N1 System Manager に OS アップデートをコピーします。すると、OS アップデートをサーバーにインストールできます。
さまざまな種類の OS アップデートをコピーできます。Linux オペレーティングシステム用の RPM、Solaris オペレーティングシステム用のパッケージまたはパッチがあります。デフォルトでは、load コマンドによって、対応するネイティブの OS コマンドを使用して OS アップデートがインストールされます。ただし、デフォルトのインストールに優先するインストールスクリプトを指定して、カスタムインストールを実行できます。詳細は、『Sun N1 System Manager 管理ガイド』の「パッケージ、パッチ、および RPM の管理」を参照してください。
標準の Linux RPM、Solaris パッケージ、または Solaris パッチをコピーする場合
create update update file file ostype ostype[,ostype...][adminfile adminfile] [installscriptfile installscriptfile] [responsefile responsefile] |
カスタムの OS アップデートインストールのインストールスクリプトで使用する標準以外のファイルをコピーする場合
create update update updatetype other file file ostype ostype[,ostype...] installscriptfile installscriptfile [adminfile adminfile] [description description] [release release] [responsefile responsefile] [vendor vendor] [version version] |
adminfile – (Solaris パッケージのみ) 管理ファイルの絶対パスです。
description – OS アップデートの説明です。通常はパッケージ、パッチ、または RPM の標準名です。
file – 管理サーバーまたは URL からアクセスできる Linux RPM、Solaris パッケージ、または Solaris パッチファイルの絶対パスです。updatetype other を指定しない場合は、次のソースが使用可能です。
Linux RPM – 1 つの .rpm ファイルです。
Solaris パッケージ – 有効なデータストリーム形式の .pkg ファイルです。1 つ以上のパッケージが含まれます。.pkg 拡張子は不要です。1 つ以上のパッケージを含む .tar ファイルを指定することもできます。.tar ファイルに複数のパッケージが含まれる場合は、インストールスクリプトを指定する必要があります。
インストールスクリプトを使用しない場合、.tar ファイル名は、tar の展開後の最上位ディレクトリ名と同じである必要があります。たとえば tar ファイルが SUNWstade.tar の場合、tar の展開後の最上位ディレクトリ名は SUNWstade である必要があります。
Solaris パッチ – パッチが 1 つ含まれる *.zip ファイルです。
例: /tmp/test-i386.rpm または http://updatesite1/rpms/test-i386.rpm
ostype – OS アップデートと互換性がある OS バージョンのリストです。追加する OS アップデートの種類は、指定する OS の種類と一致する必要があります。一般に、Solaris OS のアップデートでは、有効な OS の種類は 1 つだけです。有効な値には次のようなものがあります。
redhat-as3 – Red Hat Enterprise Linux AS 3.0
redhat-as3-64 – Red Hat Enterprise Linux AS 3.0, 64 ビット
redhat-as4– Red Hat Enterprise Linux AS 4.0
redhat-as4-64 – Red Hat Enterprise Linux AS 4.0, 64 ビット
redhat-es3 – Red Hat Enterprise Linux ES 3.0
redhat-es3-64 – Red Hat Enterprise Linux ES 3.0, 64 ビット
redhat-es4 – Red Hat Enterprise Linux ES 4.0
redhat-es4-64 – Red Hat Enterprise Linux ES 4.0, 64 ビット
redhat-ws3 – Red Hat Enterprise Linux WS 3.0
redhat-ws3-64 – Red Hat Enterprise Linux WS 3.0, 64 ビット
redhat-ws4 – Red Hat Enterprise Linux WS 4.0
redhat-ws4-64 – Red Hat Enterprise Linux WS 4.0, 64 ビット
solaris9sparc – Solaris 9 7/05 SPARC 版
solaris9x86 – Solaris 9 7/05 x86 版
solaris10sparc – Solaris 10 SPARC 版
solaris10x86 – Solaris 10 x86 版
suse-es9 – SUSE Linux Enterprise Server 9
suse-es9-64 – SUSE Linux Enterprise Server 9, 64 ビット
suse-pro92 – SUSE Professional Edition 9.2
suse-pro92-64 – SUSE Professional Edition 9.2, 64 ビット
suse-pro93 – SUSE Professional Edition 9.3
suse-pro93-64 – SUSE Professional Edition 9.3, 64 ビット
installscriptfile – パッケージ、パッチ、または RPM のインストールに使用する実行可能な Bourne (/bin/sh) シェルスクリプトの絶対パスです。インストールスクリプトを指定すると、OS アップデートのインストールに使用する load コマンドによって OS アップデートファイルとインストールスクリプトの両方が管理対象サーバーの /tmp ディレクトリにコピーされます。この動作によって、パッケージ、パッチ、または RPM のインストールをカスタマイズできます。
updatetype other 属性を指定する場合は、installscript が必要で、.tgz、.tar、 .Z、または .zip の任意の種類のソースファイルをコピーできます。
release – OS アップデートのリリースです。通常はバージョンのビルド番号を指します。
responsefile – (Solaris パッケージのみ) 応答ファイルの絶対パスです。
update – OS アップデートの名前です。
updatetype other – file ソースが N1 System Manager で認識できない形式なので、OS アップデートをインストールするには installscriptfile 属性を指定する必要があることを示します。この属性を指定すると、OS アップデートのメタデータは自動的に抽出されず、情報を指定しない限り description、 vendor、および version の各属性値が空になります。
vendor – OS アップデートベンダーの名前です。
version – OS アップデートのバージョンです。