Sun N1 System Manager 1.3 コマンド行リファレンスマニュアル

コマンドのヘルプ

help コマンド

CLI のヘルプは、次の方法で表示することができます。

使用可能なコマンドを次の表に示します。

コマンド 

機能説明 

add

オブジェクトまたはグループにメンバーを追加します。 

connect

サーバーのシリアルコンソールへの接続 

create

N1 System Manager に新しいオブジェクトを作成 (またはコピー) します。 

delete

N1 System Manager からオブジェクトを削除します。 

discover

管理対象にする新しいサーバーを検出します。 

exit

N1-ok> シェルを終了します。

help

コマンドまたはオブジェクトに関するヘルプを表示します。help コマンドの代わりに ? を使用することもできます。help help は有効なコマンドではありません。

load

サーバーまたはサーバーグループにソフトウェアをインストールします。 

remove

オブジェクトまたはグループからメンバーを削除します。 

reset

サーバーまたはサーバーグループの電源をオフにしてから、オンにします。 

set

サーバー、サーバーグループ、またはオブジェクトで属性を変更します。 

show

オブジェクトまたはグループの概要または詳細情報を一覧表示します。 

start

オブジェクトを有効にするか、コマンドを発行します。たとえばサーバーの電源を入れて起動することができます。 

stop

オブジェクトを無効にします。たとえばサーバーを停止して電源を切ることができます。 

unload

サーバーまたはサーバーグループからソフトウェアをアンインストールします。 

指定可能なオブジェクトについては、「オブジェクトのヘルプ」 の項で説明しています。

コマンド行インタフェースのヒント

ここでは、N1 System Manager の CLI を使用する際に役立つヒントを示します。

一般的な構文

N1 System Manager コマンドの一般的な構文は次のとおりです。


command object [object-value] [object [object-value]]* [attribute[=][attribute-value]]*

簡単にするため、属性という用語は一般的にオブジェクトとキーワードの両方を表すために使用します。

ユーザー定義の名前

OS プロファイルやグループ名などのユーザー定義の名前には、数値、文字、および特定の特殊文字を使用できます。次の特殊文字は使用できません: コンマ、アスタリスク、一重引用符、二重引用符、括弧、疑問符、等号、復帰改行。

id キーワード

id キーワードは、N1 System Manager の CLI で、一部の属性値 (主に server 属性値) の前に使用できる、オプションのキーワードです。このキーワードは、予約済みのキーワードと同じ名前の属性値 (たとえば、upgrade という名前のサーバー) を指定するために使用します。

等号

等号 (=) は、N1 System Manager の CLI で属性名と属性値の間に使用できます。たとえば、次の 2 つのコマンドは同じです。


N1-ok> set role MyRole description myDescription
N1-ok> set role MyRole description=myDescription

CLI のヘルプでは、等号を使用する形式を紹介していません。

スクリプト内のコメント

n1sh スクリプトをカスタマイズして作成した場合、行頭でコメント用の文字 (#) を指定して、その行の文字が無視されるようにすることができます。詳細は、『Sun N1 System Manager 1.3 検出および管理マニュアル』「N1 System Manager コマンドのスクリプトを実行する」を参照してください。

複数の属性値

複数の属性値を指定できる場合は、N1 System Manager のコマンド行でコンマ区切りのリストで指定できます。次に例を示します。


N1-ok> set server serverA,serverB,serverC locator on

CLI のヘルプでは、複数の属性値は、構文の中で次のような方法で表されています。set server <server>[,<server>...]


