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Sun ONE Portal Server 6.2 インストールガイド

第 1 章
インストールの計画

SunTM ONE Portal Server ソフトウェアのインストールを始める前に、慎重にインストール計画を立てる必要があります。インストールを正常に完了するには、インストールソフトウェアの構成、システム要件、および必要な情報をあらかじめよく理解しておいてください。

この章には、次の節があります。


Sun ONE Portal Server の概要

Sun ONE Portal Server 6.2 は、エンドユーザーに対して、リソースとアプリケーションにアクセスできるポータルデスクトップを提供します。Sun ONE Portal Server ソフトウェアはまた、ポータルデスクトップからのイントラネットコンテンツの整理とアクセスを可能にする検索エンジンインフラストラクチャも提供します。さらに今回のリリースでは、Communication Channels が Sun ONE Portal Server ソフトウェアとともにインストールされます。Communication Channels は、メールチャネル、カレンダーチャネル、アドレス帳チャネル、Instant Messagingチャネルで構成されます。

Sun ONE Portal Server 6.2 リリースはまた、リモートユーザーが組織のネットワークとそのサービスにインターネットを経由して安全にアクセスできるようにする Secure Remote Access サポートも提供します。また、このリリースは、組織に対して、従業員、ビジネスパートナー、一般の人々など、あらゆる対象読者向けにコンテンツ、アプリケーション、データへのアクセスを提供するセキュアなインターネットポータルを提供します。

Sun ONE Portal Server ソフトウェアには、Sun ONE Portal Server の以前のバージョンからアップグレードするサイト用のデータ移行ツールも含まれています。

Sun ONE Portal Server ソフトウェアの下のレイヤーは、Web アプリケーションコンテナ (SunTM ONE Web Server ソフトウェアまたは SunTM ONE Application Server 経由)、ユーザー、サービスおよびポリシー管理、認証およびシングルサインオン、管理コンソール (SunTM ONE Identity Server ソフトウェア経由)、ディレクトリスキーマおよびデータストレージ (SunTM ONE Directory Server ソフトウェア経由)、およびプロトコルサポート (標準ブラウザソフトウェアによる) などの機能やサービスを提供します。Sun ONE Portal Server ソフトウェアは別にインストールされ、これらのサービスを Sun ONE Portal Server ソフトウェアそれ自身の中に実装するのではなく、利用しています。


Sun ONE Portal Server は、Sun JavaTM Enterprise System にバンドルされています。Java Enterprise System のインストールマニュアルを参照してください。


Sun ONE Portal Server コンポーネント

Sun ONE Portal Server は複数の異なる機能コンポーネントで構成されています。これらのコンポーネントは、Portal Server のあるノード (Portal Server ノード) か、あるいは Portal Server のないノード (別ノード) にインストールすることができます。表 1-1 は、インストール可能なコンポーネント、その説明、インストール先のノードの一覧です。

表 1-1 Sun ONE Portal Serverコンポーネント 

コンポーネント

説明

Node

Sun ONE Portal Server

エンドユーザーに対して、リソース、アプリケーション、検索エンジンインフラストラクチャにアクセスできるポータルデスクトップを提供します。

サブコンポーネントには次のものがあります。

  • Secure Remote Access サポート : ゲートウェイ、Netlet プロキシ、リライタプロキシと通信できるように Sun ONE Portal Server を設定します。
  • サンプルポータル: サンプルデスクトップを提供します。
  • Secure Remote Access サンプル
  • 移行ツール

Portal Server ノード

ゲートウェイ

このコンポーネントは、インターネットからのリモートユーザーセッションと企業のインタトラネットの間にインタフェースとセキュリティバリアを提供します。

Portal Server ノード、別ノード

Netlet プロキシ

このコンポーネントは、クライアントからゲートウェイを経由してイントラネットに存在する Netlet プロキシまでセキュアトンネルを拡張します。非武装ゾーン (DMZ) とイントラネットの間のファイアウォールにおけるオープンポートの数を制限します。

