SunTM ONE Messaging Server リリースノート

バージョン 5.2 パッチ 1

Part # 816-6326-10

2003 年 2 月




このリリースノートでは、Sun ONETM Messaging Server 5.2 パッチ 1 に関する重要な情報について説明しています。ここでは、機能や改良点、インストールに関する注意事項、既知の問題、およびその他の最新情報を取り上げています。この文書は、Messaging Server をインストールする前にお読みください。


2002 年 8 月 1 日に、iPlanet は SunTM Open Net Environment (Sun ONE) の主要コンポーネントになりました。iPlanet Messaging Server 5.x は、このバージョンのリリースノートでは Sun ONE Messaging 5.x と呼ばれています。ただし、ファイルパスや端末の表示例では、iPlanet が使われている場合もあります。




このリリースノートのオンライン版は、Sun ONE 関連マニュアルの Web サイト http://docs.sun.com/db/prod/s1msgsrv?l=ja#hic で参照できます。ソフトウェアをインストールおよび設定する前だけではなく、そのあとも定期的にアクセスして、最新のリリースノートやマニュアルを確認してください。

今回のアップデートでは、Solaris 9、Windows 2000、および Veritas Cluster Server 3.5 のサポートに関する情報が追加されています。詳細については、「サポートされているプラットフォーム」および「Veritas Cluster Server 3.5 のサポート」を参照してください。

このリリースノートには、次の項目があります。





Messaging Server の機能

Sun ONE Messaging Server は、オープンインターネット規格を使用するさまざまな規模の企業およびメッセージングホストの電子メールに関するニーズに応え、強力で柔軟性に富んだソリューションを提供します。

Sun ONE Messaging Server は、Netscape Messaging Server および Sun Internet Messaging Server を統合したメッセージングサーバであり、両製品の最も強力でパフォーマンスの高いコンポーネントから構成されています。たとえば、メッセージストア、LDAP ディレクトリ、および管理コンソールは Netscape Messaging Server から受け継いだものであり、メッセージ転送エージェント (MTA) および Delegated Administrator コマンドラインインタフェースは Sun Internet Mail Server から受け継いだものです。

統合された製品であるため、Netscape Messaging Server や Sun Internet Messaging Server とは異なるプロセスや手順が多数あります。詳細については、http://docs.sun.com/db/prod/s1msgsrv?l=ja#hic にある Sun ONE Messaging Server 5.2 のマニュアルを参照してください。

Messaging Server 5.2 に固有の機能を次に示します。

Sun ONE Messaging Server 5.2 パッチ 1 以降に固有の機能を次に示します。





パッチのインストール手順

このパッチには、Messaging Server 5.2 へのアップデート版が含まれています。また、Messaging Server 主要製品の修正および拡張機能 (MTA および Message Store など) も同梱されています。さらに、Messenger Express、MMP、SNMP、Sun Cluster HA エージェント、および Veritas HA エージェントのアップデートも含まれています。Delegated Administrator for Messaging and Collaboration のアップデート版は、このパッチには含まれていません。詳細については、『Delegated Administrator for Messaging and Collaboration 1.2 パッチ 1 リリースノート』を参照してください。次のトピックでは、推奨されるパッチのインストール手順を説明しています。

高可用性 (High Availability) について

この節では、Messaging Server 5.2 パッチ 1 のアップグレード時に高可用性をインストールする方法について説明します。

表 1 に、Messaging Server で現在サポートされている Sun Cluster Server および Veritas Cluster Server のバージョンを示します。

表 1    サポートされている Sun Cluster Server および Veritas Cluster Server のバージョン

クラスタ

サポートされているバージョン

Sun Cluster Server 

Sun Cluster 3.0 GA、Sun Cluster 3.0 Update 1、Sun Cluster 3.0 Update 2、Sun Cluster 3.0 Update 31 

Veritas Cluster Server 

Veritas Cluster Server 2.0、Veritas Cluster Server 2.0 Patch 4、Veritas Cluster Server 3.5 

1 Solaris 8 プラットフォーム上で Sun Cluster 3.0 U3 を実行する場合は、Solaris パッチ 110648-22 以上をインストールしてください。Solaris 9 プラットフォーム上で Sun Cluster 3.0 U3 を実行する場合は、Solaris パッチ 112563 をインストールしてください。

Sun Cluster 3.x

このパッチ (Solaris パッチ 112882-xx) には、Sun Cluster 3.x HA エージェント用パッチが統合されています。このパッチは、追加のパッチを適用する必要があるかどうかをチェックします。

Sun Cluster 2.2、3.x および Veritas Cluster Server

Messaging Server リソースグループ内のクラスタノード上で、このパッチを適用するには次の手順に従ってください。

  1. クラスタの最初のノードにパッチを適用します。Perl スクリプト imspatch.pl 内で Messaging Server および HA エージェントコンポーネントを指定します。

    Veritas Cluster Server では、imspatch.pl に VCS 2.0 エージェント (項目 4) しか指定されていなくても VCS 3.5 を実行できます。

  2. server-root/patch/patch_version/backout ディレクトリをバックアップ (名前の変更) します。

  3. クラスタの 2 番目以降のノードにパッチを適用します。Perl スクリプト imspatch.pl 内で HA エージェントコンポーネントのみを指定します。各ノードにパッチを適用した後、インストールをバックアップしてください。

  4. クラスタの 2 番目以降のノードにパッチを適用した後、server-root/patch/patch_version/backout ディレクトリをバックアップ (名前を変更) します。

  5. パッチを取り消す場合、Perl スクリプト imspatch.pl -u を実行する前に該当するクラスタノードの backout ディレクトリをリストアする必要があります。

  6. Sun Cluster 2.2、3.x HA エージェントまたはこのパッチの Veritas 2.0 HA エージェントのいずれかを指定すると、/usr/lib/sendmail にパッチがあてられます。

ディスク容量

システムのディスク容量が制限されている場合は、パッチをインストールしないでください。インストールの処理上、インストール用と、インストールされる //var、または server-root 内の管理タスク用に、十分な空き容量が必要です。正確な容量と新しいオブジェクトのサイズの差異は、コンポーネントごとに確定されます。これらの各ディレクトリ (//var、または server-root) の空き容量が 50MB より少ない場合は、このパッチのインストールはお勧めしません。インストール中にディスク容量が不足すると、パッチは部分的にしかロードされません。さらに、問題が発生した場合に備えて、現在のシステム全体をバックアップして使用可能な状態にしておいてください。

