組織単位の完全な DN が表示されます。
管理コンソールからヘルプを起動できない場合は、以下のような「netscape」という名前のスクリプトを作成し、このスクリプトをパスに含めます。
Windows NT では、ブラウザが開いていると管理コンソールからヘルプを起動できません。ブラウザが開いていない場合は、管理コンソールがブラウザを起動し、ページが表示されます。この問題に対処するには、server-root\bin\base\viewurl.exe を別の場所に移動するか、ファイルの名前を、たとえば viewulr.exe.hide のように変更します。
ローカライズされた環境で Administration Console 4.2 で新しいユーザを作成するとき、「名」、「姓」、および「Common Name」フィールドに 8 ビット文字 (たとえば、Ë を入力できないことがあります。
対処法 : 8 ビット文字をコンソール以外のアプリケーションで入力してから、<Control> + V を使用してその文字を管理コンソールにコピー & ペーストするか、iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration を使用します。
メールボックスを別のパーティションに移動するときは、mboxutil -r オプションを使用する前に、Messaging Server からユーザを切断する必要があります。メールボックスを移動したあとで、ユーザをサーバに再接続します。
CRAM-MD5/DIGEST-MD5 をオンにするという指示は、「外部」SMTP 接続 (デフォルトでは、ローカルホストからではないすべての接続) に対しては機能しません。ただし、IMAP/POP および内部 SMTP 接続に対しては機能します。この問題を解決するには、以下のコマンドを実行してください。
configutil -o sasl.external.ldap.has_plain_passwords -v 1
Messaging Server Console の自動返信の件名行には、複数言語がサポートされていません。mailautoreplysubject;lang-XX 属性 (XX は言語) が Messenger Express または iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration にすでに設定されている場合、mailautoreplysubject 属性を Messaging Console から表示または変更することはできません。これは、コンソールが、mailautoreplysubject;lang-XX 属性ではなく mailautoreplysubject 属性を検索するためです。
Administration Server の「アクセスを許可するホスト名」を設定すると、アクセス制御リストで大文字と小文字が区別されます。DNS サーバが IN-ADDR レコード (IP アドレスからドメイン名への変換に使用される) で大文字と小文字が混在するホスト名を使用している場合は、アクセス制御リストでも同様のホスト名を使用する必要があります。たとえば、ホストが test.Sesta.Com の場合は、アクセス制御リストに *.Sesta.Com が含まれている必要があります。このバグのため、*.sesta.com は有効ではありません。
たとえば、ユーザ / グループのベース接尾辞が o=isp の場合、サービス管理者グループの DN は cn=Service Administrators,ou=groups,o=isp になります。アカウント uid=ofanning、o=sesta.com、o=isp をサービス管理者として指定するには、このアカウントの DN をグループに追加する必要があります。以下の変更レコードでは、指定したユーザが LDIF でグループメンバーとして追加されています。
dn: cn=Service Administrators,ou=groups,o=isp
changetype:modify
add:uniquemember
uniquemember: uid=ofanning, o=sesta.com, o=isp
さらに、ユーザにサービス管理者権限を与えるには、ユーザエントリに memberof 属性を追加し、この属性をサービス管理者グループに設定する必要があります。以下に例を示します。
たとえば、configutil -o store.expirerule.name.folderpattern -v pattern のようなコマンドは、有効期限規則名が存在していないとエラーを返します。
コマンドラインではなくコンソールを使用してください。有効期限規則を作成したあとで、configutil ユーティリティを使用してパラメータを変更することができます。
キャッシュスキームのため、認証済みサービスなどのドメインプロパティや LDAP 内のステータスを変更しても、IMAP、POP、SMTP、および HTTP サービスを再起動するまで変更は反映されません。
SSL 証明書をコンソールから作成すると、sslpassword.conf ファイルが作成されません。この問題は、コンソール、Administration Server、および MMP だけがインストールされていて、Messaging Server や Directory Server がインストールされていないときに発生します。
mgrpErrorsTo 属性は、複数の値をサポートしません。エラーメッセージの受取人を複数指定する場合は、メーリングリストを作成し、そのアドレスを mgrpErrorsTo 属性の値として指定します。