Netlet プロキシは、オプションのコンポーネントです。このコンポーネントは、インストールしないか、あるいは後でインストールすることを選択できます。

ゲートウェイノードにはインストールできません。

Portal Server ノード、別ノード

リライタプロキシ

このコンポーネントは、セキュア接続をゲートウェイから Portal Server へ拡張します。

リライタプロキシをインストールし、HTTP 要求を直接送信先ホストにリダイレクトせず、リライタプロキシにリダイレクトします。次にリライタプロキシはこの要求を送信先サーバーに送信します。プロキシを指定しない場合、ユーザーがこれらのイントラネットコンピュータの 1 台にアクセスしようとするとき、ゲートウェイコンポーネントはイントラネットコンピュータに直接接続します。

Portal Server ノード、別ノード

インストールのガイドライン

インストールに際しては、次のことを考慮してください。

移行ガイドライン

Sun ONE Portal Server 6.2 は、iPlanetPortal Server 3.0 Service Pack 3a、 Service Pack 4、または Service Pack 5 からの移行をサポートしています。移行ツールは Sun ONE Portal Server 製品とともに自動的にインストールされます。

単一システムの移行については、iPlanet Portal Server 3.0 (Service Pack 3a、Service Pack 4、または Service Pack 5) システムに Sun ONE Portal Server 6.2 をインストールできます。

移行について詳細は、『Sun ONE Portal Server 6.2 Migration Guide』を参照してください。

アップグレードガイドライン

Sun ONE Portal Server 6.2 は、Sun ONE Portal Server バージョン 6.0 および 6.1 からのアップグレードをサポートしています。アップグレードツールは、Java Enterprise System インストーラによって Sun ONE Portal Server の一部としてインストールされます。

アップグレードについて詳細は、『Sun ONE Portal Server 6.2 Migration Guide』を参照してください。

インストールのシナリオ

Sun ONE Portal Server 6.2 製品は Secure Remote Access サポートを含み、オープンポータルモードまたはセキュアポータルモードでインストールすることができます。

オープンモード

Sun ONE Portal Server ソフトウェアは、オープンモード、つまり、ゲートウェイを使用せずにインストールすることができます。

単一サーバーへのインストール

図 1-1 は、Sun ONE Portal Server、Sun ONE Identity Server、Web コンテナ、および Sun ONE Directory Server を単一のマシンにインストールする例を示しています。

図 1-1 単一マシンへのインストール

この図は、単一マシンにおける Sun ONE Portal Server 内部および外部コンポーネントの配置を示しています。[D]

複数サーバーへのインストール

図 1-2 は、別のマシン上の Sun ONE Directory Server を使用する Sun ONE Portal Server、Sun ONE Identity Server、Web コンテナを複数のマシンにインストールする例を示しています。

図 1-2

この図は、複数マシンへの Sun ONE Portal Server のインストールを示しています。別のマシン上の Sun ONE Directory Server を使用する、複数マシン上の Sun ONE Portal Server、Sun ONE Identity Server、Sun ONE Web Server[D]

複数マシンへのインストール

セキュアモード

エンドユーザーとシステム要件に応じて、ゲートウェイ、Netlet プロキシ、リライタプロキシを Portal Server とともに単一マシンにインストールするか、あるいは、これらをすべて別々のマシンにインストールすることができます。単一マシンへの配備は、本稼動環境用として一般的にお勧めすることはできません。

Portal Server はまた、複数のサーバーと通信する複数のゲートウェイを含むインストールグループもサポートします。図 1-3 は、複数のゲートウェイおよびサーバーコンポーネントを含むインストールにおける Portal Server の配備を示しています。

他の配備については、『Sun ONE Portal, Secure Remote Access 6.2 Deployment Guide』を参照してください。

図 1-3 複数のゲートウェイおよびサーバーコンポーネントのインストール

複数のゲートウェイおよびサーバーコンポーネントのインストール

図 1-3 は、次のコンポーネントで構成される Secure Remote Access の配備例を示しています。

ブラウザ 1 とブラウザ 2 からの HTTP 要求と Netlet 要求はロードバランサに送信されます。ロードバランサは、これを利用可能なゲートウェイに送信します。ブラウザ 1 からの HTTP 要求は、ゲートウェイ 1 に送信されます。