オプションの保存と取り消し

インストールで、置き換えられる Messaging Server ファイルは保存されます。これらのファイルは、server-root/patch/patch_version ディレクトリ内に置かれます。これらのファイルを保存する server-root/patch 内に十分なディスク空き容量があるかどうかは、インストーラでは判断できないことに注意してください。


Messaging Server パッチの新しいバージョンをインストールする前に、古いバージョンを取り消す必要はありません。




インストール手順

  1. パッチが .zip.tar、または .tar.gz ファイルである場合は、これらのファイルを既存の server-root 内の空のディレクトリに展開します。

  2. 現在の Messaging サービス (dirsync、Direct LDAP、および smtp_servers など) がすべて停止していることを確認します。次の手順に進む前に、すべてのプロセスが停止していることを確認します。

  3. スーパーユーザ権限で配布ディレクトリに移動して、Perl スクリプト imspatch.pl を実行します。例 :


    # cd distribution_directory

    # server-root/install/perl imspatch.pl




    インストールプログラムは次の例のようになります。

                     Welcome to the iMS Patch Installation tool.
    This tool updates your messaging server installation to iPlanet Messaging Server 5.2 Patch 1.

    Note that webmail patches will overwrite HTML and Javascript files. These files need to be modified for the specific site, and any user changes needs to be merged into the new file.

    Please make sure you have stopped your messaging server before proceeding

    Do you want to continue [y]:

    Please enter the full path to the directory where iPlanet Messaging Server was installed.

    Messaging server root [/usr/iplanet/server5] :

    Please select from the following components:

    [1] Messaging MTA/Store/Webmail/Command Line Utilities
    [2] Messaging Multiplexor
    [3] Sun Cluster 2.2 HA Agent
    [4] Veritas 2.0 HA Agent
    [5] Sun Cluster 3.x HA Agent

    Which of the above component(s) do you have installed [1]:

    Current Installed Version is iPlanet Messaging Server 5.2.

    imsimta version の出力や imsimta test -rewrite コマンドの出力などを含むインストールスクリプトの進捗状況は端末に表示されます。

  4. このパッチのインストール中にエラーが発生すると、エラーメッセージが表示されます。エラーの原因の詳細については、詳細ログファイル (server-root/patch/patch_version/log) を参照してください。このログファイルが最近のインストールによりすでに存在する場合は、日付がファイルに追加されて連結されるため、ファイルの最後をチェックしてください。

インストール後の手順

ims_patch.pl の適用と同時に、インストール後の手順が実行されます。これらの手順を手動で実行する必要はありません。

  1. MTA 設定ファイルを再構築するために、server-root/msg-instance ディレクトリ内で MTA imsimta cnbuild および imsimta chbuild コマンドを実行します。

  2. MTA imsimta cleandb コマンド (server-root/msg-instance ディレクトリ) を実行します。

  3. MTA imsimta recover-crash コマンド (server-root/msg-instance ディレクトリ) を実行します。ただし、dirsync コマンドを実行していない場合は、このコマンドを実行しないでください。

  4. MTA をテストするために、MTA imsimta test -rewrite -debug postmaster コマンド (server-root/msg-instance ディレクトリ) を実行します。

  5. MTA imsimta version コマンド (server-root/msg-instance ディレクトリ) を実行します。新しいパッチのバージョンと作成日が出力されます。パッチインストールの 1 行のログメッセージが、server-root/README.txt ファイルにも付加されます。

  6. NDAStartPage 変数には、次の文字列が埋め込まれます。

    1. msg.da.Host - Delegated Administrator ホスト名。

    2. msg.da.Port - Delegated Administrator ポート番号。

    3. msg.cfgldap.service.DefaultDomain - デフォルトのメールドメイン。これらの変数を正しい値に置き換える必要があります。これらの変数の正確な値については、古い main.js ファイルを参照してください。NDAStartPage が更新されていないと、Messenger Express の「オプション」ページ上の Delegated Administrator リンクに、存在しない URL が指定されます。

  7. Messenger Express のバグ修正を行うと、HTML と Javascript (.js) ファイルが上書きされます。このため、ユーザのカスタマイズも上書きされます。ユーザカスタマイズを新しいファイルにマージする必要があります。

インストール後の手順が完了したら、Messaging Server サービスを再起動します。

取り消し手順

このパッチをバックアウト (取り消し) するには、次の手順に従います。

  1. すべての Messaging Server サービスが停止したことを確認します。

  2. スーパーユーザとしてバックアウトディレクトリ (server-root/patch/patch_version) から -u フラグを付けて Perl スクリプト imspatch.pl を実行します。

    パッチ配布ディレクトリからではなく、バックアウトディレクトリからコマンドを実行することが重要です。例 :


    # cd server-root/patch/iMS5.2hf1.09

    # server-root/install/perl imspatch.pl -u




    次のように、端末にスクリプトの進捗状況が表示されます。

                  Welcome to the iMS Patch Uninstallation tool.

    This tool rolls back your messaging server installation from 5.2p1.Please make sure you have stopped your messaging server before proceeding
    Do you want to continue [y]:

    Please enter the full path to the directory where iPlanet Messaging Server was installed.