注 –

コンマの間に空白は入力できません。


引用符

n1sh シェルモードでは、一重引用符と二重引用符を使用できます。必要に応じて、どちらの引用符もバックスラッシュを使用してエスケープすることができます。次に例を示します。


N1-ok> set role myRole description "Some Role that I've made up"
N1-ok> set role myRole description='Some Role that I\'ve made up'

UNIX コマンドモードでの特殊文字

n1sh の実行に使用する UNIX コマンドモードのシェルによっては、一部の特殊文字をエスケープする必要があります。たとえば、bash シェルでは、引用符は次のようにバックスラッシュでエスケープする必要があります。


$ n1sh set role MyRole description=\"Some Role that \\\"Paul\\\" made up\"

次のように一重引用符を使用して二重引用符をエスケープすることもできます。


$ n1sh set role MyRole description='"Some Role that \\"Paul\\" made up"'

特殊文字のエスケープについては、該当のシェルのマニュアルを参照してください。

n1sh シェルモードでは、特殊文字をエスケープする必要はありません。したがって上記と同じコマンドは次のようになります。


N1-ok> set role MyRole description="Some Role that \"Paul\" made up"

パスワードの非表示

コマンド行でパスワードを表示しないようにする場合は、パスワード属性値として疑問符 (?) を入力できます。コマンドを実行したときに、パスワードの入力を求められます。例としては、rootpassword 属性と agentssh 属性があります。

add

オブジェクトまたはグループにメンバーを追加します。

機能説明

add コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。 grouposprofilerole serveruser

help add object と入力すると、詳細情報を得ることができます。

add group

既存のサーバーグループにサーバーを追加し、複数のサーバーの管理操作を行いやすくします。新しいサーバーグループの作成方法については、create groupを参照してください。

形式

パラメータ

add osprofile

既存の OS プロファイルにディストリビューショングループ、ディスクパーティション、OS アップデート、カスタムインストールスクリプトのいずれかを追加します。

機能説明

OS プロファイルでディストリビューショングループが指定されていない場合は、デフォルトで、Entire Distribution plus OEM Support (Solaris)、Everything (Red Hat)、または Default Installation (SUSE) のいずれかのディストリビューショングループがインストールされます。有効な Solaris プロファイルには、少なくとも 1 つのパーティション (ルート) 、有効な Linux プロファイルには少なくとも 2 つのパーティション (ルートおよびスワップ) が必要です。

形式

パラメータ

add role

既存のロールに権限を追加します。新しいロールの作成方法については、create roleを参照してください。

形式

パラメータ

add server

サーバーに N1 System Manager の機能を追加します。

機能説明

N1 System Manager の機能を利用するには、サーバーに機能を追加する必要があります。機能には、基本管理機能と OS 監視機能の 2 種類があります。基本管理機能は、基本 OS 監視、OS のアップデート、およびリモートコマンドの実行に必要です。OS 監視機能は、しきい値の監視を含む高度な OS 監視機能です。機能を追加すると、サーバーに機能がインストールされ、指定したエージェントの資格が設定され、サーバー上でその機能を利用できるようになります。OS 監視機能の場合、監視が有効でない場合は自動的に有効になります。show server の出力の「基本管理サポートの有無」フィールドと「OS 監視サポートの有無」フィールドは、サーバーの機能の現在のサポート状態を示します。

場合によっては、upgrade キーワードを使用してサーバーの既存の機能をアップグレードする必要があります。詳細は、『N1 System Manager 1.3 検出および管理マニュアル』を参照してください。

形式

パラメータ

add user

ユーザーにロールを追加します。ロールが追加されたユーザーは、そのロールの役割を果たすことが可能になり、そのロールに関連付けられている権限を得ることができます。

形式

パラメータ

connect

サーバーのシリアルコンソールに接続します。

機能説明

connect コマンドは、server オブジェクトに使用することができます。

詳細を参照するには、help connect server と入力してください。

connect server

サーバーのシリアルコンソールに接続します。

機能説明

connect server コマンドを使用して、インストールを監視したり、管理作業を行えるようにします。ほとんどのハードウェアプラットフォームでは、ログインする最初のユーザーに、シリアルコンソール上での読み取り、書き込みの権限が付与され、次のユーザーセッションは読み取り専用モードになります。一部のプラットフォームでは、同じサーバー上での複数のシリアルコンソールセッションは許可されていません。次のエスケープシーケンスを使用すると、いつでもシリアルコンソール接続を終了できます。

ALOM ベースのシステム: # .

