Sun N1 System Manager 1.3 検出および管理マニュアル

はじめに

このマニュアルは、システム管理者が Sun N1TM System Manager を理解し、管理するのに役立ちます。このマニュアルには、N1 System Manager を使用したユーザーとロールの管理、管理対象サーバーの検出、サーバーグループの管理、監視の設定、および通知規則の設定のそれぞれの方法について、詳細な例と手順を示してあります。


注 –

このマニュアルの情報の多くは、N1 System Manager のコマンド行インタフェースに重点を置いています。同じ作業にブラウザインタフェースも使用できる場合は、本文中に説明します。ブラウザインタフェースの右上にある「ヘルプ」ボタンをクリックすると、検索可能なオンラインヘルプシステムにアクセスすることができます。


対象読者

このマニュアルは、Sun N1 System Manager ソフトウェアが動作するサーバーの管理を担当するシステム管理者を対象にしています。このマニュアルは、読者に次の基礎的な知識があるものと想定しています。

お読みになる前に

次のマニュアルをお読みください。

内容の紹介

第 1 章「N1 System Manager へのアクセス」では、次の内容について説明します。

第 2 章「ユーザーとロールの管理」では、次の内容について説明します。

第 3 章「バックアップと復元」では、データベースと構成ファイルのバックアップと復元の方法について説明します。

第 4 章「管理可能なサーバーの検出」では、次の内容について説明します。

第 5 章「サーバーおよびサーバーグループの管理」では、次の内容について説明します。

第 6 章「サーバーおよびサーバーグループの監視」では、次の内容について説明します。

関連マニュアル

次のマニュアルには、N1 System Manager のインストールと使用方法に関する情報が記載されています。

マニュアル、サポート、およびトレーニング

Sun の Web サイトでは、以下の追加情報を提供しています。

表記上の規則

このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。

表 P–1 表記上の規則

字体または記号 

意味 

例 

AaBbCc123

コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 

.login ファイルを編集します。

ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。

machine_name% you have mail.

AaBbCc123

ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 

machine_name% su

Password:

AaBbCc123

変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 

ファイルを削除するには、 rm filename と入力します。

『 』

参照する書名を示します。 

『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。

「 」

参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 

第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 

この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 

\

枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 

sun% grep `^#define \ XV_VERSION_STRING'

コマンド例のシェルプロンプト

以下の表に、C シェル、Bourne シェル、および Korn シェルのデフォルトの UNIX® システムプロンプト、およびスーパーユーザーのプロンプトを紹介します。

表 P–2 シェルプロンプト

シェル 

プロンプト 

C シェル 

machine_name%

C シェルのスーパーユーザー> 

machine_name#

Bourne シェルおよび Korn シェル 

$

Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー 

#

このマニュアルでは、特に指定しないかぎり、N1–ok> プロンプトを使用する n1sh シェルの説明に「コマンド行」という用語を使用します。n1sh シェルは、次のいずれかのシェルです。

N1 System Manager コマンドは、n1sh を付けて実行することによって、標準の UNIX シェルから使用できます。