ゲートウェイ 1 は、この要求を Sun ONE Portal Server 1 で設定されたリライタプロキシに送信します。リライタプロキシがない場合、複数のイントラネットホストへの HTTP 要求の結果、ファイアウォールで複数のポートが開きます。リライタプロキシは、ファイアウォールでポートが 1 つしか開いていないことを保証します。リライタプロキシはまた、ゲートウェイからの SSL トラフィックを Portal Server ノードに送信します。

ブラウザ 2 からの HTTP 要求はロードバランサに送信されます。ロードバランサは、この要求をゲートウェイ 2 に送信します。この要求は、ゲートウェイ 2 から、Sun ONE Portal Server 2 にインストールされたリライタプロキシを経由して他のホスト 2 に渡されます。

ブラウザ 2 からの Netlet 要求は、ロードバランサによってゲートウェイ 2 に送信されます。ゲートウェイ 2 は、その要求を、SunTM ONE Portal Server 2 にインストールされた Netlet プロキシを経由して要求されているアプリケーションホスト 2 に送信します。


システム要件

Sun ONE Portal Server ソフトウェアをインストールする前に、システムが次の要件を満たしていることを確認してください。

オペレーティングシステム要件

Sun ONE Portal Server ソフトウェアには、少なくとも SolarisTM 8 オペレーティングシステムまたは SolarisTM 9 オペレーティングシステムのエンドユーザーシステムサポートソフトウェアグループが必要です。

ハードウェア要件

新しいソフトウェアをインストールする場合は、システムは少なくとも次のハードウェア要件を満たしている必要があります。

表 1-2 ハードウェア要件

ハードウェアコンポーネント

SolarisTM の要件

オペレーティングシステム

SolarisTM 8 または SolarisTM 9 オペレーティングシステム (SPARC プラットフォーム)

CPU

Sun SPARC または SolarisTM オペレーティングシステム (x86 Platform Edition) を搭載したワークステーション

RAM

512M バイト (評価用インストール時)

1.2G バイト (運用配備時)

ディスク容量

1G バイト (Sun ONE Portal Server と関連アプリケーション実装時)

必要なソフトウェアコンポーネント

Sun ONE Portal Server

Sun ONE Portal Server のインストールには、次のソフトウェア製品が必要であり、Portal Server をインストールする前にインストールする必要があります。

これらのソフトウェア製品は Sun ONE Portal Server をインストールする前にインストールしてください。

ゲートウェイ

ゲートウェイを単体でインストールするには、別のノードに次のソフトウェアが必要です。

Netlet プロキシ

Netlet プロキシを単体でインストールするには、独立したノードに次のソフトウェアが必要です。

リライタプロキシ

リライタプロキシを単体でインストールするには、独立したノードに次のソフトウェアが必要です。

推奨ブラウザ

Sun ONE Portal Server デスクトップの管理およびアクセスには、次のブラウザを使用できます。


Sun ONE Portal Server のチェックリスト

Sun ONE Portal Server のインストール中に定義したパラメータは、インストールを選択したコンポーネントによって異なります。後に記載するチェックリストは、次の各コンポーネントに必要なパラメータを説明しています。

Web コンテナのインストールについては、「Web コンテナチェックリスト」を参照してください。

実行しているインストールのタイプによって、後のチェックリストに示されたすべての値を使用する場合と使用しない場合があります。Java Enterprise System インストーラを使用する場合、複数のコンポーネント製品を同時にインストールするか、あるいは、インストール中にさまざまなレベルの設定を実行することができます。

Java Enterprise System を使用するカスタムインストールまたは最小インストールを選択する場合、後のチェックリストに示した値を使用します。

最小インストールを実行した場合、Sun ONE Portal Server の configurator スクリプトを使用して Portal Server のインストールを設定する必要があります。

Sun ONE Portal Server と Secure Remote Access

表 1-3 は、Portal Server のインストールと最小インストール後の設定に必要になるすべての値を一覧にした 3 列の表です。実行するインストールのタイプに応じて、使用する値は変わります。