Sun Fire(TM) X4000 シリーズのシステム: ESC (

Sun Fire V20z および Sun Fire V40z システム: ^E c .

このコマンドは、ブラウザインタフェースのコマンド行では使用できません。ただし、ブラウザインタフェースでは、「サーバーの詳細」ページで「アクション」メニューから「シリアルコンソールを開く」を選択することによってサーバーのシリアルコンソールにアクセスできます。また、このコマンドはユーザーの入力が必要であるため、n1sh -f コマンドで使用するカスタム N1 System Manager スクリプト内で使用しないでください。

形式

パラメータ

create

このコマンドは、N1 System Manager に新しいオブジェクトを作成します。また、N1 System Manager の外部にすでに存在するオブジェクトをコピーすることもできます。

機能説明

create コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。applicationapplicationprofiledhcpconfigfirmwaregroupnotificationososprofilerole updateuser

help create object と入力すると、詳細情報を得ることができます。

N1 System Manager へのサーバーの追加については、discoverを参照してください。

create application

N1 System Manager にアプリケーションをコピーします。アプリケーションをコピーしたら、サーバーにアプリケーションをプロビジョニングできます。

機能説明

このリリースの N1 System Manager でプロビジョニングできるアプリケーションは N1 Grid Engine (N1GE) だけです。このアプリケーションは、Sun Download Center (SDLC) から入手できます。サポートする OS ごとに OS 固有の N1GE アプリケーションをコピーする必要があります。

OS プロファイルの動作と異なり、アプリケーションを N1 System Manager にコピーしてもデフォルトのアプリケーションプロファイルは自動的に作成されません。

形式

パラメータ

create applicationprofile

アプリケーションプロファイルを作成します。

機能説明

アプリケーションプロファイルを使用して、サーバーにアプリケーションを配備できます。

このリリースの N1 System Manager でプロビジョニングできるアプリケーションは、N1 Grid Engine (N1GE) だけです。

形式

パラメータ

N1GE の属性

create dhcpconfig

DHCP 構成の新しいインスタンスを作成します。

形式

パラメータ

create firmware

N1 System Manager に、ファームウェアアップデートをコピーします。これにより、ファームウェアアップデートをサーバーにインストールできます。

形式

パラメータ

create group

新しいサーバーグループを作成します。ビジネスまたは管理上の必要性に応じてサーバーをグループにまとめることができます。

形式

パラメータ

create notification

新しい通知規則を作成します。

形式

パラメータ

create os

サーバーの OS ディストリビューションを作成します。

機能説明

このコマンドは次の 3 通りの方法で使用します。

Windows OS の場合は、既存の RIS サーバーへのリンクを設定します。

Solaris または Linux OS の場合は、ISO ファイル、CD、または DVD から OS のイメージをコピーします。N1 System Manager は、Solaris OS CD および CD ISO ファイルのコピーはサポートしていないことに注意してください。コピーには、Solaris DVD または DVD ISO ファイルを使用してください。

ディスクレスクライアントを設定するには、ディスクレスクライアントのイメージへのリンクを設定します。ディスクレスクライアントの機能は、Windows OS では使用できません。

Solaris と Linux OS のイメージのコピーについて

Solaris と Linux OS のディストリビューションは、さまざまな管理サーバーと OS の組み合わせによって、異なる場所に保存されます。詳細は、『N1 System Manager サイト計画の手引き』を参照してください。

複数枚の インストール CD から OS ディストリビューションをコピーする場合は、同じ OS ディストリビューション名を指定して create os コマンドを複数回実行する必要があります。たとえば 2 枚の CD で提供されている OS ディストリビューションをコピーする場合は、最初の CD を挿入してから、create os コマンドを実行し、そのジョブが完了するのを待ちます。最初のジョブが完了したら、2 枚目の CD を挿入し、再度 create os コマンドを実行してそのジョブが完了するのを待ちます。2 つ目のジョブが完了すると、OS ディストリビューションのインストールが成功したことになります。

