Sun N1 System Manager 1.3 の概要

管理対象サーバーへの OS のインストール

N1 System Manager の核となる機能の 1 つに、単一のインタフェースから複数の管理対象サーバーに OS をインストールする機能があります。管理対象サーバーにはじめて OS をインストールする作業は、次の 3 つのステップに分かれます。

  1. OS ディストリビューションを管理対象サーバーにインストールしたり、ディスクのないクライアントにプロビジョニングしたりするには、N1 System Manager が、そのディストリビューションにシステムアクセスできる必要があります。N1 System Manager へ OS ディストリビューションをコピーする、または Windows の場合に RIS サーバーへアクセスするには、create os コマンドを使用します。コピーが終わったら、show os コマンドを使用して、N1 System Manager 上で使用可能な OS ディストリビューションを表示できます。

    詳細については、以下の章を参照してください。

  2. OS プロファイルは、インストールする OS コンポーネントや、OS とともにインストールする追加ファイルおよびプログラム、root パスワードやディスクのパーティション分割などの構成情報を指定します。OS プロファイルを使用して、サーバーグループに対し、一貫したインストールや構成ができます。サーバーのインストール方法の相違に応じて、1 つ以上の OS プロファイルを作成できます。


    注 –

    OS ディストリビューションを新しく作成すると、その OS ディストリビューションと同じ名前の OS プロファイルが、デフォルトで自動的に作成されます。


    ブラウザインタフェースには、OS プロファイルの作成に役立つウィザードが用意されています。また、コマンド行から OS プロファイルを作成することもできます。どちらの場合も、OS プロファイルを作成すると、ブラウザインタフェースの「タスクショートカット」の下にそのプロファイルを表示したり、show osprofile コマンドで確認したりできます。

  3. ブラウザインタフェースには、1 つの管理対象サーバーまたは管理対象サーバーのグループに OS ディストリビューションをインストールするのに役立つウィザードが用意されています。コマンド行から load server コマンドまたは load group コマンドを使用することもできます。

    ブラウザインタフェースの「システムダッシュボード」タブから、管理対象サーバーに OS プロファイルをロードするウィザードを起動するには、次の方法のうち 1 つを使用します。

    • 管理対象サーバーまたは管理対象サーバーグループを選択し、「アクション」メニューの「OS プロファイルのロード」を選択します。

    • 「タスクショートカット」区画から OS プロファイルをドラッグし、管理対象サーバーまたは管理対象サーバーのグループにドロップします。

    UNIX ディストリビューションのインストール方法は、『Sun N1 System Manager 1.3 オペレーティングシステムプロビジョニングガイド』「管理対象サーバーへの UNIX OS のインストール」を参照してください。

    Microsoft Windows ディストリビューションのインストール方法は、『Sun N1 System Manager 1.3 オペレーティングシステムプロビジョニングガイド』の第 3 章「Windows オペレーティングシステムのプロビジョニング」を参照してください。

特定の OS についてステップ 1 を行い、ステップ 2 にある適切な OS プロファイルを作成した後は、OS のインストールは、複数のサーバーであっても 1 つのステップで行えるようになります。