    Messaging server root [/usr/iplanet/server5/patch/patch_version] :

    New Installed Version is 5.2

  3. 特定の設定ファイルは自動的に取り消されません。これらのファイルは、server-root/patch/patch_version/save ディレクトリ内にあります。たとえば、imta.cnf および job_controller.cnf ファイルをカスタマイズすると、このディレクトリに格納されます。これらの変更を取り消すには、手作業で行う必要があります。





サポートされているプラットフォーム

Messaging Server 5.2 パッチ 1 は、次のプラットフォーム上で動作します。

Solaris 9

Messaging Server は、Solaris 9 Update 1 または Solaris 9 Update 2 にインストールできます。必須 Solaris パッチはありません。次の点に注意してください。

Solaris 2.6 および Solaris 8

サポートされている Solaris プラットフォームには、次のパッチが必要です。

Solaris 2.6 および Solaris 8 で必要な推奨パッチのリストは、http://access1.sun.com を参照してください。


警告

Solaris 2.6 および Solaris 8 の両プラットフォーム上で 32 ビット libthread (/usr/lib/libthread.so) または 64 ビット libthread (/usr/lib/sparcv9/libthread.so.1) ライブラリにリンクしているアプリケーションはハングする可能性があります。このバグは、起動時のプロセスに影響を与えます。特に、スクリプト (mboxutil など) 内のユーティリティ、および ims_master チャネルなど頻繁に起動するプロセスに影響します。

Solaris 2.6 用に推奨される対処法

アプリケーションを実行する前に該当するシェル内に環境変数 LD_BIND_NOW=1 を設定します。

たとえば、csh および tcsh シェルには、次の環境変数を設定します。

setenv LD_BIND_NOW 1

これによって、常時、実行時バインディングを行います。LD_BIND_NOW は、実行時リンカで、アプリケーションへのコントロールを転送する前にプロセスの初期化中にデータ参照と機能参照の再配置を実行します。

Solaris 8 用に推奨される対処法

通常サポートチャネルから利用可能な次のパッチを適用します。

SPARC 版 Solaris 8 の場合: 108827-35
Intel 版 Solaris 8 の場合: 108828-35

詳細については、Solaris のバグ 4663077 を参照してください。




さらに、Solaris ではローカルサブネットにないホストへの経路を設定する必要があります。この操作を行うには、次の内容を確認します。

強化された環境に Messaging Server をインストールする場合、Solaris 8 オペレーティング環境上に、少なくとも次のパッケージが必要です。

Solaris 主要パッケージ、SUNWxwdv、SUNWxwdvx、SUNWxwmod、SUNWxwmox、SUNWxwplt、SUNWxwrtl

Microsoft Windows NT 4.0

Windows NT 4.0 SP6a (Service Pack 6a) がサポートされています。

Microsoft Windows 2000

5.2hf1.09 (ホットフィックス 1.09 バンドル) 以上を使用する場合、Windows 2000 がサポートされます。Windows 2000 プラットフォームに Messaging Server をインストールする方法については、「Windows 2000 プラットフォームでのインストール手順」を参照してください。Windows 2000 に Messaging Server をインストールするには、Messaging Server 5.2hf1.09 (ホットフィックス 1.09 バンドル) 以上が必要です。

imapd のパフォーマンスの改善方法については、バグ 4782958 を参照してください。

Windows 2000 プラットフォームでのインストール手順

Windows 2000 プラットフォームでは、Messaging Server 5.2 がサポートされます。Windows 2000 に Messaging Server をインストールするには、次のコンポーネントが必要です。

次の手順に従って、Windows 2000 プラットフォームに Messaging Server をインストールします。

  1. Messaging Server 5.2hf1.09 (ホットフィックス 1.09 バンドル) 以上を解凍します。

  2. Directory Server が別のマシンで実行されている場合は、そのマシンに dssetup.zip ファイルを移動します。

  3. dssetup.zip ファイルを解凍します。

    ホットフィックスバンドル版 ims_dssetup.pl Perl スクリプトと、サポートファイルを含む config/ サブディレクトリを使用します。

  4. ims_dssetup.pl スクリプトを実行します。

    Windows NT 版 Messaging Server 5.2 付属の ims_dssetup.pl スクリプトは使用しないでください。

  5. Windows NT 版 Messaging Server 5.2 インストールプログラムを実行します。アップグレードの手順については、『Messaging Server 5.2 Windows NT 用インストールガイド』を参照してください。

    ホットフィックスバンドルを適用するまでは、 Messaging Server を起動しないでください (手順 6)。

  6. Messaging Server がインストールされているマシン上で、Messaging Server 5.2hf1.09 ホットフィックスバンドル imspatch.pl スクリプトを実行します。

ダイレクト LDAP モードに設定します。『Messaging Server 管理者ガイド』の付録 B を参照してください。

HP-UX

HP-UX 11.0 プラットフォームには、次のオペレーティングシステムのバンドルとパッチが必要です。

globalmutex をネイティブの実装に戻すと、パフォーマンスを向上させることができます。これを行うには、次の HP パッチのいずれかを使用します。

HP-UX プラットフォームで Sun ONE Web Server が稼動している場合は、該当のマシンに次のパッチがインストールされていることを確認する必要があります。詳細については、Sun ONE Web Server の「Messaging Server のローカライズバージョン」を参照してください。表 2 に HP-UX 11.0 (800 シリーズ) 用の必須パッチ、表 3 に HP-UX 11.0 (700 シリーズ) 用の必須パッチを示します。

表 2    Web Server 用の HP-UX 11.0 (800 シリーズ) の必須パッチ

Web Server 用の HP-UX 11.0 (800 シリーズ) パッチ

QPK1100 (HP-UX 11.00 Quality Pack、2001 年 9 月) 

XSWHWCR1100 HP-UX Hardware Enablement and Critical Patches、2001 年 9 月 



表 3    Web Server 用の HP-UX 11.0 (700 シリーズ) の必須パッチ 

Web Server 用の HP-UX 11.0 (700 シリーズ) パッチ

B8110AA (Java 2 SDK for HP-UX (700/800), PA1.1 + PA2.0 Add On) 

B8111AA (Java 2 RTE for HP-UX (700/800), PA1.1 + PA2.0 Add On) 

B9098AA (Java 2 Plug-in for HP-UX (700/800)) 

HPUXEng32RT (English HP-UX 32-bit Runtime Environment) 

UXCoreMedia (HP-UX Media Kit) 

XSWGR1100 (HP-UX Extension Pack、1999 年 5 月) 

XSWHWCR1100 (HP-UX Hardware Enablement and Critical Patches、2001 年 9 月) 

QPK1100 (Quality Pack for HP-UX 11.00、2001 年 9 月) 

システム上の既存のパッチを識別するには、swlist コマンドを使用します。HP-UX パッチをインストールするには、swinstall コマンドを使用します。詳細については、HP のマニュアルを参照してください。

HP-UX 11.00 に必要な推奨パッチのリストは、http://us-support.external.hp.com/index.html を参照してください。