SUSE Linux Enterprise Server 9 SP1 ディストリビューションをコピーするときは、create os コマンドを複数回実行する必要があります。最初に、SLES 9 基本ディストリビューションをコピーします。基本ディストリビューションのコピーが完了したら、SLES 9 Update 1 ディストリビューションをコピーできます。

Sun Fire V20z サーバー用に設定されたデフォルトの OS プロファイルが、新しく作成される OS ディストリビューションごとに、OS ディストリビューションと同じ名前で自動的に作成されます。デフォルトのプロファイルは、例として示されます。ハードウェアに合わせてデフォルトのプロファイルを更新するか、新しいプロファイルを作成できます。show osprofile osprofile コマンドで、OS プロファイルの構成情報を表示できます。

形式

パラメータ

Solaris または Linux のイメージをコピーする場合

Windows RIS サーバーへのリンクを設定する場合

ディスクレスクライアントのイメージへのリンクを設定する場合

create osprofile

新しい OS プロファイルを作成します。

機能説明

Solaris と Linux の OS プロファイルの場合、OS プロファイルを使用できるようにするには、add osprofile コマンドを使用して、ディストリビューショングループ、パーティション情報、リソース、およびスクリプトを OS プロファイルに追加する必要があります。

このコマンドを使用し、既存のプロファイルのクローン (コピー) を作成することもできます。サーバーのインストールに使用したプロファイルを変更するか、そのコピーを作成する場合は、このコマンドを使用する必要があります。

形式

パラメータ

Solaris と Linux のプロファイル

Windows のプロファイル

Windows の省略可能な属性

ディスクレスクライアントのプロファイル

create role

新しいロールを作成します。権限が指定されない限り、新しいロールはデフォルトにより権限追加しません。

形式

パラメータ

create update

N1 System Manager に OS アップデートをコピーします。すると、OS アップデートをサーバーにインストールできます。

機能説明

さまざまな種類の OS アップデートをコピーできます。Linux オペレーティングシステム用の RPM、Solaris オペレーティングシステム用のパッケージまたはパッチがあります。デフォルトでは、load コマンドによって、対応するネイティブの OS コマンドを使用して OS アップデートがインストールされます。ただし、デフォルトのインストールに優先するインストールスクリプトを指定して、カスタムインストールを実行できます。詳細は、『Sun N1 System Manager 管理ガイド』の「パッケージ、パッチ、および RPM の管理」を参照してください。

形式

パラメータ

create user

N1 System Manager の新しいユーザーを作成します。

機能説明

ユーザーは、管理サーバーの OS にすでに存在する必要があります。ロールが指定されない限り、新しいユーザーはデフォルトによりロール追加しません。

形式

パラメータ

delete

N1 System Manager からオブジェクトを削除します。

機能説明

delete コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。 applicationapplicationprofiledhcpconfig firmwaregroupjob notificationososprofile roleserverupdate user

