N1 System Manager では、ジョブの種類ごとに重みが関連付けられます。重みは、システムリソースに対してジョブが生む負荷を反映しています。グローバルな制限によって、システムに課すことができる合計負荷が決定します。次の表は、各種ジョブ (ユーザーレベル) の重みをまとめています。最大許容負荷は 1000 です。
表 6–4 ジョブの重み値
ジョブ |
重み |
---|---|
OS 配備 |
500 |
パッケージ配備 |
500 |
パッケージのアンインストール |
500 |
検出 |
200 |
ファームウェアの配備 |
500 |
リモートコマンドの実行 |
200 |
ジョブの削除 |
400 |
OS の作成 |
1000 |
サーバーのリセット |
200 |
サーバーの電源オフ |
200 |
サーバーの電源オン |
200 |
サーバーの再表示 |
200 |
サーバー機能の設定 |
200 |
サーバーの削除 |
100 |
サーバーの追加 |
100 |
負荷総量は、実行しているすべてのジョブの負荷の合計です。システムは、次の時点で現在の負荷総量と最大許容負荷を比較します。
新しいジョブをキューに入れたあと
ジョブの実行を完了または停止したあと
現在の負荷総量と最大許容負荷との間に十分な差があり、ジョブキューの先頭にあるジョブを処理できる状態の場合、そのジョブは実行中の状態に格上げされます。そうでない場合は、待ち状態のままになります。システム上で同時に実行可能なジョブの組み合わせは、現在の負荷総量によって決まります。
たとえば、同時に実行できる OS 配備ジョブは 2 つだけです。
500 + 500 = 1000
あるいは、1 つの OS 配備ジョブと 2 つのサーバーの電源オフジョブを同時に実行できます。
500 + 200 + 200 < 1000