ハードウェアおよびソフトウェアの要件

ハードウェア要件

Messaging Server の必須ハードウェア要件を、次に示します。

推奨されるクライアントソフトウェア

Messenger Express のアクセスを可能にするため、Messaging Server は JavaScript 対応のブラウザを必要とします。最適なパフォーマンスを得るため、表 4 に示されているブラウザの使用をお勧めします。

表 4    Messaging Server 5.2 パッチ 1 の推奨されるクライアントソフトウェア

ブラウザ

Solaris 2.6 および Solaris 8

HP-UX 11.00

Windows NT、Windows 98、Windows 2000

NetscapeTM Communicator 

4.76 

4.78 

4.78 

Internet Explorer 

なし 

なし 

5.5 SP2 (Service Pack 2) 





チューニング要件

この節では、Messaging Server 5.2 パッチ 1、Web Server、または Delegated Administrator for Messaging and Collaboration の実行に必要な、プラットフォーム別のチューニング要件について説明します。

HP-UX

いくつかのカーネルパラメータは、Web Server 用にパフォーマンスを最適化するために変更する必要があります。次の HP-UX シリーズについて説明します。

HP sam (System Administration Manager) ツールを使用して、特定のシステムパラメータを変更し調整します。sam ツールの使用の詳細については、次のリンクを参照してください。http://docs.hp.com/cgi-bin/fsearch/framedisplay?top=/hpux/onlinedocs/B2355-90701/B2355-90701_top.html&con=/hpux/onlinedocs/B2355-90701/00/00/25-con.html&toc=/hpux/onlinedocs/B2355-90701/00/00/25-toc.html&searchterms=sam&queryid=20020130-134720

HP-UX 11.0 (800 シリーズ)

HP-UX 11.0 (700 シリーズ)





Messaging Server のローカライズバージョン

最新の修正を適用するために、Messaging Server 5.2 のすべてのローカライズバージョンに Messaging Server 5.2 パッチ 1 を適用する必要があります。

Messaging Server のローカライズバージョンにこのパッチをインストールしても、次のバグ修正はインストールされません。

個人アドレスブックが、複製の LDAP ディレクトリサーバで連動しない (4541432)

対処法: 英語圏以外の場合は、地域特有の editPabEntry_fs.html ファイルのコードを更新する必要があります。

変更を行う前に、必ずeditPabEntry_fs.html ファイルのバックアップを取っておいてください。

givennameCheck(fe) および snCheck(fe) 関数を editPabEntry_fs.html 内にある次のコードに置き換えます。

コード例 1    givennameCheck(fe) 



function givennameCheck(fe) {
  var s = "";
  if (trim(fe.value).length > 0) {
    e[fe.name] = fe.value;
    deletedvalues.givenname = 1
  } else {
    fe.value = e[fe.name];
    s = s_NonBlank(fe.name);
  }
  e.cn = getCn();
  if (state == "entry"){
    idx.form.cn.value = e.cn;
    deletedvalues.cn = 1;
  }
  reload(tab);
  return s;
}





コード例 2    snCheck(fe) 



function snCheck(fe) {
  var s = '';
  if (trim(fe.value).length > 0) {
    e[fe.name] = fe.value;
    deletedvalues.sn = 1
  } else {
    fe.value = e[fe.name];
    s = s_NonBlank(fe.name);
  }
  e.cn = getCn();
  if (state == 'entry'){
    idx.form.cn.value = e.cn;
    deletedvalues.cn = 1;
  }
  reload(tab);
  return s;
}







Veritas Cluster Server 3.5 のサポート

Veritas Cluster Server 3.5 で Messaging Server 5.2 パッチ 1 を設定できます。Veritas Cluster Server のマニュアルを確認してから、次の手順に従います。


  • Veritas Volume Manager (VxVM) のクラスタ機能を使用するには、別途ライセンスが必要です。この機能では、Sun Cluster 3.0 グローバルファイルシステムの場合と同様に、共有ストレージ上のファイルシステムをグローバルに表示できます。詳細については、Veritas Cluster Server のマニュアルを参照してください。

  • FsckOpt は、Veritas Cluster Server 3.5 より前のリリースではオプションでしたが、Mount リソースの設定には必須です。FsckOpt には、-y または -n を指定する必要があります。指定しないと、リソースがオンラインになりません。

  • Veritas Cluster Server 2.0 Explorer では、Veritas Cluster Server 3.5 を管理できません。




インストールと設定について

Veritas Cluster Server 3.5 を使って、Messaging Server を HA サービスとして設定します。高可用性 (HA) の詳細については、『Messaging Server 5.2 UNIX 用インストールガイド』を参照してください。

デフォルトの main.cf 設定ファイルで、VCSweb アプリケーションを起動するリソースグループ、ClusterService を設定します。このグループには、csgnicwebip のようなネットワーク論理ホスト IP リソースが含まれます。イベント通知用の ntfr リソースも作成されます。

  1. 任意のノードから Cluster Explorer を起動します。

    ここでは、グラフィカルユーザインタフェースを使用するものとして、Messaging Server を HA サービスとして設定する手順を示します。

    次のコマンドを実行して、Cluster Explorer を起動します。


    # /opt/VRTSvcs/bin/hagui



    GUI を使用するには、VRTScscm パッケージをインストールする必要があります。

  2. DiskGroup タイプのディスクグループリソース s1ms_dg を追加し、有効にします。

  3. Mount タイプのマウントリソース s1ms_mt を追加します。

    1. Veritas Cluster Server 2.0 の場合とは異なり、FsckOpt-y (または -n) を指定する必要があります。これらのオプションを指定しないと、Mount がハングします。fsck_vxfs の詳細については、マニュアルページを参照してください。

    2. リンクリソースがまだ有効になっていない場合は、「Link」ボタンをクリックして有効にしてください。

  4. s1ms_mts1ms_dg をつなぐリンクを作成します。リソース s1ms_mt を有効にします。

    次の依存ツリーを参照してください。
    VCS 依存ツリー: s1ms_mt と s1ms_dg をつなぐリンク

  5. プライマリノード (Node_A など) から Messaging Server の setup プログラムを実行し、Messaging Server をインストールします。

