Sun Fire V490 および V890 の RSC IP アドレスと資格は、サーバーにある Solaris の root コマンド行プロンプトから実行している設定ユーティリティーによって設定されます。サーバーは、Solaris がプレインストールされた状態で出荷されています。Online Boot Prom (OBP) の設定は、RSC への telnet セッションを使用して行われます。
RSC の管理可能なサーバーの準備は、次の作業で構成されています。
IP アドレス、ネットマスク、ゲートウェイをサーバーに割り当てます。RSC のユーティリティーの version 2.2.3 以上をサーバーにダウンロードし、サーバーの RSC を設定する前にそのユーティリティーを実行する必要があります。
V490 または V890 の管理可能なサーバーに root でログインする。
RSC の version 1.2.3 のユーティリティーの zip ファイルをダウンロードします。
http://www.sun.com/servers/rsc.html にアクセスします。サーバーにインストールされている Solaris オペレーティングシステムに対応する zip ファイルをダウンロードします。
Solaris 9 以上の場合: rsc2.2.3_packages_s9.zip
Solaris 8 の場合: rsc2.2.3_packages_s8.zip
ダウンロードが完了したら、一時ディレクトリに zip ファイルを解凍し、ディレクトリを、その一時ディレクトリに変更します。
RSC の version 2.2.3 のパッケージを、管理可能なサーバーにインストールします。
pkgadd コマンドを使用して、次のパッケージをサーバーにインストールします。
SUNWrsc - ホストマシンにインストールするための RSC のパッケージ
SUNWrscd - RSC のマニュアルパッケージ
SUNWrscj - RSC GUI を表示するための RSC の GUI パッケージ
競合するファイルをインストールするか聞かれた場合は、Y を入力して、既にインストールされているバージョンを上書きします。
次に例を示します。
# pkgadd -d . SUNWrsc The following files are already installed on the system and are being used by another package: /usr <attribute change only> Do you want to install these conflicting files [y,n,?,q] y ## Checking for setuid/setgid programs Installing Remote System Control as <SUNWrsc> . . . Installation of <SUNWrsc> was successful # pkgadd -d . SUNWrscd Processing package instance <SUNWrscd> . . . Installation of <SUNWrscd> was successful # pkgadd -d . SUNWrscj Processing package instance <SUNWrscj> . . . Installation of <SUNWrscj> was successful |
次の手順に従って、 サーバーの RSC を設定します。
Sun Fire V490 および V890 の RSC 資格は、サーバーにある Solaris の root コマンド行プロンプトから実行している設定ユーティリティーによって設定されます。サーバーは、Solaris がプレインストールされた状態で出荷されています。
この手順では、N1 System Manager に必要な情報だけを記述しています。RSC 設定ユーティリティーに関する詳細は、http://docs.sun.com/source/816–3314–12 の『Sun Remote System Control (RSC) 2.2 ユーザーズガイド』および http://docs.sun.com/source/819–2022 の『 Sun Remote System Control (RSC) 2.2.3 リリースノート』を参照してください。
「RSC のユーティリティーをダウンロードして更新する」 の説明に従って、RSC 設定ユーティリティーの version 2.3.3 をサーバーにインストールする必要があります。
RSC の管理可能なサーバーに root でログインします。
RSC 設定ユーティリティーを実行します。
V490 サーバーを設定する場合は、 /usr/platform/SUNW,Sun-Fire-V490/rsc/rsc-config と入力します。
V890 サーバーを設定する場合は、/usr/platform/SUNW,Sun-Fire-V890/rsc/rsc-config と入力します。
RSC ユーザーアカウントのプロンプト以外は、ネットワークの要件に沿って各プロンプトに答えます。
RSC ユーザーアカウントのプロンプトでは、admin と入力します。
RSC ユーザーアカウントのパスワードのプロンプトでは、 n1smadmin と入力します。
RSC ユーザー権限のプロンプトでは、cuar と入力します。
サーバーのコンソールを RSC にリダイレクトして、Online Boot Prom (OBP) の設定を行います。
Sun Fire V490 および V890 の RSC 資格は、サーバーにある Solaris の root コマンド行プロンプトから実行している設定ユーティリティーによって設定されます。サーバーは、Solaris がプレインストールされた状態で出荷されています。
この手順では、N1 System Manager に必要な情報だけを記述しています。RSC のサーバーでのコンソールのリダイレクト、および OBP の設定に関する詳細は http://docs.sun.com/source/816–3314–12 の『Sun Remote System Control (RSC) 2.2 ユーザーズガイド』および http://docs.sun.com/source/819–2022 の『Sun Remote System Control (RSC) 2.2.3 リリースノート』を参照してください。
「RSC のユーティリティーをダウンロードして更新する」 の説明に従って、RSC 設定ユーティリティーの version 2.3.3 をサーバーにインストールする必要があります。
必ず 「RSC の IP アドレスと資格を設定する」 の説明に従って、RSC を設定してください。
telnet IP address コマンドを使用して、管理可能なサーバーの RSC にログオンします。このコマンドの IP address は、RSC に割り当てたアドレスです。
http://docs.sun.com/source/816–3314–12 の『Sun Remote System Control (RSC) 2.2 ユーザーズガイド』の説明に従って、サーバーのコンソールを RSC にリダイレクトします。
http://docs.sun.com/source/816–3314–12 の『Sun Remote System Control (RSC) 2.2 ユーザーズガイド』の説明に従って、サーバーの OBP を設定します。
次の環境変数を、ここで示す値に確実に設定するようにしてください。
OBP の環境変数 |
値 |
---|---|
local-mac-address? |
true |
output-device |
rsc-console |
input-device |
rsc-console |
diag-device |
disk |
diag-script |
none |
diag-level |
off |
diag-switch? |
false |
次に例を示します。
> setenv local-mac-address? true > setenv output-device rsc-console |
設定を確認するには printenv と入力します。