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iPlanet Trustbase Transaction Manager 2.2.1 開発者ガイド |
第 5 章 標準的なサービス
サービスは、意思決定プロセスにおいてアクションを提供します。各サービスは iPlanet Trustbase Transaction Manager フレームワークのプラグインコンポーネントであり、それぞれ iPlanet Trustbase Transaction Manager のサービスインターフェイスの実装を提供します (詳細は『構成およびインストールガイド』を参照)。
iPlanet Trustbase Transaction Manager は、さまざまなプラットフォーム、特にアプリケーションサーバ上で動作できるように設計されており、同時に多数のユーザに対応できるソリューションを提供しています。これは、コンポーネントの反復、すなわち複数の Java 仮想マシンまたは物理マシン上でクラスを実行することによって実現されています。iPlanet Trustbase Transaction Manager フレームワークは、このために必要なすべての条件を満たすように設計されています。各主要サブシステムは複数の物理マシン上で何度も反復できますが、大量処理を可能にするため、iPlanet Trustbase Transaction Manager フレームワークはサービスに対して多数の制限を設けています。
状態を持たない (ステートレスである) - 各コンポーネントはコンテキストに関わらずメッセージを処理できなくてはならない
細分化されている - シングルポイント障害のリスクを避けるため、各コンポーネントが実行するタスクの数は限られていなくてはならない 図 5-1 コンポーネントの反復
サービスはメッセージ処理に直接関わります。また、状態を持つことはできません。これは、反復を可能にするためです。
通常の場合、サービスは次の 3 つのカテゴリに分けられます。
複数のサービスにそれぞれ異なる分野の機能を割り当てることで、共通のインフラストラクチャ上に多数のアプリケーションを構築できるようになります。
特に、認証および認可サービスは企業全体で共有されるため、この 2 つのタスクの両方またはどちらかだけを専門に実行するサービスを考案することで、各アプリケーションを開発する際の作業量を軽減できます。
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最終更新日 2001 年 3 月 14 日