Wnn6 ユーザーズガイド

カスタマイズ

Wnn6/Htt から Wnn6 の動作環境をカスタマイズすることができます。

Wnn6/Htt のウィンドウから、「学習 / 変換 / 表示モードの設定」あるいは、「入力スタイルの設定」を選択すると、Wnn6 設定ユーティリティが起動します。

図 1–11 Wnn6/Htt ウィンドウ

「Wnn6/Htt」ウィンドウを表示しています。

Wnn6 設定ユーティリティを使用して、Wnn6 の動作環境をカスタマイズできます。

詳しくは、『Wnn6 上級ユーザーおよびシステム管理者ガイド』を参照してください。

学習 / 変換 / 表示モード

「Wnn6/Htt」ウィンドウから「学習 / 変換 / 表示モードの設定」を選択すると、図 1–12 のウィンドウが開きます。

図 1–12 「学習 / 変換 / 表示モード」ウィンドウ

「学習 / 変換 / 表示モード」ウィンドウを表示しています。次の表で、このウィンドウの機能について説明しています。

(1) 〜 (7) については 表 1–9 を参照してください。

表 1–9 学習 / 変換 / 表示モード設定画面の説明

(1) 

「全設定項目」と「主要設定項目」を切り替える 

(2) 

設定内容を保存し、動作中の Wnn6 に反映する 

(3) 

設定内容を動作中の Wnn6 に反映するが、保存はせず、ウィンドウも閉じない 

(4) 

すべての設定を以前の設定に戻す 

(5) 

すべての設定を出荷時の設定に戻す 

(6) 

設定中の内容を取り消してウィンドウを閉じる 

(7) 

ヘルプを表示する 

カスタマイズできる項目を表 1–10 に示します。( ) 内が初期設定です。

表 1–10 環境設定カスタマイズ一覧

項目 (初期設定) 

内容 

無変換学習 (する)

「する」に設定すると、辞書に登録されていない「ひらがな」「カタカナ」「ローマ字」の候補が確定された場合に、自動的に辞書へ登録する 

文節切り学習 (する)

「する」に設定すると、文節の切り直しを学習する 

FI 関係学習 (する)

「する」に設定すると、FI 関係ユーザー辞書の学習を行う 

複合語変換 (しない)

「する」に設定すると付属語を含む候補を優先する 

送り基準 (本則)

送りがなの基準規則を設定する 

句読点 (。、)

句読点の候補を、“。”“、” <- ->“.”“,”で設定する 

括弧 (「」)

括弧の候補を、“「“ ”」” <- ->“[“ ”]” で設定する 

斜線 (・)

記号の候補を、"・"<- ->"/"で設定する 

句点変換 (しない)

「する」に設定すると、句点 (。) の入力によりかな漢字変換が開始する 

次候補一覧の位置 (下)

次候補一覧のウィンドウが表示される位置を設定する 

次候補一覧のレイアウト (複数行)

次候補一覧表示のレイアウトを設定する 

入力スタイル

「Wnn6/Htt」ウィンドウから「入力スタイルの設定」を選択すると、図 1–13 のウィンドウが開きます。

スタイルを選択して「了解」ボタンをクリックすると、入力スタイルが設定されます。

図 1–13 入力スタイル設定ウィンドウ

「入力スタイル設定」ウィンドウを表示しています。次の表で、このウィンドウの機能について説明しています。

(1) 〜 (6) については表 1–11 を参照してください。

表 1–11 入力スタイル設定画面の説明

(1) 

キーの割り当てを設定するウィンドウを開く1

(2) 

選択した入力スタイルに切り替え、その設定を保存する 

(3) 

選択した入力スタイルに切り替えるが、その設定は保存せず、ウィンドウも閉じない 

(4) 

すべての設定を以前の設定に戻す 

(5) 

設定中の内容を取り消してウィンドウを閉じる 

(6) 

ヘルプを表示する 

  1. 入力変換モードの変換機能へのキーの割り当ては、Wnn6 設定ユーティリティでは設定できません。設定する方法に関しては、『Wnn6 上級ユーザーおよびシステム管理者ガイド』を参照してください。