help delete object と入力すると、詳細情報を得ることができます。

delete application

N1 System Manager からアプリケーションを削除します。

機能説明

このリリースの N1 System Manager でプロビジョニングできるアプリケーションは N1 Grid Engine (N1GE) だけです。

現在サーバーに配備されているアプリケーションは削除できません。

形式

パラメータ

delete applicationprofile

アプリケーションプロファイルを削除します。

機能説明

このリリースの N1 System Manager でプロビジョニングできるアプリケーションは N1 Grid Engine (N1GE) だけです。

プロファイルとともにインストールされたマスターホストがアンインストールされていない場合は、N1GE のアプリケーションプロファイルを削除できません。

形式

パラメータ

delete dhcpconfig

DHCP 構成を N1 System Manager から削除します。

形式

パラメータ

delete firmware

N1 System Manager から、ファームウェアアップデートを削除します。

形式

パラメータ

delete group

サーバーグループを削除します。N1 System Manager からサーバーが削除されるわけではありません。

形式

パラメータ

delete job

ジョブを削除します。

形式

パラメータ

delete notification

通知規則を削除します。

形式

パラメータ

delete os

N1 System Manager から OS ディストリビューションを削除します。

機能説明

OS ディストリビューションは、サーバーに配備されていても、削除できます。ただし、OS ディストリビューションを削除するには、その前に delete osprofile コマンドを使用して、関連付けられているすべての OS プロファイルを管理サーバーから削除する必要があります。

形式

パラメータ

delete osprofile

OS プロファイルを削除します。

機能説明

OS プロファイルは、サーバーに配備されていても、削除できます。ただし、使用中の (サーバーにアクティブに配備されている) プロファイルを削除することはできません。OS プロファイルが使用中かどうかを確認するには、show osprofile コマンドを使用します。

形式

パラメータ

delete role

ロールを削除します。ユーザーに割り当てられている場合、ロールは削除できません。

形式

パラメータ

delete server

N1 System Manager からサーバーを削除します。そのサーバーは、show server all コマンドで得られる一覧に表示されなくなります。

形式

パラメータ

delete update

N1 System Manager から OS アップデートを削除します。

形式

パラメータ

delete user

N1 System Manager のユーザーを削除します。管理サーバーの OS からユーザーが削除されることはありません。

形式

パラメータ

discover

N1 System Manager の管理対象にする新しいサーバーを検出して追加します。

機能説明

検出対象にする新しいサーバーの設定については、『Sun N1 System Manager サイト計画の手引き』を参照してください。

サーバーは、管理ネットワークインタフェース (SP ベースの検出)、プロビジョニングネットワークインタフェース (OS ベースの検出)、または MAC アドレス (手動検出) の 3 通りの方法で検出できます。

SP ベースの検出の場合は、各ハードウェアプラットフォームに、検出されるための最低限の資格が必要です。資格を指定しなかった場合に検出プロセスによって使用されるシステム固有のデフォルトの資格の一覧については、『Sun N1 System Manager サイト計画の手引き』を参照してください。

サーバーで使用可能な N1 System Manager の機能は、サーバーの検出方法によって異なります。詳細は、『Sun N1 System Manager 1.3 検出および管理マニュアル』の「サーバーの検出」の章を参照してください。

形式

パラメータ

exit

N1–ok> シェルを終了します。N1–ok> シェルがデフォルトのシェルの場合は、N1 System Manager から完全にログアウトします。デフォルトのシェルでない場合は、管理サーバーの元のシェルに戻ります。

形式

load

サーバーにソフトウェアをインストールします。

機能説明

load コマンドは、OS ディストリビューション (OS プロファイルを使用)、ファームウェアアップデート、OS アップデート (パッケージ、パッチ、および RPM)、またはアプリケーション (アプリケーションプロファイルを使用) をインストールします。load コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。group および server

help load object と入力すると、詳細情報を得ることができます。

load group

OS ディストリビューション (OS プロファイルを使用)、OS アップデート、ファームウェアアップデート、またはアプリケーション (アプリケーションプロファイルを使用) などのソフトウェアをサーバーグループにインストールします。

機能説明

このリリースの N1 System Manager でプロビジョニングできるアプリケーションは、N1 Grid Engine (N1GE) だけです。

形式

パラメータ

Unix インストールの属性

次の属性は、サーバーの起動とインストールに一時的に使用されます。N1 System Manager は、これらのすべての属性にデフォルト値を提供します。

Unix の構成の属性

次の属性は、インストール中のサーバーのネットワーク情報の構成に使用されます。N1 System Manager は、これらのすべての属性にデフォルト値を提供します。