    1. インストールタイプとして「Custom Installation」を選択します。

    2. インストール中にホスト名や IP アドレスの入力を求められたら、論理ホスト名、または論理 IP アドレスを入力します。

    3. Messaging Suite コンポーネントを選択する際、独自の Messaging コンポーネントに加えて、「Sun Cluster2.2/Veritas HA for Messaging Server」を選択します。

      これで、Messaging Server および Veritas エージェントが Node_A にインストールされます。

  6. バックアップノード (Node_B など) に移動します。

  7. バックアップノード (Node_B) 上で Messaging Server の setup プログラムを実行します。「Sun Cluster2.2/Veritas HA for Messaging Server」を選択して、Veritas エージェントだけをインストールしてください。その他の Messaging Server コンポーネントは、このノードにインストールしないでください。

    これで、Node_B に Veritas エージェントがインストールされます。

  8. Cluster Explorer の「File」メニューから「Import Types」を選択して、ファイル選択ボックスを表示します。

  9. /etc/VRTSvcs/conf/config ディレクトリから MsgSrvTypes.cf タイプをインポートします。このタイプのファイルをインポートします。この操作は、インポートするファイルが配置されているクラスタノードで実行してください。

  10. MsgSrv タイプのリソース (Mail など) を作成します。このリソースには、インスタンス名および論理ホスト名のプロパティを設定する必要があります。

  11. Mail リソースは、s1ms_mt および webip の依存リソースです。次の依存ツリーを参考に、これらのリソース間のリンクを作成します。
    VCS 依存ツリー: Mail、webip、および s1ms_mt 間のリンク

    1. すべてのリソースを有効にし、Mail をオンラインにします。

    2. すべてのサーバを再起動します。

  12. Node_A に移動し、HA 設定が正常に機能していることを確認します。

  13. グループ属性 OnlineRetryLimit の値を 3 から 0 に変更します。変更しないと、フェイルオーバーされたサービスが同じノード上で再起動します。

MsgSrv 属性

この節では、mail リソースの動作を制御する追加属性 MsgSrv について説明します。Veritas Cluster Server で Messaging Server を設定する方法については、表 6 を参照してください。

表 6    Veritas Cluster Server の属性 

属性

説明

FaultOnMonitorTimeouts 

無効 (0) に設定した場合、モニタ (プローブ) タイムアウトはリソース障害として処理されません。2 に設定することをお勧めします。この場合、モニタタイムアウトが 2 回発生すると、リソースの再起動またはフェイルオーバーが行われます。 

ConfInterval 

障害/再起動がカウントされる間隔を表します。この間サービスがオンラインになっていた場合、以前の履歴は消去されます。600 秒に設定することをお勧めします。 

ToleranceLimit 

リソース FAULTED を宣言するためにモニタが OFFLINE を返す回数を表します。デフォルト値の 0 のままにしておくことをお勧めします。 





製品階層および依存関係

Messaging Server 5.2 パッチ 1 には次の Sun ONE コンポーネントが必要です。

上記の製品はすべて、Messaging Server CD に含まれています。また、http://www.sun.com/software/download/ からダウンロードすることもできます。


警告

ユーザやグループのプロビジョニング用に管理コンソールを使用することはお勧めしません。Messaging Server のユーザ、グループ、およびドメインのプロビジョニングツールとしては、Delegated Administrator for Messaging and Collaboration と imadmin CLI ツールを使用することをお勧めします。








重要性がなくなった機能

次に示す機能はこの Messaging Server 5.2 では重要性がなくなり、将来のリリースでは削除される予定です。





修正済みのバグ

この節では、Messaging Server 5.2 パッチ 1 のリリースで修正済みの主なバグについて説明します。

表 7    Messaging Server 5.2 パッチ 1 の修正済みバグ 

バグ

説明

ステータス

4519531 

Solaris 9 の起動スクリプトによって使用される sendmail -Ac オプションが受け入れられなかった。 

修正済み 

4519546 

Solaris 9 のメールプログラムによって使用される sendmail -- オプションが受け入れられなかった。 

修正済み 

4523668 

Windows NT プラットフォームで、imsimta dirsync コマンドがハングし、他の MTA 機能への妨害を防げなかった。 

修正済み 

4531386 

選択言語を zh_tw に設定していると、ヘッダーの中国語 (zh_cn) が読めなかった。 

修正済み 

4532419 

メッセージが ims_master チャネルによって取り出されなかったが、「メールボックスがビジー状態です」エラーで再びキューに入った。 

修正済み 

4539563 

Messenger Express 内のアイスランド語の ISO-8859-1 Vacation 応答の Subject フィールドが破損した。 

修正済み 

4540006 

mboxutil -r コマンドによってフォルダの名前変更ができなかった。 

修正済み 

4541432 

個人アドレスブックが、複製の LDAP ディレクトリサーバで連動しなかった。 

修正済み 

4543495 

Netscape Security Services (NSS 282) 内のメモリに問題があった。 

修正済み 

4546178 

Messenger Express 内の Internet Explorer 5.5 JavaScript エラー 

修正済み 

4549165 

ユーティリティ mboxutil -p が日本語と連動しなかった。 

修正済み 

4553030 

Messenger Express では、Netscape Communicator 6.2 ブラウザを使って新しいフォルダを作成できなかった。 

修正済み 

4553031 

Messenger Express では、Netscape Communicator 6 を使ってメッセージを送信できなかった。 

修正済み 

4557940 

Windows NT プラットフォームで、imsimta recover-crash コマンドが適切に機能しなかった。 

修正済み 

4563172 

BANNER_HOST SMTP チャネルオプションのサポートがなくなった。 

修正済み 

4581879 

Solaris オペレーティング環境で Netscape Communicator 4.76 を使用しているときに、Messenger Express で空白の画面が表示されることがあった。 

