ATOK12 は、日本語の入力・変換を行うソフトウェアです。このマニュアルでは、SolarisTMオペレーティングシステム上での ATOK12 の基本的な操作方法について説明します。ユーティリティ全般の詳細情報は、ATOK12 のオンラインヘルプで提供します。このマニュアルを読む前に、『Solaris 10 ご使用にあたって』で ATOK12 に関する最新情報をご確認ください。また、ATOK12 の概要とセットアップ方法については、『日本語入力方式の概要と移行』を参照してください。
このマニュアルは、かな漢字変換サーバーとして ATOK12 を使用する方を対象としています。
ATOK12 の日本語処理の特長を紹介します。
文字の入力方法を中心に、ATOK12 の基本的な操作方法について説明します。
ATOK12 の便利な機能を紹介します。また、ATOK パレットや ATOK メニューの簡単な使用方法について説明します。
特殊文字や顔文字の入力方法、漢字の検索方法、文字や記号の登録方法について説明しま す。
ATOK12 の操作環境を整える方法について説明します。
ローマ字とかなの対応表です。
『Solaris 10 ご使用にあたって』
ATOK12 オンラインヘルプ
docs.sun.com では、Sun が提供しているオンラインマニュアルを参照することができます。マニュアルのタイトルや特定の主題などをキーワードとして、検索を行うこともできます。URL は、http://docs.sun.com です。
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–1 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 system% |
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
system% su password: |
AaBbCc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
\ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
sun% grep `^#define \ XV_VERSION_STRING' |
コード例は次のように表示されます。
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。