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Sun ONE Portal Server, Mobile Access 6.2 インストールガイド

第 2 章
Mobile Access ソフトウェアのインストール

SunTM ONE Portal Server ソフトウェアがインストールされている各サーバーに SunTM ONE Portal Server, Mobile Access 6.2 製品をインストールする必要があります。

Portal Server, Mobile Access をインストールするには、ソフトウェアに付属するインストールウィザードを使用します。この章は、インストール手順について説明する次のトピックから構成されています。

ソフトウェアのダウンロード

インストールには Sun ONE Portal Server, Mobile Access ソフトウェアの CD-ROM を使用します。ただし、必要な場合は、次の方法で Mobile Access ソフトウェアをダウンロードして使用することもできます。

ソフトウェアをダウンロードするには

  1. Sun ONE Portal Server, Mobile Access 6.2 ソフトウェアの CD-ROM を使用できますが、次の Web サイトでこのソフトウェアをダウンロードすることもできます。

    2. http://www.sun.com/software

  2. 表示された手順に従います。

ファイルを解凍するには

  1. ソフトウェアをダウンロードした場所のディレクトリに移動します。
  2. unzip コマンド (たとえば、unzip filename.zip など) を使用して Mobile Access ファイルを解凍します。

ソフトウェアのインストール

ここでは、Sun ONE Portal Server, Mobile Access 6.2 ソフトウェアのインストール方法を説明します。

注

Portal Server ソフトウェアのインストール時にサンプルポータルがインストールされている場合、Mobile Access ソフトウェアのインストーラによってサンプルモバイルポータルがインストールされます。サンプルポータルがインストールされていない場合は、Mobile Access インストーラによって Mobile Access ソフトウェアのみがインストールされます。

ソフトウェアをインストールするには

  1. SunTM ONE Directory Server ソフトウェアと Portal Server ソフトウェアが稼動中であることを確認します。
  2. su コマンドを使用してスーパーユーザーになります。
  3. Mobile Access ソフトウェアをダウンロードして解凍した場所にディレクトリを移動します。
  4. 次のコマンドを入力してインストールウィザードを起動します。

    5. ./setup [-nodisplay]

  5. Sun ONE Portal Server のウェルカム情報を確認し、「次へ」ボタンをクリックします。
  6. ソフトウェアライセンス使用許諾契約を確認します。

    7. ライセンス使用許諾契約に同意してインストールを続行する場合は「はい」ボタンをクリックします (続行する準備が整っていない場合は「終了」をクリックします)。

  7. SunTM ONE Identity Server 管理者のパスワードと Directory Server ディレクトリマネージャのパスワードを入力します。「次へ」をクリックして次に進みます。

    8. ヒント

    これらのパスワードは、Identify Server ソフトウェアおよび Directory Server ソフトウェアがインストールされたときに割り当てられています。

  8. 「インストール準備完了」情報を確認し、「次へ」をクリックすると、Mobile Access のインストールが開始されます (続行する準備が整っていない場合は「終了」をクリックします)。

    9. インストールの進行状況が表示されます。インストールが完了すると、「インストールの概要」が表示されます。

  9. 「Status」列に「インストール完了」と表示されていることを確認します。
  10. インストールに関するその他の情報を表示するには、「詳細」ボタンをクリックします。

    11. /var/sadm/install/logs ディレクトリ内の概要レポートが表示されます。「了解」をクリックして、ウインドウを閉じます。

  11. 「閉じる」をクリックしてインストールウィザードを閉じます。
  12. Web コンテナを再起動します。

インストールを確認するには

  1. SunTM ONE Identity Server 管理コンソールに amadmin としてログインします。

    2. ヒント

    デフォルトの URL は http://server:port/amconsole です。

  2. 「Service Configuration」タブをクリックします。
  3. 左パネルの「Service name」という見出しの下で、「モバイルアプリケーション設定」サービスが表示され、アドレス帳、メール、カレンダーの各アプリケーションが示されていることを確認します。
  4. 左パネルの「Service name」という見出しの下にある「Identify Server」という見出しの下の「Client Detection」の矢印をクリックすると、クライアント検出情報が右パネルに表示されます。
  5. 「Client Types」ラベルに続く「編集」リンクをクリックして Client Manager を起動します。
  6. HDML、JHTML、VoiceXML、WML、XHTML、cHTML、および iHTML の各タブがあることを確認します。
  7. Client Manager を閉じます。
  8. 「Identity Management」タブをクリックします。
  9. ロケーションパネルの「表示」メニューから「サービス」を選択します。
  10. 「モバイルアプリケーション設定」という見出しがあること、およびアドレス帳、メール、カレンダーの各アプリケーションが表示されていることを確認します。
  11. モバイルデバイスを使用してポータルサイトにログインします。