この問題に対処するには、以下の設定変数を設定します。
configutil -o local.imap.immediateflagupdate -v yes
この方法で対処するときにパフォーマンス上の問題が発生した場合は、この方法を使用しないことをお勧めします。
quotacheck ユーティリティでは、ドメインを指定するための -d オプションは、デフォルトドメインに対しては機能しません。さらに、-u オプションと -n オプションが指定されていると、quotacheck ユーティリティは誤ったエラーメッセージを返します。
Netscape ブラウザは、unicode フォントサイズ (たとえば、10) では日本語の漢字を適切に表示しないことがあります。この問題を解決するには、ブラウザの unicode フォントサイズを 14 に変更します。
プログラム配信機能を使用する場合、iPlanet Messaging Server のユーザにホームディレクトリがあり、そのディレクトリ内でファイルを作成および書き込みをする権限を持っている必要があります。
たとえば、以下のようなエラーメッセージが表示されることがあります。
Cluster.PMF.pmfd: Error opening procfs control file
/proc/384/ctl for tag rg.rs.0.svc: No such file or directory
HA フェイルオーバー時に増分 dirsync が進行中の場合、エイリアスデータベースが安全ではないものとしてマークされます。Messaging Server がオンラインに戻るときに、管理者にこの状況が通知されます。log/imta/dirsync.trx-XXXX ファイルに以下のメッセージが表示されます。
このような状況が発生したときは、imsimta recover-crash を実行します。
最後に imsimta dirsync -F コマンドを実行したあとで行った更新は、すべて失われます。imsimta recover-crash を実行したあと、imsimta dirsync -F を実行します。
MTA ダイレクト LDAP 機能を使用している場合、この問題は発生しません。
IMAP、POP、および HTTP サーバは、service.authcachettl 設定パラメータで指定されている期間にわたって、最近ログインしたユーザの LDAP エントリをキャッシュに保持します。ユーザの削除をただちに有効にするには、認証キャッシュなしでサーバを稼動させるか、configutil ユーティリティを使用して service.authcachettl を 0 に設定することによって認証キャッシュをオフにし、すべてのサービスを再起動します。0 に設定するとパフォーマンスに影響が出ることに注意してください。
Messaging Multiplexor (MMP) にも同じ問題がありますが、MMP は configutil を使用しません。MMP には設定ファイルに別の AuthCachTTL オプションがあります。
/etc/hosts ファイルに省略形のドメイン名があると、アクセス制御フィルタでホスト名を使用するときに問題が発生します。IP アドレス検索が省略形のドメイン名を返すと、照合は失敗します。このため、/etc/hosts ファイルでは必ず完全指定ドメイン名を使用してください。
対処法 : ha_ip_config スクリプトを実行したあとで、以下の configutil コマンドを実行します。
server-root/msg-instance/configutil -o service.http.smtphost -v logical_IP
ha_ip_config スクリプトの実行については、『iPlanet Messaging Server UNIX 用インストールガイド』の高可用性の章を参照してください。
Windows NT で、imsimta cleandb コマンドが server-root\msg-instance\imta\tmp ディレクトリにある *.share ファイルを削除しません。
対処法 : server-root\msg-instance\imta\tmp ディレクトリにあるすべての *.share ファイル (__db_lock.share ファイル、および __db_mpool.share ファイル) を、手作業で削除します。これらのファイルは、MTA プロセスによって使われていないときしか削除できません。このため、*.share ファイルを削除する前に、まず imsimta shutdown コマンドを使用して MTA プロセスを停止する必要があります。
imta.cnf ファイル内の以下のようなコメントにある書き換え規則は、正しくありません。
! Uncomment the next line for Direct LDAP mode
! $* $E$F$U%$H@budgie.siroe.com$V$H
書き換え規則は以下のように記述されていなければなりません。
! Uncomment the next line for Direct LDAP mode
! $* $E$F$U%$H$V$H@budgie.siroe.com
この問題は Sun Cluster 3.0 U2 (Update 2) の既知の問題であり、スレッドのモニタを始めてから停止するまでの状態が原因で発生します。Sun Cluster のバグ No. 4498808 および 4368936 を参照してください。
