GNOME 2.2 システム管理 (Linux 版)

遠隔地からセッションにアクセスする

遠隔地からユーザーセッションにアクセスするには、次の手順を実行します。

  1. GNOME デスクトップセッションの 「リモートデスクトップ」 設定ツールを起動するようにユーザーに指示します。

  2. 必要に応じてこの設定をセットするようにユーザーに指示します。 「リモートデスクトップ」 設定ツールの設定についての詳細は、『GNOME 2.2 ユーザーズガイド (Linux 版)』を参照してください。

  3. 「リモートデスクトップ」 設定ツールにある URL をクリックするようにユーザーに指示します。 電子メールアプリケーションが起動され、新しいメッセージが作成されます。このメッセージの本文に URL が挿入されます。

  4. このメッセージ (URL が挿入されている) を管理者に送信するようにユーザーに指示します。

  5. 管理者はユーザーから送信された URL に Web ブラウザでアクセスします。 ユーザーが「ユーザーに次のパスワードを入力するように求める」オプションを選択していた場合、Java™ アプレットダイアログにパスワードを入力します。

  6. ユーザーが「あなたに確認を求める」オプションを選択していた場合、ユーザーのセッションに警告が表示されます。 ユーザーに「許可する」ボタンをクリックするように指示します。 ユーザーのセッションが、管理者のセッションのウィンドウに表示されます。

  7. リモートセッションを終了するには、F8 キーを押して、メニューを使用してセッションを終了します。


注 –

GConf キーを設定することで、「リモートデスクトップ」 設定ツールのオプションに必須値またはデフォルト値を設定することができます。 GConf キーの設定方法の詳細については、第 1 章「GConf の使用方法」を参照してください。



注意 – 注意 –

「ユーザーが暗号化を使用していることを確認する」オプションは、無効にしなければならない場合があります。 たとえば、管理者が別の VNC ビューアを使用したい場合、このオプションは無効にする必要があります。 暗号化を使用しない場合、キー操作は暗号化されない状態でネットワーク経由で送信されます。 ネットワークの安全性を信頼できない場合は、リモートセッションにアクセスしている間、重要な情報をネットワーク経由で送信しないでください。