その他の変換

FI 変換以外には、次のような変換機能があります。

• 複合語変換

  付属語を含まない候補を優先します。

• 最終使用最優先変換

  同音異義語のなかで、直前に使用した単語を必ず先頭の候補に挙げます。次候補は使用した順に 6 個までを提示します。

• 単漢字変換

  単漢字だけを使って変換します。

• 揺らぎ処理

  入力文字列が辞書に登録されていない場合、その文字列と表記は異なっても、同じ発音になる別の単語が辞書に登録されていれば、その単語を候補として提示します。

表 1–8 Wnn6 の揺らぎ処理

こおり / こうり ⇒ 氷

• 長音変換

  上記の「揺らぎ処理」で、表記の違いが音引き記号 (ー) を含む場合をいいます。

表 1–9 Wnn6 の長音変換

うぃんどう / うぃんどー ⇒ ウィンドウ

• 送りがな基準処理

  送りがなの基準 (本則 [「送り仮名の付け方」(昭和 48 年 6 月内閣公示文二号)の本則をさします。] / 送る / 送らない) を指定しておくと、指定された基準で送りがなを決定します。

表 1–10 Wnn6 の送りがな基準処理

	本則	送る	送らない
おこなう ⇒	行う	行なう	行う

• Aa 変換

  アルファベットを次の順で変換します。

  

• 異形字処理

  新字 <=⇒ 旧字 / 略字 <=⇒ 正字の変換を行います。

表 1–11 Wnn6 の異形字処理

渡辺 <=⇒ 渡邊

• 郵便番号変換

  郵便番号 (3 桁、5 桁、7桁) からその住所に変換します。

表 1–12 Wnn6 の郵便番号変換

600 ⇒ 京都府京都市下京区

• 電話番号変換

  電話番号からその住所に変換します。

表 1–13 Wnn6 の電話番号変換

075 ⇒ 京都府京都市

• 英単語日本語変換

  英単語を日本語の単語に変換します。

表 1–14 Wnn6 の英単語日本語変換

COMPUTER ⇒ コンピュータ

• かな / カナ / ローマ字後変換

  入力文字列をかな / カタカナ / ローマ字に変換します。

• 連濁処理

  連濁した読みを発音通りに入力すると、正しい漢字に変換します。連濁の条件が満たされていない場合には変換しません。

表 1–15 Wnn6 の濁音処理

べんきょうづくえ	⇒	勉強机
づくえ	⇒ ×	机