対処法 : 以下のコマンドに -y Retry_count = 1 を追加します。『iPlanet Messaging Server UNIX 用インストールガイド』の「Sun Cluster 3.0 U1 および U2 の Messaging Server HA サポートの構成」を参照してください。
# scrgadm -a -j ha-ldap -t SUNW.nsldap -g IMS-RG \
-x Confdir_list=/global/ims/server5/slapd-mail \
-y Retry_count=1
-y Resource_dependencies=ha-storage
iPlanet Directory Server 5.1 と Messaging Server を同じマシンにインストールした場合に、Administration Console に、Directory Server (Server Group) と Messaging Server (Server Group (2)) という 2 つの Server Group が表示されます。Server Group (Directory Server のサーバグループ) をクリックすると、コンソールが反応しなくなり、端末ウィンドウにエラーメッセージが表示されます。iPlanet Console 5.0 で Messaging Server (Server Group (2)) をクリックすると、同じように端末ウィンドウにエラーメッセージが表示され、実行している操作は失敗しますが、コンソールが反応しなくなることはありません。
対処法 : Netscape Console の場合、msgserver-root/java/jars ディレクトリにある以下のファイル
ds51.jar、ds51_en.jar、admserv51.jar、および admserv51_en.jar を、名前が同じでバージョンの長さが 0 のファイルと置き換えます。Netscape Console で Server Group をクリックすると、以下のエラーメッセージが表示され、不注意によって間違ったサーバにアクセスできないようになります。
iPlanet Console の場合、同じように dirserver-root/java/jars ディレクトリにある以下のファイル
msgadmin52.jar、msgadmin52.icon、msgadmin52_en.jar、mcc42.jar、mcc42_en.jar、admserv42.jar、admserv42_en.jar、admserv42.icon、nmclf42.jar、および nmclf42_en.jar
を、バージョンの長さが 0 のファイルと置き換えます。iPlanet Console で Server Group (2) をクリックすると、エラーメッセージが表示され、不注意によって間違ったサーバにアクセスできないようになります。
インストールとアンインストールのバグ No. 4560710 も参照してください。iPlanet Directory Server 5.1 と Messaging Server の詳細は、『iPlanet Messaging Server インストールガイド』の付録 A を参照してください。
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration についての既知の問題は以下のとおりです。
プロビジョニングユーティリティ imadmin を使用するには、iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration をインストールする必要があります。
これに加え、iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration のシングルサインオンは、標準のポータルゲートウェイからは作動しません。今後リリースされる予定のホットフィックスについては、技術サポートにお問い合わせください。
webserver-root/https-instance ディレクトリにある jvm12.conf ファイルで、minHeapSize を 3.5M、maxHeapSize を 64M に増やします。
Internet Explorer を使用しているときは、キャッシュの設定を、ページにアクセスするたびに、保存されている Web ページから更新されたものをチェックするように設定してください。「自動的に確認する」に設定すると、キャッシュ値が最新のものではないページが表示されることがあります。
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration を使用する際には、Windows NT サーバをメールホストとしているユーザの配信オプションとしてネイティブを選択しないでください。このようなユーザの唯一のメール配信オプションとしてネイティブを選択すると、メールメッセージが差出人に返送されます。返送メッセージは、数日後にならないと送信されません。ユーザが不適切な配信メソッドを選択したためにメールを配信できないという返送メッセージがすぐに送信されるようにしたい場合は、msginstance/imta/config/imta.cnf に以下の書き換え規則を追加してください。
native-daemon $?unix/ネイティブ配信はサーバでサポートされていません
サービス、ドメイン、ファミリーグループの管理者は、コマンドラインインタフェースで imadmin family-member remove コマンドを使用して、ファミリーグループからユーザを削除できます。