    12. ヒント

    デフォルトの URL は http://server:port/portal です。

マルチサーバーインスタンスの有効化

Mobile Access ソフトウェアをインストールした時に、認証ページとサーブレットフィルタ定義は正しく設定されません。これらを設定するには、Mobile Access ソフトウェアのインストール後に追加の手順を実行する必要があります。

Mobile Access ソフトウェアをインストールする前にマルチサーバーインスタンスが存在していたかどうか、または Mobile Access ソフトウェアのインストール後に新しいマルチサーバーインスタンスを有効にするかどうかによって手順が異なります。

既存のマルチサーバーインスタンスを有効にするには

  1. identity-server-installation-root/SUNWam/web-apps/services/config/auth/default ディレクトリから、aml、wml、xml、および vxml サブディレクトリを次のディレクトリにコピーします。identity-server-installation-root/SUNWam/web-apps-new-instance-name/services/config/auth/default

    2. ヒント

    この手順を実行するには、cp -R aml <destination-directory>、cp -R wml <destination-directory>、cp -R xml <destination-directory>、および cp -R vxml <destination-directory> の各コマンドを使用します。

  2. 次のファイルのバックアップコピーを作成します。identity-server-installation-root/SUNWam/web-apps-new-instance-name/services/WEB-INF/web.xml
  3. 次のファイルのコピーを作成します。web-server-installation-root/https-second-instance/config/server.xml
  4. 最初のインスタンスサーバーから server.xml ファイル内の classpath 定義を新しいインスタンスにコピーします。

    5. この定義は次のようになります。

    /IS_CLASSPATH_END_DELIM:::

    /opt/IS/SUNWam/lib/wireless_services.jar:

    /opt/IS/SUNWam/lib/wireless_utils.jar:

    /opt/IS/SUNWam/lib/wireless_rendering.jar:

    /opt/IS/SUNWam/lib/wireless_rendering_util.jar:

    /opt/IS/SUNWam/lib/ccpp.jar:

    /opt/IS/SUNWam/lib/ccpp-ri.jar:/opt/IS/SUNWam/lib/jena-1.4.0. jar:

    /opt/IS/SUNWam/lib/rdffilter.jar" envclasspathignored=

      .

      .

      .

    この例では、わかりやすくするために、定義文字列を個別の行に分割しています。つまり、各 /opt/ の前に改行が追加されています。

  5. これらの定義によって web-server-installation-root/https-new-instance-name/config/mime.types ファイルを更新します。

    6.  

    type=text/vnd.wap.wml

    exts=wml

    type=image/vnd.wap.wbmp

    exts=wbmp

     

  6. Web サーバーインスタンスを再起動します。

新しいマルチサーバーインスタンスを有効にするには

  1. identity-server-installation-root/SUNWam/web-apps/services/config/auth/default ディレクトリから、aml、wml、および vxml サブディレクトリを次のディレクトリにコピーします。identity-server-installation-root/SUNWam/web-apps-new-instance-name/services/config/auth/default

    2. ヒント

    この手順を実行するには、cp -R aml <destination-directory>、cp -R wml <destination-directory>、cp -R xml <destination-directory>、および cp -R vxml <destination-directory> の各コマンドを使用します。

  2. 次のファイルのバックアップコピーを作成します。identity-server-installation-root/SUNWam/web-apps-new-instance-name/services/WEB-INF/web.xml
  3. 次のファイル内でフィルタ定義を探します。identity-server-installation-root/SUNWam/web-apps/services/WEB-INF/web.xml

    4. その部分を次に示します。

    <filter>

    <filter-name>mapcontroller</filter-name>

    <filter-class>com.sun.portal.wireless.services.filter.MAPController</filter-class>

    </filter>

    <filter-mapping>

    <filter-name>mapcontroller</filter-name>

    <url-pattern>/*</url-pattern>

    </filter-mapping>

     

  4. このフィルタ定義を、次のファイルの最初の <servlet> 定義の前に追加します。identity-server-installation-root/SUNWam/web-apps-new-instance-name/services/WEB-INF/web.xml
  5. Web サーバーインスタンスを再起動します。



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