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Sun ONE Portal Server 6.0 インストールガイド |
第 3 章インストール後の設定
この章では次のインストール後の作業について説明します。
root 以外のユーザとして Sun ONE Portal Server を実行するための設定 ユーザ nobody として Sun ONE Portal Server を実行するための設定サーバのインスタンスの作成と削除 次の操作
root 以外のユーザとして Sun ONE Portal Server を実行するための設定
特に指定のないかぎり、すべての手順は root として実行します。 SunTM ONE Portal Server ソフトウェアをインストールしたあとで、次の操作を行います。
TCP ポートの WAIT 状態の短縮
通常は 240000 ミリ秒 (4 分) に設定されている TCP ドライバのクローズ待ち時間の間隔を短縮します。 アプリケーションが正常に終了しない場合には、ポートを WAIT 状態のままにすることもできますが、操作を再試行するには 4 分待つことになります。 この間隔を短くするには次の手順に従います。
Sun ONE Portal Server インストールの再設定
BaseDir/SUNWam/servers/https-hostname.domain/config/magnus.conf ファイルを編集します。 次の magnus.conf ファイルのサンプルに示されているように、User root エントリを User Userid に変更します。
- ファイルを編集します。 次の例に太字で示されているように、User root エントリを User Userid に変更します。
BaseDir/SUNWam/servers/https-admserv/config/magnus.conf
- ファイルを編集します。 次の例に太字で示されているように、nsslapd-localuser: root を nsslapd-localuser: Userid に変更します。
/usr/ldap/slapd-hostname/config/dse.ldif
- ファイルを編集します。 次の local.conf ファイルのサンプルに示されているように、configuration.nsSuiteSpotUser: root を configuration.nsSuiteSpotUser: Userid に変更します。
/usr/ldap/admin-serv/config/local.conf
- ファイルを編集します。 次の magnus.conf ファイルのサンプルに示されているように、User root エントリを User Userid に変更します。
/usr/ldap/admin-serv/config/magnus.conf
- を編集します。 次の desktopconfig.properties ファイルのサンプルに示されているように、logLevel=message と設定します。
/etc/opt/SUNWps/desktop/desktopconfig.properties
- 次のディレクトリの所有者を root から Userid:UserGroup に変更します。次のように入力します。
chown -R Userid:UserGroup /etc/opt/SUNWps
chown -R Userid:UserGroup /etc/opt/SUNWam
chown -R Userid:UserGroup /var/tmp/psdt*
chown -R Userid:UserGroup /usr/ldap
chown -R Userid:UserGroup /tmp/https*
chown -R Userid:UserGroup /opt/SUNWam
chown -R Userid:UserGroup /opt/SUNWps
chown -R Userid:UserGroup /usr/java_1.3.1_04
chown -R Userid:UserGroup /var/sadm/pkg/SUNWamsvc
chown -R Userid:UserGroup /var/sadm/pkg/SUNWamws
chown -R Userid:UserGroup /var/sadm/pkg/SUNWamds
chown -R Userid:UserGroup /var/sadm/pkg/SUNWps
- の 386 行目を編集します。次の例に示されているように、check_root_user メソッド呼び出しの前に # を入力します。
/etc/init.d/amserver
- 以外のユーザとしてディレクトリサーバを再起動します。
root
- /etc/init.d/amserver stop を実行します。
すべてのプロセスが停止したことを確認します。 確認するには、次のように入力します。
Sun ONE Portal Server の起動
ユーザ nobody として Sun ONE Portal Server を実行するための設定
nobody は (暗号化された) 不当な合成パスワードを持っているので、 Sun ONE Portal Server ファイルの所有者として nobody を指定するのは特別な場合です。 nobody が所有するファイルを操作して実行するユーザは、root である必要があります。
Sun ONE Portal Server が nobody として稼動することを設定されている場合には、サーバは、デフォルトの Web サーバポートであるポート 8080 で待機するように設定できます。LDAP サーバはデフォルトのポート 389 でも実行できます。
特に指定のないかぎり、すべての手順は root として実行します。 Sun ONE Portal Server ソフトウェアをインストールしたあとで、次の操作を行います。
TCP ポートの WAIT 状態の短縮
通常は 240000 ミリ秒 (4 分) に設定されている TCP ドライバのクローズ待ち時間の間隔を短縮します。 アプリケーションが正常に動作していない場合、ポートを WAIT 状態のままにすることもできますが、操作を再試行するには 4 分待つことになるからです。
Sun ONE Portal Server インストールの再設定
BaseDir/SUNWam/servers/https-hostname.domain/config/magnus.conf ファイルを編集します。 次の magnus.conf ファイルのサンプルに示されているように、User root エントリを User nobody に変更します。
- ファイルを編集します。 次の例に太字で示されているように、User root エントリを User nobody に変更します。