サブドメインがホストドメインとしてすでに作成されていると、Messaging Server のプロビジョニングツール (iPlanet Delegated Administrator GUI および imadmin コマンド) でホストドメインを作成できません。たとえば、sales.sesta.com を最初に作成した場合、あとでホストドメインとして sesta.com を作成することはできません。
sesta.com をホストドメインとして定義するには、追加のオブジェクトクラスを使って sesta.com の既存のエントリをオーバーレイする方法を決定します。その手順は、『iPlanet Messaging Server プロビジョニングガイド』を参照してください。また、sesta.com ドメインに対して、必要な ACI をすべて含む組織コンテナを作成し (『iPlanet Messaging Server プロビジョニングガイド』の付録 A を参照)、ドメイン管理グループを作成する必要もあります。
Messaging Server Deployment で Configuration Directory と User/Group Directory が別々にある場合、iPlanet Delegated Administrator の構成は、User/Group Directory から専用のディレクトリに保存されません。iPlanet Delegated Administrator の構成は、ユーザ / グループディレクトリに保存する必要があります。
トップレベル管理者としてログインしても、メーリングリストを作成したり管理したりできません。この問題に対処するには、「マイアカウント」アイコンをクリックする前にホストドメインのいずれかにトラバースします。
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration では、新しいドメインを作成し、そのドメインに既存のユーザ / グループサブツリーをポイントさせることができます。このサブツリーには、ドメイン管理者およびポストマスターグループが含まれている必要があります。ただし、ユーザ / グループツリーのルート接尾辞の下にあるドメイン管理者グループの無効チェックが行われるため、既存のユーザ / グループサブツリーをポイントさせると、ドメインの作成に失敗します。
この問題に対処するには、これらのグループをルート接尾辞の下に作成します。これらのグループを作成するための LDIF を以下に示します。この LDIF の例で使用している変数は、インストールの際には適切な値に置き換える必要があります。
BASE SUFFIX = ホストドメインのユーザ / グループツリーのルート接尾辞 (例 : o=sesta.com, o=isp)
DOMAIN NAME = 追加するドメインの名前
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration では、cn および cn:lang-xx 属性を作成できますが、これらの属性を変更するためのインタフェースはありません。これらの属性を変更するには、imadmin user modify で -A オプションを使用します。管理者は、cn を変更することはできますが cn:lang-xx 属性を変更することはできません。
サービスクラスのテンプレートは、ユーザを編集しているときは割り当てることができますが、iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration でユーザを作成している間は割り当てることはできません。
ユーザ、メールリスト、およびドメインのカウンタを有効にする場合は、Netscape Directory Server 4.16 を使ってそのカウンタプラグインを有効にすることができます。ただし、iPlanet Directory Server 5.1 を使用している場合、これらのカウンタプラグインは利用できません。このため、iPlanet Directory Server 5.1 を使用している場合、ドメイン内のユーザまたはグループの数を制限することはできません。
ユーザ用の自動返信メッセージを設定し、同時に複数の言語で複数の自動返信サブジェクトとメッセージ本文を入力する場合は、1 つの言語で 1 回入力するたびに変更を保存する必要があります。すべての言語に対する変更を入力し、それらの変更を一度に保存しようとすると、自動返信メッセージ内の情報の一部が欠けるか、適切に保存されません。
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration で行った変更が保存されていないときに、「保存」または「適用」ボタンが機能していないように見える場合は、Tab キーを押して、最後に変更したフィールドからカーソルの位置を移動します。そのあと、「保存」または「適用」ボタンを押して変更を保存します。
iPlanet Messenger Express についての既知の問題は以下のとおりです。
スペルチェッカーは、ウムラウト (Ü など) を含む文字のあとに二重引用符が付いていると解釈します (たとえば、u" )。このため、ウムラウトを含む単語を表示すると、スペルチェッカーは文字とそのあとに二重引用符を表示します。
タイミングの問題のため、メモリが少なく速度の遅いマシンで 5.5 SP1 より前の Internet Explorer を使用すると、大きいメッセージの一部が切り捨てられます。Internet Explorer 5.5 SP2 を使用することをお勧めします。
