アプリケーションプロファイルの構成を変更します。
このリリースの N1 System Manager でプロビジョニングできるアプリケーションは、N1 Grid Engine (N1GE) だけです。
N1GE のアプリケーションプロファイルが現在インストールされており、N1GE のマスターホストが、N1 System Manager で管理しているサーバーの一つである場合は、loadcritical、loadwarning、 maxpentime、memcritical、および memwarning の各属性だけを変更できます。N1GE のマスターホストを N1 System Manager で管理していない場合は、proxyhost 属性だけを変更できます。
N1GE のアプリケーションプロファイルの構成を変更します。
set applicationprofile applicationprofile type n1ge N1GE-attributes |
applicationprofile – アプリケーションプロファイルの名前です。
N1GE の属性
adminhomedir adminhomedir – N1GE 管理ユーザーのホームディレクトリです。デフォルト値は /gridware/sge です。
adminuid adminuid – N1GE の管理ユーザーの UID です。デフォルト値は 218 です。
adminusername adminusername – N1GE の管理ユーザーのユーザー名です。デフォルト値は sgeadmin です。
execdport execdport – N1GE の execd デーモンに使用する TCP ポートです。デフォルト値は 837 です。
instversion instversion – 計算ホストと送信ホストで配備される N1GE のバージョンです。デフォルト値は存在しません。
lnxnfsmtopts lnxnfsmtopts – Linux の計算ホストまたは発行ホストに “common” ディレクトリをマウントするときに使用するオプションです。このフィールドの値は、nfsservername:nfsmountpoint nfsmountpoint nfs lnxnfsmtopts 0 0 として、各ホストの Linux の /etc/fstab ファイルに 挿入されます。デフォルト値は intr,softload です。この値に空白を含めることはできません。
loadcritical loadcritical – このパラメータを使用して、負荷クリティカルのしきい値を指定します。このしきい値を超えると、負荷クリティカルの警告がモニターに表示されます。負荷警告パラメータと同様に、このパラメータは、CPU 数に基づいたシステム負荷で設定します。デフォルト値は 3.00 です。
loadwarning loadwarning – このパラメータを使用して、負荷警告のしきい値を指定します。このしきい値を超えると、負荷警告がモニターに表示されます。値は、OS で報告されたシステム負荷を CPU 数で割ったものです。デフォルト値は 1.00 です。
masterport masterport – N1GE の qmaster デーモンに使用する TCP ポートです。デフォルト値は 836 です。
maxpendtime maxpendtime – このパラメータを使用して、ジョブ保留警告がモニターに表示されるまでの時間を指定します。値は時間単位で設定します。デフォルト値は 24 です。
memcritical memcritical – このパラメータを使用して、メモリークリティカルのしきい値を設定します。値がこのしきい値を下回ると、メモリークリティカルの警告がモニターに表示されます。M バイト単位の仮想メモリーの空き容量を値として設定します。デフォルト値は 10 です。
memwarning memwarning – このパラメータを使用して、メモリー警告のしきい値を設定します。値がこのしきい値を下回ると、メモリー警告がモニターに表示されます。M バイト単位の仮想メモリーの空き容量をパラメータの値として設定します。デフォルト値は 100 です。
nfsmountpoint nfsmountpoint – NFS サーバーから N1GE の “common” ディレクトリ用にマウントするディレクトリです。この値は、N1GE を使用してマスターホストを配備するときに自動的に sgeroot/ sgecell/common に設定されます。マスターホストを配備したら、この値は編集できなくなり、計算ホストと発行ホストのその後の配備に有効です。この設定を再度設定するには、マスターホストをアンインストールする必要があります。デフォルト値は /gridware/sge/default/common です。
nfsservername nfsservername – すべての計算ホストと発行ホストが N1GE の “common” ディレクトリをマウントする NFS サーバーの名前です。このパラメータは、N1GE を使用してマスターホストを配備するときに自動的にマスターホストに設定されます。マスターホストを配備したら、この値は編集できなくなり、計算ホストと発行ホストのその後の配備に有効です。この設定を再度設定するには、マスターホストをアンインストールする必要があります。デフォルト値は存在しません。
proxyhost proxyhost – 監視コマンドを実行するホストを設定します。マスターホストが以前に N1GE を使用して配備された場合は、プロキシホストがこのホストに設定され、マスターをアンインストールするまで変更できません。選択するホストは N1GE の管理ホストである必要があります。管理ホストではなかった場合、ほかのホストのインストールとアンインストール、および監視に失敗する可能性があります。デフォルト値は存在しません。
sgecell sgecell – 配備に使用する N1GE のセル名です。デフォルト値は default です。
sgeroot sgeroot –N1GE のファイルをインストールするルートディレクトリです。ファイルはすべてのホストでこのディレクトリにインストールされます。デフォルト値は /gridware/sge です。
solnfsmtopts solnfsmtopts – Solaris の計算ホストまたは発行ホストに “common” ディレクトリをマウントするときに使用するオプションです。このフィールドの値は、nfsservername:nfsmountpoint nfsmountpoint nfs -yes solnfsmtopts として、各ホストの Solaris の /etc/vfstab ファイルに挿入されます。デフォルト値は存在しません。この値に空白を含めることはできません。