表 1-3 は、Web サーバーの配備を想定したチェックリスト例です。Sun ONE Application Server、BEA WebLogic、または IBM WebSphere Application Server 上に配備している場合、これらの Web コンテナの値については、「Web コンテナチェックリスト」の節を参照してください。

表 1-3 Sun ONE Portal Server のインストールチェックリスト 

パラメータ

デフォルト値

説明

インストールディレクトリ

コンポーネントインストールディレクトリ

/opt

Sun ONE Portal Server ソフトウェアがインストールされるベースディレクトリ

配備情報

配備タイプ

Sun ONE Web Server

Sun ONE Portal Server は、Sun ONE Web Server、Sun ONE Application Server、BEA WebLogic Server、または WebSphere Application Server 上に配備することができます。

このパラメータは Sun ONE Portal Server をインストールする場合にのみ必要です。

配備 URI

/portal

URI は、Web サーバーまたはアプリケーションサーバー上で Sun ONE Portal Server が使用する領域です。デフォルトでコンテンツは、portal-server-install-root/SUNWps/web-apps/
Server-Instance/URI に配備されます。デフォルトで URI は、/portal です。

配備 URI の値は、先頭にスラッシュが付き、スラッシュを 1 つだけ含む必要があります。ただし、配備 URI それ自体を "/" とすることはできません。

Web コンテナ情報 (Sun ONE Web Server)

インストールディレクトリ

/opt/SUNWwbsvr

Sun ONE Web Server ソフトウェアがインストールされるベースディレクトリ

インスタンス

host

デフォルトは、完全指定のホスト名です。この値は、Portal Server が使用する Web サーバーインスタンスです。

インスタンス名はスペースを含んではいけません。

ドキュメントルートディレクトリ

/opt/SUNWwbsvr/docs

スタティックページが保存されるディレクトリ。このディレクトリは Sun ONE Identity Server のインストール中に作成されます。

Identity Server 情報

インストールベースディレクトリ

/opt

Sun ONE Identity Server ソフトウェアがインストールされるベースディレクトリ

内部 LDAP 認証ユーザーディレクトリ

 

Sun ONE Identity Server のインストール中に選択された内部 LDAP 認証ユーザーパスワード

このパラメータは Sun ONE Portal Server をインストールするときにのみ必要です。

管理者 (amadmin) パスワード

 

Sun ONE Identity Server ソフトウェアのインストール中に選択された最上位管理者 (amadmin)

ディレクトリマネージャ DN

cn=Directory Manager

LDAP ディレクトリマネージャ識別名 (DN)

ディレクトリマネージャパスワード

 

Sun ONE Directory Server のインストール中に選択されたディレクトリマネージャパスワード

Secure Remote Access 情報 (Secure Remote Access サポートの設定用)

ゲートウェイプロトコル

https

ゲートウェイプロトコルが通信に使用するプロトコル。ゲートウェイはセキュアソケットレイヤー (SSL) を使用して通信します。

Portal Server のドメイン

portal-server-domain-name

Sun ONE Portal Server がインストールされるマシンのドメイン名

ゲートウェイのドメイン

gateway-domain-name

ゲートウェイマシンのドメイン名

ゲートウェイのポート

443

ゲートウェイが待機するポート

ゲートウェイのプロファイル名

default

リライタプロキシが使用する必要のあるゲートウェイプロファイル。ゲートウェイプロファイルは、ゲートウェイが待機するポート、SSL オプション、プロキシオプションなど、ゲートウェイ設定に関連したすべての情報を含みます。

ゲートウェイ管理コンソールで複数のプロファイルを作成し、ゲートウェイのインスタンスごとに異なるプロファイルを関連付けることができます。

Sun ONE Portal Server または Secure Remote Access サポートをインストールしたときに指定したものと同じプロファイル名を指定します。

『Sun ONE Portal Server, Secure Remote Access 6.2 管理者ガイド』の「ゲートウェイプロファイルの作成」を参照してください。

パスワード暗号鍵

 

暗号鍵の値。暗号鍵は、

identity-server-installation-root
/SUNWam/lib/AMConfig.properties にあるパラメータ am.encryption.pwd です。

ログ参照ユーザーパスワード

 

これにより、root 以外のアクセス権の管理者がゲートウェイログファイルを参照できます。

パスワードの再入力

 