Solaris で Netscape Communicator 4.x を使用しているとき、日本語 EUC ロケールでメッセージの vcard が文字化けします。
Solaris で Netscape Communicator 4.x ブラウザを使用しているときは、日本語の名前のファイルを添付することはできません。
この問題は、Solaris 2.6 オペレーティング環境または Windows NT プラットフォームで Messaging Server を使用しているときや、Messenger Express のクライアントが Windows 98 または Windows 2000 プラットフォームのいずれかで Internet Explorer 5.5 SP2 (Service Pack 2) の Web ブラウザを実行しているときに発生します。
クライアントの Web ブラウザとして Internet Explorer 6.0 を使用している場合、「フォルダ」タブから「作成」ウィンドウを開き、メッセージを作成してから「送信」または「下書きを保存」をクリックすると、Javascript エラーが発生します。エラーが発生しても、メッセージは、「送信」をクリックすれば問題なく送信され、「下書きを保存」をクリックすれば保存されます。
ここでは、iPlanet Messaging Server 5.2 のマニュアルの誤りや変更について説明します。
オンライン版の『iPlanet Messaging Server 管理者ガイド』には、CD 版に含まれていない最新情報が記載されています。オンライン版は、http://docs.iplanet.com/docs/manuals/messaging.html からアクセスできます。
注
この節では、『iPlanet Messenger Express カスタマイズガイド』の誤りや変更について説明します。
顔文字を有効にするためには、顔文字の .gif ファイルがある場所のフルパスを main.js ファイル (msgserver-root/html ディレクトリにある) 内の iconHREF 変数に割り当てる必要があります。
たとえば、顔文字ファイルが msgserver-name/imx/ ディレクトリにある場合は、iconHREF で以下のように main.js ファイルを設定する必要があります。
var iconHREF = 'http://msgserver-name/imx/'
デフォルトでは顔文字の .gif ファイルは msgserver-root/html/imx にありますが、別のディレクトリにコピーすることもできます。/imx/ ディレクトリにある顔文字ファイルは、以下のとおりです。
angel.gif、angry.gif、grin.gif、devil.gif、smile.gif、laugh.gif、love.gif、sad.gif、winkwink.gif、sleep.gif
設定された URL は、公共のインターネットにアクセス可能である必要があります。これは、顔文字を表現するために、Messenger Express を使用して生成されたメッセージがこれらの URL への参照を含むためです。
Messenger Express のクライアントインタフェースは、ドメインごとに部分的または全体的にカスタマイズすることができます。これを行うには、html ディレクトリの下にドメイン名を含むディレクトリを作成します。このディレクトリを、元のディレクトリ階層からカスタマイズしたファイルとともに作成します。たとえば、siroe ドメインのアイコンだけを変更したい場合は、siroe.com's imx ディレクトリで新しいアイコンを追加し、main.js 内でそれに対する参照を変更する必要があります。
html/... // default interface
html/imx/... // default interface
html/en/... // default interface
html/siroe.com/main.js // refers to imx/cat.gif
html/siroe.com/imx/cat.gif
ログイン後、サーバは、ユーザエージェントを参照して domain/lang/main.html ファイルを取り出します。これは、インタフェースの残りの部分を参照するファイルです。クライアントは、ディレクトリでのインタフェースを構成するすべてのファイルを要求します。これらのファイルは、存在する場合は表示されます。存在しない場合は、デフォルトの設定ファイルへのフォールバックが発生します。ドメインが複数あっても、明確なものがわずかしかなければ、リンクを使用してサーバに正しいバージョンを使用させることができます。
html/... // default interface
html/address.com/... // customized interface for brand 1
html/sabrina.com -> address.com // sabrina uses brand 1ユs interface
デフォルトでは、フォルダリストにはヘッダーフィールドとして受信日付、差出人の電子メール ID、件名、および X-priority が表示されます。これらのヘッダーフィールドをカスタマイズするために、 server-root/msg-instance/html/msg_fs.html ファイルの listFrameHTML() および header() 関数を変更することができます。