Windows インストールの属性

ディスクレスクライアントのインストールの属性

load guidconfig

多数の Windows システムの GUID を設定できます。

形式

パラメータ

load server

OS ディストリビューション (OS プロファイルを使用)、OS アップデート、ファームウェアアップデート、またはアプリケーション (アプリケーションプロファイルを使用) などのソフトウェアをサーバーにインストールします。

機能説明

このリリースの N1 System Manager でプロビジョニングできるアプリケーションは、N1 Grid Engine (N1GE) だけです。

形式

パラメータ

Unix インストールの属性

次の属性は、1 つ以上のサーバーのインストールに一時的に使用されます。一部の属性は、単一サーバーのインストールでのみ指定できます。N1 System Manager は、単一サーバー固有ではないすべての属性にデフォルト値を提供します。

Unix の構成の属性

次の属性は、インストール中のサーバーのネットワーク情報の構成に使用されます。一部の属性は、単一サーバーのインストールでのみ指定できます。N1 System Manager は、単一サーバー固有ではないすべての属性にデフォルト値を提供します。

Windows インストールの属性

ディスクレスクライアントのインストールの属性

remove

オブジェクトまたはグループからメンバーを削除します。

機能説明

remove コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。 grouposprofilerole serveruser

help remove object コマンドで詳細情報を得ることができます。

remove group

サーバーグループからサーバーを削除します。

形式

パラメータ

remove osprofile

OS プロファイルから、ディストリビューショングループ、ディスクパーティション、OS アップデート、カスタムインストールスクリプトのいずれかを削除します。

機能説明

このコマンドを使用中の (サーバーにアクティブに配備されている) プロファイルに対して実行することはできません。OS プロファイルが使用中かどうかを確認するには、show osprofile コマンドを使用します。

形式

パラメータ

remove role

ロールから権限を削除します。

形式

パラメータ

remove server

サーバーから OS 監視機能または基本管理機能を削除します。

機能説明

2 つのレベルで OS 監視機能を削除できます。uninstall キーワードを指定しなかった場合、OS 監視機能はサーバーにインストールされたままになります。ただし、機能自体は無効になり、N1 System Manager でサーバーの OS を監視できなくなります。uninstall キーワードを指定した場合、OS 監視機能はサーバーからアンインストールされ、OS 監視機能は無効になります。

基本管理機能を削除すると、機能はサーバーからアンインストールされ、無効になります。基本管理機能を削除するには、先に OS 監視機能をサーバーからアンインストールする必要があります。

機能を削除しても、add server コマンドを使用すればあとでいつでも機能を追加できます。show server の出力の「基本管理サポートの有無」フィールドと「OS 監視サポートの有無」フィールドは、サーバーの機能の現在の状態を示します。

形式

パラメータ

remove user

ユーザーからロールを削除します。

形式

パラメータ

reset

サーバーを再起動します。

機能説明

reset コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。 group および server

help reset object コマンドで詳細情報を得ることができます

reset group

サーバーグループを再起動 (電源オフ後に電源オン) します。サーバーの構成によっては、オペレーティングシステムの起動が行われます。

形式

パラメータ

reset server

サーバーを再起動 (電源オフ後に電源オン) します。サーバーの構成によっては、オペレーティングシステムの起動が行われます。

形式

パラメータ

set

オブジェクトまたはグループで属性を変更します。

機能説明

set コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。 applicationprofiledhcpconfigfirmware groupnotificationos osprofileroleserver sessionusermodule

help set object コマンドで詳細情報を得ることができます。

set applicationprofile

アプリケーションプロファイルの構成を変更します。

機能説明

このリリースの N1 System Manager でプロビジョニングできるアプリケーションは、N1 Grid Engine (N1GE) だけです。

N1GE のアプリケーションプロファイルが現在インストールされており、N1GE のマスターホストが、N1 System Manager で管理しているサーバーの一つである場合は、loadcriticalloadwarning maxpentimememcritical、および memwarning の各属性だけを変更できます。N1GE のマスターホストを N1 System Manager で管理していない場合は、proxyhost 属性だけを変更できます。