パスワード確認のための再入力

ゲートウェイ

表 1-4 ゲートウェイのインストールチェックリスト 

パラメータ

デフォルト値

説明

プロトコル

https

ゲートウェイが通信に使用するプロトコル。ゲートウェイはセキュアソケットレイヤー (SSL) を使用して通信します。

ホスト名

host

ゲートウェイがインストールされるマシンの完全指定ホスト名

サブドメイン

gateway-subdomain-name

ゲートウェイマシンのサブドメイン名

ドメイン

gateway-domain-name

ゲートウェイマシンのドメイン名

IP アドレス

host-ip-address

Sun ONE Portal Server マシンの IP アドレス

Sun ONE Portal Server に対して Sun ONE Identity Server がインストールされたマシンの IP アドレスを指定します。

アクセスポート

443

ゲートウェイマシンが待機するポート

ゲートウェイプロファイル名

default

ゲートウェイプロファイルは、ゲートウェイが待機するポート、SSL オプション、プロキシオプションなど、ゲートウェイ設定に関連したすべての情報を含みます。

ゲートウェイ管理コンソールで複数のプロファイルを作成し、ゲートウェイのインスタンスごとに異なるプロファイルを関連付けることができます。

Sun ONE Portal Server または Secure Remote Access サポートをインストールしたときに指定したものと同じプロファイル名を指定します。

詳細については、『Sun ONE Portal Server, Secure Remote Access 6.2 管理者ガイド』の「ゲートウェイプロファイルの作成」を参照してください。

ログ参照ユーザーパスワード

 

これにより、root 以外のアクセス権の管理者がゲートウェイログファイルを参照できます。

インストール後にゲートウェイを起動

オン

ゲートウェイは自動的に起動する (このオプションをオンにした場合) か、あるいは後で起動できます。

ゲートウェイを手動で起動するには、portal-server-install-root/SUNWps/bin にある次のコマンドを使用してください。

./gateway -n gateway-profile-name start

証明書情報

組織

MyOrganization

組織の名前

部門

MyDivision

部門の名前

市または地域

MyCity

市または地域の名前

州または都道府県

MyState

州または都道府県の名前

2 文字の国コード

us

2 文字の国コード

認証データベースパスワード

 

任意のパスワードを選択可能

パスワードの再入力

 

確認のためパスワードを再入力します。

Netlet プロキシ

表 1-5 Netlet プロキシのインストールチェックリスト 

パラメータ

デフォルト値

説明

ホスト名

hostname

Netlet プロキシをインストールするマシンの完全指定ホスト名

サブドメイン

localhost-subdomain-name

Netlet プロキシをインストールするマシンのサブドメイン名

ドメイン

localhost- domain-name

Netlet プロキシをインストールするマシンのドメイン名

IP アドレス

host-ip-address

Sun ONE Identity Server マシンの IP アドレス

Sun ONE Portal Server に対して Sun ONE Identity Server がインストールされたマシンの IP アドレスを指定します。

アクセスポート

10555

Netlet プロキシが待機するポート

ゲートウェイプロファイル名

default

ゲートウェイプロファイルは、ゲートウェイが待機するポート、SSL オプション、プロキシオプションなど、ゲートウェイ設定に関連したすべての情報を含みます。

ゲートウェイ管理コンソールで複数のプロファイルを作成し、ゲートウェイのインスタンスごとに異なるプロファイルを関連付けることができます。

Sun ONE Portal Server または Secure Remote Access サポートをインストールしたときに指定したものと同じプロファイル名を指定します。

詳細については、『Sun ONE Portal Server, Secure Remote Access 6.2 管理者ガイド』の「ゲートウェイプロファイルの作成」を参照してください。

ログ参照ユーザーパスワード

 

これにより、root 以外のアクセス権の管理者がゲートウェイログファイルを参照できます。

インストール後に Netlet プロキシを起動

オン

Netlet プロキシは自動的に起動する (このオプションをオンにした場合) か、あるいは後で起動できます。Netlet プロキシを手動で起動するには、netlet-proxy-install-root/SUNWps/bin にある次のコマンドを使用してください。