修正済み 

4616192 

MMP では、スタンドアロンの認証サーバベースのスレッドプール用に、サードパーティ認証のサンプルコードが必要だった。 

修正済み 

4617327 

SSL を介して POP が動作しなかった。 

修正済み 

4618326 

電子メールアドレスの高レベルの ASCII 文字が個人アドレスブック内で消えていた。 

修正済み 

4618565 

Messenger Express で、資格のないメール ID がメール転送および返信フィールドで受け入れられなかった。 

修正済み 

4620738 

マルチスレッドの LDAP クエリによって突然 libldap が終了した。 

修正済み 

4620764 

MoveUser コマンドが、コマンドが失敗した場合にもエラーコード 0 を返した。 

修正済み 

4624538 

imsbackup コマンドの実行中に、ims_master チャネルが低速で取り出された。 

修正済み 

4628992 

ジョブコントローラが迅速にスケジュール機能を実行しなかった。 

修正済み 

4631223 

「共有フォルダの購読」オプションに JavaScript エラーがあった。 

修正済み 

4631706 

Messenger Express で、アラビア語/ヘブライ語 (rtl) の Internet Explorer ユーザが共有フォルダを購読できなかった。 

修正済み 

4632998 

アラビア語、ヘブライ語、タイ語の自動返信メッセージが ISO-8859-1 に正しく設定されていなかった。 

修正済み 

4634079 

Messenger Express でメールボックスを開いた後に、¥recent フラグが削除されなかった。 

修正済み 

4634687 

Windows NT 上で imsimta.bat によって cleandb を呼び出したので、Solaris プラットフォーム上と同様に動作した。 

修正済み 

4634668 

HP-UX プラットフォーム上の Messenger Express で下書きメッセージを保存した後、「作成」ウィンドウを閉じると、Netscape Communicator のセッションが突然終了した。 

修正済み 

4636633 

popd プロセス内で、バッファに割り当てられたバイト数を超過した。 

修正済み 

4638691 

MMP で、IMAP クライアントとメッセージストア間で IMAP 要求が失われたように見えた。 

修正済み 

4640225 

返送ジョブが CPU を大量に消費していた。 

修正済み 

4641089 

急に増大する INBOX にスケーラビリティの問題があった。 

修正済み 

4641974 

ASCII 文字以外の「ようこそ」メッセージが破損した。 

修正済み 

4643137 

英語以外の Delegated Administrator for Messaging and Collaboration の表示が、Messaging Express 経由でログ記録された場合に破損することがあった。 

修正済み 

4642210 

MMP LDAP コードで CPU 使用の増大が発生し、負荷テスト下での応答が停止した。 

修正済み 

4643466 

stored ユーティリティでは、mboxlist_recover に失敗した後に停止しなかった。 

修正済み 

4644687 

メッセージストアの高速回復およびリストア中に、「ようこそ」メッセージが不適切な箇所に挿入されていた。 

修正済み 

4644932 

mshttpd プロセスで、decodeOutput 内に問題が発生した。 

修正済み 

4645870 

Messenger Express で、アクセントの置かれた文字を 1 つ含んで構成された「件名」の行が不正にエンコードされた。 

修正済み 

4646601 

stored ユーティリティで、local.store.expire.workday"" から -1 への変更が無視された。 

修正済み 

4647148 

Messenger Express で 「件名」の行のエンコードされた文字が無効なため、Javascript エラーが発生している。 

修正済み 

4647798 

imsimta db ユーティリティが破損していた。 

修正済み 

4648771  

増分 imsimta dirsync コマンドで新しく追加されたユーザが失われた。 

修正済み 

4650087 

SIMS 4.0 から Messaging Server 5.2 へ移植を試みた場合に、 imsimta cnbuild エラーを受け取った。 

修正済み 

4653291 

imq.msgfile のサイズが 8 バイトの乗数である場合に、quotacheck -n ユーティリティで問題が発生した。 

修正済み 

4653818 

UID に大文字が含まれている場合に PAB_CMD_GET_PABS エラーが表示された。 

修正済み 

4654456 

自動返信エコーモードが処理されなかった。 

修正済み 

4654805 

キャッシュデータが無効な場合、imapd プロセスにより copy コマンド内で問題が発生した。 

修正済み 

4655771 

imsbackup および imsrestore コマンドでバックアップできなかった。または、日本語フォルダから Legato Networker へ、Legato Networker から日本語フォルダへリストアすることができなかった。 

修正済み 

4657356 

個人アドレスブックが無効になると、Messenger Express インタフェースで Javascript エラーが生じた。 

修正済み 

4657610 

ネストされた INBOX フォルダでユーザ用の MoveUser ユーティリティが失敗した。 

修正済み 

4658082 

個人アドレスブックのページ数で問題が発生した。 

修正済み 

4658592 

popd プロセスが突然シャットダウンした。 

修正済み 

4659585 

孤立したメールボックスが見つかった場合、iminitquota -a が続行しなかった。 

修正済み 

4659213 

backoff キーワードにより指定されたとおりにジョブのスケジュールが実行しなかった。 

修正済み 

4659265 

mailDomainCatchAllAddress パラメータが動作しなかった。 

修正済み 

4659879  

Messenger Express で、特定の mshttpd のホットフィックスによりスペルチェックが破損した。 

修正済み 

4660227 

PMDFdisposeHeader() で、すべてのヘッダーメモリが解放されなかった。 

修正済み 

4661139 

複数フィルタの Sieve 解釈が動作しなかった。 

修正済み 

4662835 

imsbackup コマンドが一貫したバックアップを生成しなかった。 

修正済み 

4665018 

空の memberofpabgroup により個人アドレスブックが突然終了した。 

修正済み 

4665069 

Messenger Express の「メッセージの作成」および「スペルのチェック」ウィンドウが高すぎてサイズの調整ができなかった。 

修正済み 

4665450 

「un」属性がない個人アドレスブックのグループにより、個人アドレスブックが突然終了した。 

修正済み 

4665735  

Messenger Express の To: および CC: フィールド内の日本語が壊れていた。 

修正済み 

4666989 

cfg.msc コマンド内にセキュリティ問題があった。 

修正済み 

4667354 

MTA Direct LDAP モードで imsimta process_held ユーティリティが壊れていた。 

修正済み 

4670074 

エラー状態ではないときに、IMAP APPEND コマンドによりエラーが返された。 

修正済み 

4670862 

Messenger Express のホストドメインがローカライズバージョンの代わりに英語を表示した。 

修正済み 

4671362 

タイ語での添付に不正なファイル名が示された。 

修正済み 

4671682 

imsimta dirsync -f コマンドを実行せずにクラッシュの回復を 2 回実行すると、エイリアスデータベースが削除された。 

修正済み 

4672012  

Messenger Express 上で Delegated Administrator for Messaging and Collaboration のホストまたはポートを指定するための configutil オプションが使用されていなかった。 