形式

パラメータ

N1GE の属性

set dhcpconfig

DHCP 構成の設定を変更します。

形式

パラメータ

set firmware

ファームウェアアップデートの属性を変更します。

形式

パラメータ

set group

サーバーグループの名前を変更するか、サーバーグループ上のロケータランプまたは監視状態を変更します。

形式

パラメータ

set notification

通知規則の名前、説明、または通知先を変更します。

形式

パラメータ

set os

OS ディストリビューションの名前を変更します。

形式

パラメータ

set osprofile

OS プロファイルの構成を変更します。

形式

パラメータ

Solaris のプロファイルの属性

Red Hat Linux のプロファイルの属性

SUSE Linux のプロファイルの属性

Windows のプロファイルの属性

ディスクレスクライアントのプロファイルの属性

set role

ロールの説明を変更します。

形式

パラメータ

set server

サーバーの N1 System Manager 構成情報を変更するか、サーバーの現在の設定および状態で N1 System Manager を更新します。

機能説明

このコマンドでは、SSH 資格など、サーバーの実際の構成パラメータは変更しません。N1 System Manager でサーバーの管理に使用される構成情報だけを変更します。

形式

パラメータ

構成の属性

set session

このコマンドは、現在のセッションのユーザーロールまたは出力形式を変更します。

形式

パラメータ

set user

ユーザーのデフォルトロールを変更します。

機能説明

管理サーバーを再起動するか、N1 System Manager を再起動すると、root ユーザーのデフォルトロールが自動的に Admin に設定されます。root ユーザーのデフォルトロールを別のロールに設定することもできますが、この設定は持続しません。

形式

パラメータ

set module

モジュールを有効または無効にします。

機能説明

このコマンドを N1 System Manager のその他のコマンドと同時に使用しないでください。同時に使用すると、ほかのコマンドが正常に終了しない可能性があります。

形式

パラメータ

show

オブジェクトまたはグループの概要または詳細情報を一覧表示します。

機能説明

show コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。 applicationapplicationprofiledhcpconfigfirmwaregroupjob lognotificationososprofileprivilegeroleserversessionupdateusermodule

help show object コマンドで詳細情報を得ることができます。

show application

N1 System Manager から使用可能なすべてのアプリケーションを一覧表示するか、特定のアプリケーションの詳細情報を一覧表示します。

機能説明

このリリースの N1 System Manager でプロビジョニングできるアプリケーションは N1 Grid Engine (N1GE) だけです。

形式

パラメータ

show applicationprofile

使用可能なすべてのアプリケーションプロファイルを一覧表示するか、特定のアプリケーションプロファイルの詳細情報を一覧表示します。

機能説明

このリリースの N1 System Manager でプロビジョニングできるアプリケーションは N1 Grid Engine (N1GE) だけです。

形式

パラメータ

show dhcpconfig

使用可能なすべての DHCP 構成を一覧表示するか、特定の DHCP 構成の詳細情報を一覧表示します。

形式

パラメータ

show firmware

すべてのコピーされたファームウェアアップデートを一覧表示するか、特定のファームウェアアップデートの詳細情報を一覧表示します。

形式

パラメータ

show group

すべてのサーバーグループを一覧表示するか、特定のサーバーグループの詳細情報を一覧表示します。

形式

パラメータ

show job

すべてのジョブ、特定のジョブの詳細情報、または指定したフィルタに従って選別されたジョブを一覧表示します。

形式

パラメータ

日時の表示形式

endbefore endafterstartbefore、および startafter オプションには、次の日時の表示形式を使用します。

[CC]YY[-MM[-DD[Thh[:mm[:ss[Z]]]]]]

show log

N1 System Manager または管理対象サーバーに記録されているすべてのイベント、特定のイベントの詳細情報、または特定のフィルタに基づくイベントを一覧表示します。

