add server feature コマンドに basemanagement と agentip の各キーワードを用いて基本管理のサポートを指定し、agentssh キーワードで、ssh 経由で監視対象サーバーのオペレーティングシステムへのアクセス資格を指定します。詳細は、「基本管理機能を追加する」を参照してください。この手順は、基本的な OS の健全性の監視に重要ですが、ハードウェアの健全性やネットワークの到達可能性の監視には重要ではありません。
basemanagement キーワードを指定した add server feature コマンドで基本管理機能を追加すると、基本管理がサポートされるようになり、デフォルトで監視が有効になります。その後、set server コマンドを使用すると、監視を無効および有効にできます。詳細は、「監視の有効化と無効化」を参照してください。
基本管理機能には、基本の OS 監視はありますが、しきい値の監視のサポートはありません。しきい値を監視するには、OS 完全監視機能を追加する必要があります。詳細は、「OS 完全監視 (しきい値を含む)」を参照してください。
基本管理機能では、メモリーやスワップ使用、ファイルシステム関係のデータ同様、中央演算処理装置 (CPU) に関係する統計も提供されます。監視の目的上、システム負荷、メモリー使用、スワップ使用データは、次のように分類できます。
システム使用 (システムアイドル時間など)
システム負荷 (待ち状態が 1 分、5 分、15 分を超えるプロセスの平均個数で表現)
メモリー使用とメモリー未使用統計 (M バイトおよび割合で表現)
物理負荷統計
使用スワップ空間および使用可能なスワップ空間 (M バイトおよび割合で表現)。個々のスワップパーティションは監視できません。
使用ファイルシステムおよび使用可能な空間 (割合で表現)
これらの監視対象属性については、表 6–2 を参照してください。
基本管理機能では、リモートコマンドの実行もサポートされます。詳細は、「サーバーおよびサーバーグループでのリモートコマンドの実行」を参照してください。また、基本管理機能では、OS アップデートもサポートされます。OS アップデートについては、『Sun N1 System Manager 1.3 オペレーティングシステムプロビジョニングガイド』の第 5 章「パッケージ、パッチ、および RPM の管理」を参照してください。