修正済み 

4672290 

imsimta dirsync コマンドにより、バニティドメイン用の受取人アドレスが不正にフォーマットされていた。 

修正済み 

4672958 

Messenger Express で長い HTTP URL が壊れていた。 

修正済み 

4673036 

ジョブコントローラの子プロセスが終了ハンドラ内でハングしていた。 

修正済み 

4673300 

store.quotagraceperiod 設定パラメータにより問題が発生した。 

修正済み 

4673761 

/usr/lib/sendmail/dev/zero からの読み取りを行おうとした。 

修正済み 

4674649 

monitor_check 内で LDAP 検索が行われない。 

修正済み 

4677508 

重複した objectclass=alias に付加された inetDomainAlias オブジェクトにより MTA が突然終了した。 

修正済み 

4676173 

Messenger Express プロキシ内のシングルサインオン機能が実装されなかった。 

修正済み 

4677285 

デフラグにより、すでに表示されたメッセージが省略されることがあった。 

修正済み 

4678182 

Messenger Express では、Javascript と http-equiv=refresh で、セキュリティに問題があった。 

修正済み 

4678917 

TZ=japan の場合、LDAP_TIME_LAG オプションの付いた増分 imsimta dirsync が動作しなかった。 

修正済み 

4679824 

あるフォルダから新しいフォルダに 100 通以上のメッセージを移動する場合、reconstruct ユーティリティに問題があった。 

修正済み 

4680849 

長い ACL 付きのメールボックスを作成すると、メッセージへアクセスする際に問題が発生した。 

修正済み 

4682060 

Messenger Express の不在応答のデフォルト設定を変更する必要があった。 

修正済み 

4682721 

長い *from_charset. により、NLS_EncodingConverterExists が突然終了した。 

修正済み 

4683469 

Delegated Administrator for Messaging and Collaboration および Messenger Express では、「Vacation days between send」のデフォルト値が異なっていた。 

修正済み 

4684058 

異常な MIME 部分のヘッダーの使用により、SMTP サーバ機能が低下した。 

修正済み 

4684314 

不正なパスワードで MMP PREAUTH が動作しなかった。 

修正済み 

4684513 

デフォルト以外のドメインユーザ用に、Messenger Express を使用したフォルダの共有ができなかった。 

修正済み 

4685743 

高い負荷の場合には、接続スロットルの設定が機能しなかった。 

修正済み 

4686224 

Messenger Express で、ユーザは個人アドレスブック内に正しい電子メールアドレスを入力することができなかった。 

修正済み 

4686388 

ims_master チャネルメールボックスストア内で破損が発生した。 

修正済み 

4686644 

インポートが失敗した場合にも、imsimport ユーティリティにより保管先メールボックスが作成された。 

修正済み 

4688847 

popd プロセス内で、APOP 引数の解析が不十分だった。 

修正済み 

4689039 

高い負荷がかかると、MMP LDAP で、間違った宛先を指定したユーザのメッセージ ID が複製される。 

修正済み 

4689082 

Solaris プラットフォームの Netscape 4.7x ブラウザ上で、サイズ変更オプションが有効にもかかわらず、Messenger Express の「作成」ウィンドウのサイズ変更ができなかった。 

修正済み 

4689138 

ETRN ホスト名が受信されると、実行される関連チャネルのマスタープログラムに TCP SMTP SERVER が送信された。選択できるようにする必要があります。 

修正済み 

4689827 

制限容量超過を含むエラーすべてが原因で、ストアへの配信のバックオフ (配信時間間隔) が短時間で、ランダムだった。 

修正済み 

4689856 

個人アドレスブックで、特定のフォーマットでアドレスを追加することができなかった。 

修正済み 

4690122 

同じベース DN を使用した明確な inetCanonicalDomainName ドメインのサポート。 

修正済み 

4690492 

変換チャネルが dparameter-symbol-0 に正しくキャッシュされていなかった。 

修正済み 

4691080 

追加の制限容量超過パラメータが必要だった。 

修正済み 

4691088 

折りたたまれた特定のヘッダーを表示すると、Messenger Express が突然終了していた。 

修正済み 

4691433 

値の付いたメールドメインエントリに mailclientattachmentquota 属性が表示されている場合、Messenger Express では、添付を追加しようとする際に添付容量が最大になったことを示していた。 