形式

パラメータ

日時の表示形式

after オプションおよび before オプションには、次の日時の表示形式を使用します。

[CC]YY[-MM[-DD[Thh[:mm[:ss[Z]]]]]]

show notification

すべての通知規則を一覧表示するか、特定の通知規則の詳細情報を一覧表示します。

形式

パラメータ

show os

N1 System Manager から使用可能なすべての OS ディストリビューションを一覧表示するか、特定の OS ディストリビューションの詳細情報を一覧表示します。

形式

パラメータ

show osprofile

使用可能なすべての OS プロファイルを一覧表示するか、特定の OS プロファイルの詳細情報を一覧表示します。

形式

パラメータ

show privilege

使用可能なすべての権限を一覧表示するか、特定の権限の詳細情報を一覧表示します。

形式

パラメータ

show role

このコマンドは、すべての使用可能なロールまたは特定のロールの権限を一覧表示します。

形式

パラメータ

show server

使用可能なすべての管理対象サーバー、フィルタで選別した管理対象サーバー、または特定のサーバーの詳細情報を一覧表示します。

形式

パラメータ

show session

セッションでのユーザーの現在のロールを一覧表示します。

形式

show update

すべての OS アップデートを一覧表示するか、特定の OS アップデートの詳細情報を一覧表示します。

形式

パラメータ

show user

使用可能なすべてのユーザーを一覧表示するか、特定のユーザーの詳細情報を一覧表示します。

形式

パラメータ

show module

インストールされているすべてのモジュールを一覧表示するか、特定のモジュールの詳細情報を一覧表示します。また、このコマンドは、モジュールが有効かどうかも示します。

形式

パラメータ

start

オブジェクトを有効にするか、コマンドを発行します。たとえばサーバーの電源を入れて起動したり、通知規則を有効にしたりできます。

機能説明

start コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。groupnotificationserver

help start object コマンドで詳細情報を得ることができます。

start group

サーバーグループの電源を入れて起動するか、サーバーグループでリモートコマンドを発行します。開始した関連付けられたジョブからリモートコマンドの出力を表示することができます。

形式

パラメータ

start notification

通知規則を有効にする、またはテストします。

形式

パラメータ

start server

サーバーの電源を入れて起動するか、サーバーに対してリモートコマンドを実行します。開始した関連付けられたジョブからリモートコマンドの出力を表示することができます。

形式

パラメータ

stop

オブジェクトを無効にします。たとえばサーバーを停止して電源をオフにしたり、ジョブを取り消したりできます。

機能説明

stop コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。groupjobnotificationserver

help stop object コマンドで詳細情報を得ることができます。

stop group

サーバーグループを停止して電源をオフにします。

形式

パラメータ

stop job

ジョブの実行を停止します。停止されたジョブは、aborted 状態になります。

形式

パラメータ

stop notification

通知規則を無効にします。

形式

パラメータ

stop server

サーバーを停止して電源をオフにします。

形式

パラメータ

unload

サーバーまたはサーバーグループからソフトウェアをアンインストールします。

機能説明

unload コマンドは、次のオブジェクトに使用することができます。 group および server

help unload object コマンドで詳細情報を得ることができます

unload group

サーバーグループからアプリケーション、OS プロファイル (ディスクレスクライアントのみ)、および OS アップデートをアンインストールします。

機能説明

このリリースの N1 System Manager でプロビジョニングできるアプリケーションは、N1 Grid Engine (N1GE) だけです。N1GE のマスターホストをアンインストールするには、unload group コマンドではなく、unload server コマンドを使用する必要があります。

形式

パラメータ

unload server

サーバーからアプリケーション、OS プロファイル (ディスクレスクライアントのみ)、または OS アップデートをアンインストールします。

機能説明

このリリースの N1 System Manager でプロビジョニングできるアプリケーションは、N1 Grid Engine (N1GE) だけです。

形式

パラメータ