./netletd -n default start

証明書情報

組織

MyOrganization

組織の名前

部門

MyDivision

部門の名前

市または地域

MyCity

市または地域の名前

州または都道府県

MyState

州または都道府県の名前

2 文字の国コード

us

2 文字の国コード

認証データベースパスワード

 

任意のパスワードを選択可能

パスワードの再入力

 

確認のためパスワードを再入力します。

リライタプロキシ

表 1-6 リライタプロキシのインストールチェックリスト 

パラメータ

デフォルト値

説明

ホスト名

hostname

リライタプロキシをインストールするマシンの完全指定ホスト名

サブドメイン

localhost-subdomain-name

リライタプロキシをインストールするマシンのサブドメイン名

ドメイン

localhost- domain-name

リライタプロキシをインストールするマシンのドメイン名

IP アドレス

host-ip-address

Sun ONE Identity Server マシンの IP アドレス

Sun ONE Portal Server に対して Sun ONE Identity Server がインストールされたマシンの IP アドレスを指定します。

アクセスポート

10443

リライタプロキシが待機するポート

ゲートウェイプロファイル名

default

ゲートウェイプロファイルは、ゲートウェイが待機するポート、SSL オプション、プロキシオプションなど、ゲートウェイ設定に関連したすべての情報を含みます。

ゲートウェイ管理コンソールで複数のプロファイルを作成し、ゲートウェイのインスタンスごとに異なるプロファイルを関連付けることができます。

Sun ONE Portal Server または Secure Remote Access サポートをインストールしたときに指定したものと同じプロファイル名を指定します。

詳細については、『Sun ONE Portal Server, Secure Remote Access 6.2 管理者ガイド』の「ゲートウェイプロファイルの作成」を参照してください。

ログ参照ユーザーパスワード

 

これにより、root 以外のアクセス権の管理者がゲートウェイログファイルを参照できます。

インストール後にリライタプロキシを起動

オン

リライタプロキシは自動的に起動する (このオプションをオンにした場合) か、あるいは後で手動で起動できます。

リライタプロキシを手動で起動するには、rewriter-proxy--install-root/SUNWps/bin にある次のコマンドを使用してください。

./rwproxyd -n default start

証明書情報

組織

MyOrganization

組織の名前

部門

MyDivision

部門の名前

市または地域

MyCity

市または地域の名前

州または都道府県

MyState

州または都道府県の名前

2 文字の国コード

us

2 文字の国コード

認証データベースパスワード

 

任意のパスワードを選択可能

パスワードの再入力

 

確認のためパスワードを再入力します。


Web コンテナチェックリスト

Sun ONE Portal Server のインストールは、いくつかの Web コンテナパラメータに依存しています。次のチェックリストは、Sun ONE Portal Server のインストールプロセス中に必要になるパラメータを示します。Sun ONE Portal Server製品を配備する Web コンテナのチェックリストを参照してください。

Sun ONE Portal Server でサポートされているアプリケーションサーバーの使用について詳細は、このマニュアルの中の、アプリケーションサーバー配備に関する付録を参照してください。

Sun ONE Web Server のチェックリスト

表 1-7 Sun ONE Portal Server インストール中に使用される Sun ONE Web Server の値

パラメータ

デフォルト値

説明

インストールディレクトリ

/opt/SUNWwbsvr

Sun ONE Web Server がインストールされたベースディレクトリ

インスタンス

host

Portal Server が使用する Web サーバーインスタンス

インスタンス名はスペースを含んではいけません。

ドキュメントルートディレクトリ

/opt/SUNWwbsvr/docs

スタティックページが保存されるディレクトリ。このディレクトリは Sun ONE Identity Server のインストール中に作成されます。

Sun ONE Application Server のチェックリスト

表 1-8 Sun ONE Portal Server のインストール中に使用される Sun ONE Application Server の値  

パラメータ

デフォルト値

説明

インストールディレクトリ

//opt/SUNWappserver7

Sun ONE Application Server がインストールされたディレクトリ

ドメイン

/var/opt/SUNWappserver7/
domains/domain1

Sun ONE Application Server ドメインは、一組のインスタンスを含みます。指定されたドメインは、Sun ONE Portal Server によって使用されるインスタンスを含みます。このドメインはあらかじめ設定されている必要があります。

