Sun N1 System Manager 1.3 検出および管理マニュアル

ジョブのキューイング

N1 System Manager では、ジョブの種類ごとに重みが関連付けられます。重みは、システムリソースに対してジョブが生む負荷を反映しています。グローバルな制限によって、システムに課すことができる合計負荷が決定します。次の表は、各種ジョブ (ユーザーレベル) の重みをまとめています。最大許容負荷は 1000 です。

表 6–4 ジョブの重み値

ジョブ 

重み 

OS 配備 

500 

パッケージ配備 

500 

パッケージのアンインストール 

500 

検出 

200 

ファームウェアの配備 

500 

リモートコマンドの実行 

200 

ジョブの削除 

400 

OS の作成 

1000 

サーバーのリセット 

200 

サーバーの電源オフ 

200 

サーバーの電源オン 

200 

サーバーの再表示 

200 

サーバー機能の設定 

200 

サーバーの削除 

100 

サーバーの追加 

100 

負荷総量は、実行しているすべてのジョブの負荷の合計です。システムは、次の時点で現在の負荷総量と最大許容負荷を比較します。

現在の負荷総量と最大許容負荷との間に十分な差があり、ジョブキューの先頭にあるジョブを処理できる状態の場合、そのジョブは実行中の状態に格上げされます。そうでない場合は、待ち状態のままになります。システム上で同時に実行可能なジョブの組み合わせは、現在の負荷総量によって決まります。

たとえば、同時に実行できる OS 配備ジョブは 2 つだけです。

500 + 500 = 1000

あるいは、1 つの OS 配備ジョブと 2 つのサーバーの電源オフジョブを同時に実行できます。

500 + 200 + 200 < 1000