ATOK12 ユーザーズガイド

快適な変換を実現する高度な日本語処理技術

格フレーム処理

文章の差異による同音語の違いを的確に判断して変換します。

例文:その制服が彼女に合う。その先生が彼女に会う。2つの文章の差異から「あう」という同音異義語を的確に変換しています。

係り受け関係の解析

それぞれの文節が文章の中でどのような係り受け関係になっているかを解析し、高い変換効率を実現しています。

例文:窓を 夜が 明けるまでに 開けておきました。

「窓を」が「開けておきました」に、「夜が」が「明けるまでに」に係っているのを正しく認識します。

文節区切りの判断

構文意味解析により、判断しづらい文節の区切りも的確に判断します。

例文:今日は歯を磨いた。 今日母を訪ねた。

「磨いた」と「訪ねた」の動詞の違いにより、文節の区切りを正しく判断しています。

数詞交じりの文章の判断

数詞交じりの文章で、前後の関係から助数詞の表記を的確に判断します。

たとえば、次のような数字交じりの文章もより正確に変換できるようになりました。

例文:ミュージカルの第1次選考会が午後1時より始まります。ホテルの2階で第2回懇親会が開かれます。