このコード例が機能しないのは、in18n.js 内の i18n_ldap_controls() 関数からエントリを取ることができないためです。この問題に対処するには、instanceroot/html/lang_code/lookup_fs.html ファイル内のディレクトリサーバ名を適切なディレクトリサーバ名に変更します。この名前は、s_SearchCtrl 関数に定義されています。
Messenger Express サーバは、セッションの開始時にユーザの LDAP 属性のデフォルトセットをロードします。ロードされる属性は以下のとおりです。
cn、givenName、mail、 mailAlternateAddress、mailAutoReplyMode、mailAutoReplySubject、mailAutoReplyText、mailAutoReplyTextInternal、mailAutoReplyTimeout、mailDeliveryOption、mailForwardingAddress、mailQuota、mailMsgQuota、preferredLanguage、sn、uid、vacationEndDate、vacationStartDate
カスタマイズされた LDAP 属性をサーバから取得したい場合もあります。たとえば、ISP に、すべてのユーザに割り当てられている myuserclass というカスタム LDAP 属性があるとします。この属性は、Messenger Express などのサービスにアクセスする異なるタイプのユーザを示すことができます。この属性の値には、regular と vip があります。ユーザが Messenger Express にログインすると、ユーザのタイプ (つまり、myuserclass LDAP 属性の値) にしたがって、さまざまな広告タイプが表示されます。Messenger Express は、バナー広告を表示するようにカスタマイズされています。カスタマイズされたクライアントから myuserclass LDAP 属性にアクセスできる場合、ユーザのタイプが判別され、そのユーザタイプに応じてバナー広告が表示されます。
カスタマイズされた LDAP 属性をサーバから取得するには、configutil を使用して service.http.extrauserldapattrs 設定パラメータを変更します。この属性は、デフォルトでは読み取り専用です。顧客が Messenger Express コードを使用して属性を変更できるようにする場合は、該当の属性に w 接尾辞を追加して読み書き可能にする必要があります。
たとえば、顧客がユーザのクラスに従ってバナー広告を表示したい場合で、クライアントプログラムでユーザがホームページへのリンクを編集できる場合の例を、以下に示します。
configutil -l -o service.http.extrauserldapattrs -v myuserclass,homepage:w
Messenger Express のスペルチェッカー用に自分のディクショナリを作成するためには、以下のように、バイナリハッシュファイルを構築し、それを msgserver-root/dict ディレクトリにコピーする必要があります。
辞書ファイルには言語別の辞書、文法ファイルには特定言語の文法上の規則が含まれています。これらのファイルの入手方法については、以下のリンクを参照してください。ここでは、利用可能な辞書ファイルと文法ファイル、およびそれらに関する指示を参照できます。http://fmg-www.cs.ucla.edu/fmg-members/geoff/ispell-dictionaries.html
このバージョンの Messenger Express にはフランス語と英語 (米語) の辞書が同梱されており、それらはmsgserver-root/dict ディレクトリにあります。
buildhash dictionary_file affix_file language_name.hash |
language_name.hash ファイルの language_name は、Messenger Express が使用する 2 文字の言語コードです (英語は en、フランス語は fr)。自分が使用する言語の 2 文字のコードを判別するには、msgserver-root/msg-instance/configutil | grep local.supportedlanguages コマンドを使用します。
注
以下の UNIX プラットフォームの例では、buildhash ユーティリティを使用してイタリア語のハッシュファイル (it.hash) が作成されます。そのあと、it.hash ファイルは msgserver-root/dict ディレクトリにコピーされます。最後に、mshttpd サービスを再起動すれば、Messenger Express のスペルチェッカーが使用可能になります。
# cd /usr/iplanet/server5/dict/bin
# ./buildhash italian.dico italian.aff it.hash
# cp it.hash ..
# /usr/iplanet/server5/msg-budgie/start-msg http
iPlanet Messaging Server で問題が発生した場合は、以下の方法で iPlanet カスタマサポートにお問い合わせください。
できるだけ確実に問題に対処できるようにするため、お問い合わせの際は以下の情報を用意してください。
以下の Internet のサイトで、iPlanet の有用な情報を入手することができます。
最新更新日 2002 年 3 月 18 日