Java Desktop System Release 2 ご使用にあたって

既知の問題点

既知の問題と回避策については、『Java Desktop System Release 2 問題の解決方法』を参照してください。 以下の表に、回避策がまだ明らかでない既知の問題を示します。

トピック 

既知の問題点 

「GNOME について」

バグ ID: 5025654 

「GNOME について」ダイアログに誤ったバージョン情報が含まれています。

ファイルマネージャ 

バグ ID: 5021163  

Nautilus ファイルマネージャは、nfs:/// 経由でアクセス権を継承することができません。 そのため、nfs マウントにあるファイルおよびフォルダのアクセス権を変更できません。

各国語化 

  • このリリースの Java Desktop System には、GNOME コミュニティが各国語化したアプリケーションが数多く含まれています。 Sun Microsystems は、これらの各国語版の完全性や正確性については責任を持ちません。

  • BMP Unicode 以外の文字を含んでいる文書を Mozilla から印刷することはできません。

  • このリリースの Java Desktop System は、システムが使用する glibc のバージョンにより、Hong Kong Supplementary Character Set (HKSCS) の HKSCS-1999 バージョンのみをサポートします。 HKSCS-2001 は、Java Desktop System の将来のリリースでサポートされます。 HKSCS-1999 と HKSCS-2001 の違いは以下のとおりです。

    • HKSCS-1999 は、ISO-10646/Unicode PUA (私用領域) を使用して、HKSCS に定義されている追加文字で、1999 年時点で ISO-10646/Unicode の一部になく、現在および将来的にも公式に ISO-10646/Unicode の一部に含まれない追加文字にコードを割り当てます。

    • HKSCS-2001 は、 HKSCS-1999 に定義されている同じ文字に対して PUA の代わりに ISO-10646/Unicode Plane 2 を使用します。これは、これらの HKSCS 文字が公式に ISO-10646/Unicode の一部として認められたためです。

    • HKSCS-2001 は、HKSCS-1999 でサポートされている文字のほかに追加の 116 文字をサポートします。

    HKSCS-1999 の ISO-10646/Unicode はこのリリースの Java Desktop System で使用できますが、HKSCS-1999 と HKSCS-2001 ではコードの割り当てが異なるため、HKSCS-2001 の ISO-10646/Unicode を使用するシステムとの間で文書をやりとりするためには、HKSCS-1999 内の文字を使用する文書を、EUC または Big5 などのエンコーディングにコード変換する必要があります。

    HKSCS-2001 をサポートするバージョンの glibc は、HKSCS-1999 から HKSCS-2001 へのコードコンバータと共に、このリリースの Java Desktop System 用にダウンロード可能です。

  • バグ ID: 5025578

    Korean Input Method が有効になっていると、 GTK 対応でない アプリケーションでホットキーが使えません。

  • バグ ID: 5030768

    Java Desktop System 用の Sun Java Studio 5 Standard Edition の CD に含まれる、README.html の中国語の入門ガイドは、誤ったマニュアルにリンクされています。 正しいリンクは次のとおりです。 Documentation_zh/getstartedse_zh_CN.pdf