この章では、Java Desktop System Update 1
における各国語化の問題について説明します。
提示できる場合には、解決方法も示します。
問題 |
前述の「ATOK X AUX 機能が動作しない」に記載されている方法で AUX を使えるようにした場合、アプリケーションによっては文字パレットで確定ボタンを押しただけでは文字を入力できないことがあります。 |
解決方法 |
確定ボタンを押した後、アプリケーションにマウスのフォーカスを移動すると、文字を入力できます。 |
問題 |
前述の「ATOK X AUX 機能が動作しない」に記載されている方法で AUX を使えるようにした場合、mozilla のツール (Navigator や Composer など) 上で、テキストの一部を変換候補ウィンドウを使用して確定すると、編集画面上で残りの未確定文字が消えてしまいます。 |
解決方法 |
未確定文字は、見た目上消えているだけなので、空白キーなどで再び表示させたり、Enter キーで確定することができます。 |
問題 |
バグ ID: 5023928 ロケール、文字の種類、Java のテキスト領域の種類により数は異なりますが、一度に確定できる文字の数は、およそ 20 文字から 40 文字です。 |
解決方法 |
一度に確定しないで、何度かに分けて確定してください。 |
問題 |
ATOK X は JIS X 0212/0213 の文字やベンダー定義文字の入力をサポートしていません。 |
解決方法 |
「起動」⇒「アプリケーション」⇒「アクセサリ」⇒「文字マップ」などを使用して入力してください。 |
ロケール |
ntfs |
vfat |
---|---|---|
ja_JP.UTF-8 |
nls=utf8 |
iocharset=utf8,codepage=932 |
ko_KR.UTF-8 |
nls=utf8 |
iocharset=utf8,codepage=949 |
zh_CN.gb18030 |
nls=gb2312* |
iocharset=gb2312,codepage=936* |
zh_TW.big5 |
nls=big5* |
iocharset=big5,codepage=950* |
zh_HK.big5hkscs |
nls=big5* |
iocharset=big5,codepage=950* |
en_US.UTF-8 de_DE.UTF-8 es_ES.UTF-8 fr_FR.UTF-8 it_IT.UTF-8 sv_SE.UTF-8 |
nls=utf8 |
iocharset=utf8 |
*中国語 UTF-8 ロケールを使用する場合は、big5 および gb2312 を utf8 に変更してください。
問題 |
バグ ID: 4985397、4980153、4989628、4985397、5028177、5028408 グラフィックアダプタの中には、 |
解決方法 |
この問題は、 |
問題 |
バグ ID: 5028816 UTF-8 ロケールで、gnome-terminal 上で記号文字を入力すると、文字が 1 カラム重なって表示される場合があります。 |
解決方法 |
表示上の問題だけで、データそのものが変更されることはないので、gnome-terminal をそのまま使用できます。または、xterm を使用してください。この問題は、将来のリリースで修正される予定です。 |
問題 |
バグ ID: 5032895 Evolution でメール作成を使用するときに、「件名」欄に ASCII と ASCII 以外の文字を組み合わせて文字を入力すると、送信後のメールの件名が正しく表示されない場合があります。 |
解決方法 |
ASCII 以外の文字だけ、または、ASCII 文字だけを使用して件名を入力するか、別の文字列に置き換えてください。この問題は、将来のリリースで修正される予定です。 |
問題 |
samba を使ってマウントした日本語ファイルまたはフォルダ名に (株) などのベンダー定義文字が含まれていると、文字が化けて表示されます。また、ja_JP.eucJP ロケールではベンダー定義文字が表示できません。 |
解決方法 |
本リリースに含まれている samba や glibc のバージョンが古いためです。この問題は、将来のリリースで解決される予定です。 |
問題 |
xterm などの古いタイプの X アプリケーションや、ja_JP.eucJP ロケールで起動した Java の AWT では、JIS X 0212/0213 の文字を表示できません。 |
解決方法 |
修正の予定はありません。 |