サーバーの OS ディストリビューションを作成します。
このコマンドは次の 3 通りの方法で使用します。
– Windows OS の場合は、既存の RIS サーバーへのリンクを設定します。
– Solaris または Linux OS の場合は、ISO ファイル、CD、または DVD から OS のイメージをコピーします。N1 System Manager は、Solaris OS CD および CD ISO ファイルのコピーはサポートしていないことに注意してください。コピーには、Solaris DVD または DVD ISO ファイルを使用してください。
– ディスクレスクライアントを設定するには、ディスクレスクライアントのイメージへのリンクを設定します。ディスクレスクライアントの機能は、Windows OS では使用できません。
Solaris と Linux OS のイメージのコピーについて
Solaris と Linux OS のディストリビューションは、さまざまな管理サーバーと OS の組み合わせによって、異なる場所に保存されます。詳細は、『N1 System Manager サイト計画の手引き』を参照してください。
複数枚の インストール CD から OS ディストリビューションをコピーする場合は、同じ OS ディストリビューション名を指定して create os コマンドを複数回実行する必要があります。たとえば 2 枚の CD で提供されている OS ディストリビューションをコピーする場合は、最初の CD を挿入してから、create os コマンドを実行し、そのジョブが完了するのを待ちます。最初のジョブが完了したら、2 枚目の CD を挿入し、再度 create os コマンドを実行してそのジョブが完了するのを待ちます。2 つ目のジョブが完了すると、OS ディストリビューションのインストールが成功したことになります。
SUSE Linux Enterprise Server 9 SP1 ディストリビューションをコピーするときは、create os コマンドを複数回実行する必要があります。最初に、SLES 9 基本ディストリビューションをコピーします。基本ディストリビューションのコピーが完了したら、SLES 9 Update 1 ディストリビューションをコピーできます。
Sun Fire V20z サーバー用に設定されたデフォルトの OS プロファイルが、新しく作成される OS ディストリビューションごとに、OS ディストリビューションと同じ名前で自動的に作成されます。デフォルトのプロファイルは、例として示されます。ハードウェアに合わせてデフォルトのプロファイルを更新するか、新しいプロファイルを作成できます。show osprofile osprofile コマンドで、OS プロファイルの構成情報を表示できます。
Solaris または Linux OS のイメージを ISO ファイルからコピーする場合
create os os file file[,file...] type type |
Solaris または Linux OS のイメージをインストール CD/DVD からコピーする場合
create os os cdrom cdrom type type |
既存の Windows RIS サーバーへのリンクを設定する場合
create os os type windows arch arch languageedition languageedition rissourcepath rissourcepath version version |
ディスクレスクライアントのイメージへのリンクを設定する場合
create os os type type format diskless kernelimage kernelimage [bootimage1 bootimage1] [bootimage2 bootimage2] [tftpserver tftpserver] |
Solaris または Linux のイメージをコピーする場合
cdrom – インストール CD/DVD の絶対パスです。Solaris DVD の場合、スライスをパスの一部として指定する必要があります。例: /cdrom/cdrom/s2。
file – 管理サーバーからアクセス可能な ISO ファイルの名前です。絶対パスの形式で指定する必要があります。
type – OS の種類です。有効な値は、redhat、solaris、または suse です。
os – OS ディストリビューションの名前です。
Windows RIS サーバーへのリンクを設定する場合
arch – インストールするシステムのアーキテクチャーです。有効な値は、amd64 (AMD ベースのシステム) または i386 (Intel ベースのシステム) です。
languageedition – ユーザーが Web ページとその他の内容を別の言語と文字セットに符号化して表示できる言語サポートです。タブ補完機能を使用すると有効な値が表示されます。
os – OS ディストリビューションの名前です。
rissourcepath – RIS サーバーでの Windows ディストリビューションのパスです。例: D:\win2003se
version – Windows のバージョンです。有効な値には次のようなものがあります。
2000AS – Windows 2000 Advanced Server
2000SS – Windows 2000 Standard Server
2003EE – Windows 2003 Enterprise Edition
2003EESP1 – Windows 2003 Enterprise Edition Service Pack 1
2003SE – Windows 2003 Standard Edition
2003SESP1 – Windows 2003 Standard Edition Service Pack 1
2003WE – Windows 2003 Web Edition
ディスクレスクライアントのイメージへのリンクを設定する場合
bootimage1 – 最初の起動イメージの URL です。
bootimage2 – 2 番目の起動イメージの URL です。
kernelimage – カーネルイメージの URL です。
os – OS ディストリビューションの名前です。
tftpserver – tftp サーバーの IP アドレスです。デフォルトは管理サーバーの IP アドレスです。
type – OS の種類です。有効な値は、redhat、solaris、または suse です。