修正済み 

4692876 

2 個の Directory Server インスタンスを使った、プログラム配信 LDAP ディレクトリ設定項目により問題が生じた。 

修正済み 

4694023 

不要なデバッグログにより、SMTP サーバへの接続が異常終了した。 

修正済み 

4695080 

Messaging Server 5.2p0.3 ホットフィックスバンドルにより、MMP LDAP フェイルオーバーが破損した。 

修正済み 

4696742 

Deferred-delivery 付きのメッセージ:ヘッダー行が予定した時間に配信されなかった。 

修正済み 

4697003 

sprint_rfchdr 内で、mshttpd プロセスが突然終了した。 

修正済み 

4697051 

変換チャネルにより、sieve が 2 回評価を行って重複配信が引き起されていた。 

修正済み 

4697385 

ReplayFormat パラメータがホットフィックスバンドル内で正しく動作しなかった。 

修正済み 

4697788 

ドメインエイリアスではすべての適正なアドレス変形が検索されなかった。 

修正済み 

4697920 

Messenger Express で「一時保管」フォルが 2 つのバージョンで表示されていた。 

修正済み 

4698857 

ユーザが制限容量を設定する前にメッセージを取得すると制限容量が機能しなかった。 

修正済み 

4699342 

制限容量が -1 に設定されていると、メッセージストアにより、制限容量の通知が正しく配信されなかった。 

修正済み 

4699959 

Internet Explorer (RTF モード) 内の Messenger Express クライアントにより、1000 文字より長い行が生成されていた。 

修正済み 

4699838 

imsimta program -u -m method ユーティリティが情報を返さなかった。 

修正済み 

4700406 

NLS_NewNamedLocaleFromChar 内で mshttpd プロセスに問題があった。 

修正済み 

4701694 

ヘブライ語の文字セットでエンコードされたメッセージにより Javascript エラーが発生した。 

修正済み 

4702075 

デフラグで、「空き容量がありません」と表示されるエラーが発生していた。 

修正済み 

4702489 

ヘッダーの文字セット変換時に、出力エンコードとともに問題が発生していた。 

修正済み 

4703372 

sieve 評価順序に問題があった。 

修正済み 

4703418 

charsets.txt ファイルに ASCII と同様に UTF-16-BE フラグが不正に付いていた。 

修正済み 

4703448 

Windows NT プラットフォーム上で imapd プロセスがハングしていた。 

修正済み 

4703531 

Messenger Express のヘッダーのメッセージが不完全で表示されるものがあった。 

修正済み 

4703985 

インスタンスのディレクトリパスで複数の "/msg-" とともに SNMP のサブエージェント問題が発生した。 

修正済み 

4705711 

存続期間決定ポリシーが予想どおりに機能しなかった。 

修正済み 

4705912 

inetCanonicalDomainName LDAP 属性をサポートする必要があった。この属性は、dirsync モードが有効な場合には使用できないことに注意してください。この属性はダイレクト LDAP モードのみで使用してください。 

修正済み 

4706289 

reconstruct ユーティリティでは、存在しないパーティション上のフォルダが削除されなかった。 

修正済み 

4706856 

imsimta cache -view channel では、すべてのチャネルメッセージが表示されていた。 

修正済み 

4707864 

MMP 経由してログインする場合、認証に失敗していた (タイムアウトが受信された)。 

修正済み 

4708218 

sieve 規則によって重複したメッセージが配信されていた。 

修正済み 

4708583 

mailQuotaAttribute 属性が rulefile に指定されていない場合、quotacheck ユーティリティにより問題が生じていた。 

修正済み 

4709005 

SSR 転送先規則が外部アドレスには機能しなかった。 

修正済み 

4709242 

DB_CONFIG ファイルが見当たらず、db_stat コマンドが失敗した。 

修正済み 

4709988 

sieve テストエンベロープドメインにより MTA 内で問題が生じた。 

修正済み 

4710477 

UID 内の @ 記号により自動返信に失敗した。 

修正済み 

4711230 

Messenger Express 内の セッション ID ではセキュリティを強化する必要があった。 

修正済み 

4712194 

データ破損ファイルが間違ったキューへ書き込まれた。 

修正済み 

4713075 

メッセージファイルがディレクトリから削除される際に、返送ジョブが異常終了した。 

修正済み 

4713536 

以前のホットフィックス (5.2p07) で、ジョブコントローラによって、再構築中にロックされたファイルが見つかった。 

修正済み 

4714890 

メール配信では、mboxutil -r コマンドにより ACL 修正を行わなかった。 

修正済み 

4717143 

エンドユーザは、POP (MMP) 経由でスプーフメッセージを削除できなかった。 

修正済み 

4717233 

デフラグチャネルがハングした。 

修正済み 

4717588 

受信者にメール属性が設定されていないと、自動返信が突然終了した。 

修正済み 

4717841 

MTA チャネルキーワードである alternateblocklimitalternatelinelimit、および alternaterecipientlimit が初期化されなかった。 

修正済み 

4718216 

PabURI は、Messaging Server 5.2 リリースではフォーマットの仕方が異なっていた。 

修正済み 

4718583 

ヘッダー行は、選択的ではなく次々にマージされた。 

修正済み 

4719536 

imsimta cleandb の変更が Veritas Cluster Server の下の HA Messaging Server の回復を長引かせていた。 

修正済み 

4720110 

mboxutil -a ユーティリティが期待どおりに機能しなかった。 

修正済み 

4720377 

imsimta stop dispatcher コマンドは、ディスパッチャの終了に失敗した場合でも pidfile.imta_dispatch を削除していた。 

修正済み 

4720670 

最後に新規の行がないメールボックスをインポートする場合に、imsimport エラーを受け取っていた。 

修正済み 

4721058 

IMTA_QUEUE が正しく解決されなかったため、メッセージファイルが見つからないことがあった。 

修正済み 





既知の問題、制限事項、および注意事項

この節では、SunTM ONE Messaging Server とそのコンポーネントについての既知の問題、制限、および注意事項について説明します。この節は、次の項で構成されています。

インストールとアンインストール

Messaging Server のインストールおよびアンインストールに関する既知の問題や注意事項は次のとおりです。


Messaging Server 5.1 の場合、Directory Server 以外のサーバはインストーラによって起動されません。




移行

この節では、旧バージョンの Messaging Server から移行する際の既知の問題、制限事項、および注意事項について説明します。

アップグレード

この節では、Messaging Server のアップグレードの際の既知の問題、制限事項、および注意事項について説明します。

Messaging Server 5.x

この節では、Messaging Server 5.xに関する既知の問題、制限事項、および注意事項について説明します。

Messenger Express

Messenger Express についての既知の問題は以下のとおりです。





マニュアルの変更点

ここでは、SunTM ONE Messaging Server 5.2 のマニュアルの誤りや変更について説明します。

管理者ガイド

この節では、『Messaging Server 管理者ガイド』の誤りや変更について説明します。

Messenger Express

この節では、『Messaging Express カスタマイズガイド』の誤りや変更について説明します。

移行ガイド

この節では、『Messaging Server 移行ガイド』の誤りや変更について説明します。

リファレンスマニュアル

この節では、『Messaging Server リファレンスマニュアル』の誤りや変更について説明します。





問題のレポート方法

Sun ONE Messaging Server 5.x で問題が発生した場合は、次の方法で Sun ONE カスタマサポートにお問い合わせください。

できるだけ確実に問題に対処できるようにするため、お問い合わせの際は次の情報を用意してください。





その他の情報

次のサイトで、Sun ONE の有用な情報を入手することができます。


SunTM ONE Messaging Server の使用は、付属のライセンス契約の諸条件に基づいて許可されます。Copyright © 2003 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved. Sun、Sun Microsystems、Sun のロゴ、Java、iPlanet、Sun ONE、およびその他の Sun、Java、iPlanet、および Sun ONE ベースの商標およびロゴは、米国およびその他の国における Sun Microsystems, Inc. の商標もしくは登録商標です。


最終更新日 2003 年 2 月 28 日