BaseDir/SUNWam/servers/https-admserv/config/magnus.conf
- ファイルを編集します。 次の例に太字で示されているように、nsslapd-localuser: root を nsslapd-localuser: nobody に変更します。
/usr/ldap/slapd- hostname/config/dse.ldif
- ファイルを編集します。 次の local.conf ファイルのサンプルに示されているように、configuration.nsSuiteSpotUser: root を configuration.nsSuiteSpotUser: nobody に変更します。
/usr/ldap/admin-serv/config/local.conf
- ファイルを編集します。 次の magnus.conf ファイルのサンプルに示されているように、User root エントリを User nobody に変更します。
/usr/ldap/admin-serv/config/magnus.conf
- を編集します。 次の desktopconfig.properties ファイルのサンプルに示されているように、logLevel=message と設定します。
/etc/opt/SUNWps/desktop/desktopconfig.properties
- 次のディレクトリの所有者を root から Userid:UserGroup に変更します。次のように入力します。
chown -R Userid:UserGroup /etc/opt/SUNWps
chown -R Userid:UserGroup /etc/opt/SUNWam
chown -R Userid:UserGroup /var/tmp/psdt*
chown -R Userid:UserGroup /usr/ldap
chown -R Userid:UserGroup /tmp/https*
chown -R Userid:UserGroup /opt/SUNWam
chown -R Userid:UserGroup /opt/SUNWps
chown -R Userid:UserGroup /usr/java_1.3.1_04
- の 386 行目を編集します。次の例に示されているように、check_root_user メソッド呼び出しの前に # を入力します。
/etc/init.d/amserver
すべてのプロセスが停止したことを確認します。 確認するには、次のように入力します。
Sun ONE Portal Server の起動
スーパーユーザになり、次の手順を行います。
nobody ユーザとして、/etc/init.d/amserver start と入力します。
スーパーユーザになり、 BaseDir/SUNWam/servers/https-hostname.domain /start と入力します。サービスを停止するには、 /etc/init.d/amserver stop と入力します。
サーバのインスタンスの作成と削除
インスタンスは特定のポートで待機するサーバで、 1 つまたは複数の IP アドレスに結合します。 Sun ONE Portal Server では、インスタンスはポートで待機して単一の JVM を実行する Web サーバプロセスに相当します。 次の手順に従って、サーバの複数インスタンスを作成します。
Sun ONE Portal Server の ユーザインタフェースノードを稼動中のサーバにログインします。 スーパーユーザになり、ディレクトリを BaseDir/SUNWps/bin に変更します。対話式インストールにするため、 ./multiserverinstance と入力します。
ブラウザで、次のように入力します。
インスタンスを削除するには次の手順に従います。
Sun ONE Portal Server ソフトウェアを稼動中のサーバにログインします。 スーパーユーザになり、ディレクトリを BaseDir/SUNWps/bin に変更します。./multiserverinstance delete -instance InstanceNickname と入力します。
次の操作
この節では、次の項目について説明します。
Sun ONE Portal Server インストールの妥当性検査
Sun ONE Portal Server のインストールが正常に終了したことを確認するために、サーバを開始して、プロセスが正常に稼動および待機するかを検証します。
サーバにログインしてスーパーユーザになります。 Sun ONE Portal Server を開始します。 次の手順を行います。
ディレクトリを BaseDir/SUNWam/bin に変更します。iPlanetTM Directory Server Access Management Edition を開始します。次のように入力します。
注 Portal Server を開始するには、iPlanet Directory Server Access Management Edition を開始する必要があります。
すべての Sun ONE Portal Server プロセスが正常に動作することを検証します。次のように入力します。
Sun ONE Portal Server 管理コンソールと Desktop へのアクセス
次の手順に従って、 Sun ONE Portal Server のインストールが正常に行われたことを検査します。
iPlanet Directory Server Access Management Edition 管理コンソールへのアクセス
ブラウザを開きます。 http://hostname.domain:port/amconsole と入力します。 管理者名とパスワードを入力して管理コンソールを表示します。
サンプル Desktop へのアクセス
インストール時に入力したデフォルトの組織について、ソフトウェアは、 Desktop サービスの設定、テンプレートの作成、その組織のユーザへの Desktop ポリシーの作成と割り当てを行います。 ログオンするユーザを組織に作成するか、あるいはユーザを作成せずに匿名ログインを使用することができます。
Portal Server の管理
Secure Socket Layer (SSL) を設定するには、『Sun ONE Portal Server 6.0 管理者ガイド』の第 8 章を参照してください。
ポータルサーバのユーザインタフェースノードの複数のインストールを管理するには、『 Sun ONE Portal Server 6.0 管理者ガイド』の第 8 章を参照してください。
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最終更新日
2002
年
8
月
29
日