インスタンス

server1

Sun ONE Portal Server が配備される Sun ONE Application Server のインスタンスの名前。このインスタンスはあらかじめ設定されている必要があります。

インスタンス名はスペースを含んではいけません。

ドキュメントルートディレクトリ

/var/opt/SUNWappserver7/
domains/domain1/server1/
docroot

スタティックページが保存されるディレクトリ。このディレクトリは Sun ONE Identity Server のインストール中に作成されます。

管理者

admin

管理者のユーザー ID

管理ポート

4848

管理サーバーのポート番号

管理パスワード

 

管理サーバーパスワード

BEA WebLogic Server のチェックリスト

表 1-9 Sun ONE Portal Server のインストール中に使用される BEA WebLogic Server の値 

パラメータ

デフォルト値

説明

インストールディレクトリ

/bea/wlserver6.1

BEA WebLogic Server ソフトウェアがインストールされたディレクトリ

ドメイン

mydomain

BEA WebLogic Server ドメインは、一組のインスタンスを含みます。指定されたドメインは、Sun ONE Portal Server によって使用されるインスタンスを含みます。このドメインはあらかじめ設定されている必要があります。

インスタンス

myserver

Sun ONE Portal Server が配備される BEA WebLogic Server のインスタンスの名前。このインスタンスはあらかじめ設定されている必要があります。

この名前はスペースを含んではいけません。

管理サーバーインスタンスに Sun ONE Portal Server をインストールしている場合、これが管理サーバーインスタンスの名前になります。それ以外は、管理対象サーバーインスタンスの名前になります。

ドキュメントルートディレクトリ

/bea/wlserver6.1/config/
mydomain/applications/
DefaultWebApp

DefaultWebApp のドキュメントルート値は、Portal Server ソフトウェアを動作させている BEA WebLogic Server インスタンスに配備する必要があります。DefaultWebApp は、BEA WebLogic Server においてスタティックなコンテンツが生成されるデフォルトの Web アプリケーションです。デフォルトでは、BEA WebLogic Server のインストール中に定義または作成されたドメイン (mydomain) とサーバーインスタンスにのみ配備されます。したがって、BEA WebLogic Server またはドメインを作成する場合、ディレクトリを新しいサーバーの配備ディレクトリにコピーするか、あるいは BEA WebLogic Server 管理コンソールを使用することによって、DefaultWebApp を配備する必要があります。デフォルト Web アプリケーションの設定方法については、BEA WebLogic Server のマニュアルを参照してください。

管理者

system

管理者のユーザー ID

管理パスワード

 

システムのパスワード

管理プロトコル

http

BEA WebLogic Server が稼動する管理サーバーのプロトコル

管理ポート

7001

BEA WebLogic Server が稼動している管理サーバーのポート。Sun ONE Portal Server が BEA WebLogic Server 管理サーバーそのものにインストールされている場合、Portal Server が稼動するポートと BEA WebLogic Server 管理ポートは同じになります。

IBM WebSphere Application Server のチェックリスト

表 1-10 Sun ONE Portal Server のインストール中に使用される IBM WebSphere Application Server の値

パラメータ

デフォルト値

説明

インストールディレクトリ

/opt/WebSphere/AppServer

IBM WebSphere Application Server ソフトウェアがインストールされたディレクトリ

仮想ホスト

default_host

 

ノード

machine-name

 

インスタンス

Default_Server

Sun ONE Portal Server が配備されるインスタンスの名前。このインスタンスはあらかじめ設定されている必要があります。

Portal Server は、名前にダッシュやスペースを含むアプリケーションサーバーインスタンスやドメイン (Default-Server、Default Server など) にインストールすることはできません。

インスタンスの名前の変更については、付録 C 「IBM WebSphere Application Server」を参照してください。

ドキュメントルートディレクトリ

/opt/IBMHTTPD/htdocs/
en_US

スタティックページが保存されるディレクトリ。このディレクトリは Sun ONE Identity Server のインストール中に作成されます。



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