ここでは、N1 System Manager での使用に適しているフラッシュアーカイブの作成手順を示します。Solaris のフラッシュアーカイブの作成に関する一般的な情報については、『Solaris 10 インストールガイド (Solaris フラッシュアーカイブの作成とインストール)』を参照してください。
Red Hat Linux システムでは、フラッシュアーカイブは 2G バイトに制限されています。
管理サーバーで、Solaris ディストリビューションを作成します。
次のようなコマンドを入力します。
N1-ok> create os s10x file /images/solarisdvd.iso |
自動的に生成された OS プロファイルのクローンを作成します。
次のようなコマンドを入力します。ここで osprofile は新しいプロファイルの名前、clone はディストリビューションの作成時に作成された既存のプロファイルです。
N1-ok> create osprofile s10-noagent clone s10x |
OS プロファイルのクローンを変更します。
たとえば、 SUNWn1smx86ag-1-2 と /opt/SUNWscs/data/allstart/scripts/init_agent_firstboot.sh を s10-noagent から削除します。
N1-ok> remove osprofile s10-noagent update SUNWn1smx86ag-1-2 N1-ok> remove osprofile s10-noagent script /opt/SUNWscs/data/allstart/scripts/init_agent_firstboot.sh |
変更した OS プロファイルを、フラッシュアーカイブを作成する管理対象サーバーに配備します。
N1-ok> load server server osprofile s10-noagent networktype static ip ip |
Solaris の場合、networktype は static である必要があります。
管理対象サーバーで、アーカイブを作成します。
bash-3.00# flarcreate -n s10xga-flar -c /tmp/s10x-ga.flar Full Flash Checking integrity... Integrity OK. Running precreation scripts... Precreation scripts done. Determining the size of the archive... 4921218 blocks The archive will be approximately 1.32GB. Creating the archive... 4921218 blocks Archive creation complete. |
作成されたファイルを安全に管理サーバーにコピーします。
ファイルは、/var/js など、NFS がアクセス可能な場所にあることを確認します。次のコマンドに示すように、scp (セキュリティー保護されたコピー) ユーティリティーを使用します。
bash-3.00# scp -v /tmp/s10x-ga.flar root@mgmt_server:/var/js |
フラッシュアーカイブの OS プロファイルを作成します。
N1-ok> create osprofile s10x-flar os s10x flar /var/js/s10x-ga.flar rootpassword password |
フラッシュアーカイブの OS プロファイルにパーティション情報を追加します。
N1-ok> add osprofile s10x-flar partition / device c1t1d0s0 sizeoption free type ufs N1-ok> add osprofile s10x-flar partition swap device c1t1d0s1 sizeoption fixed size 1024 type swap |
フラッシュアーカイブの OS プロファイルを管理対象サーバーに配備します。
N1-ok> load server server osprofile s10x-flar networktype static ip ip |
フラッシュアーカイブを配備した管理対象サーバーに OS 監視機能を追加します (.ssh/known_hosts の内容の消去後)。
N1-ok> add server server feature osmonitor agentssh root/admin agentip ip |
上記の手順でフラッシュアーカイブを作成しなかった場合、管理対象サーバーのコンソールに次のようなメッセージが表示される可能性があります。
Nov 23 11:56:08 websvr-21 agent[26169]: error Nov 23 11:56:08 agent agentServer parameter (luke-8) is not a valid local hostname Nov 23 11:56:08 websvr-21 agent[26169]: syslog Nov 23 11:56:08 agent agentServer parameter (luke-8) is not a valid local hostname |
このようなメッセージが表示された場合は、管理サーバーで次の手順に従います。
管理対象サーバーに basemanagement 機能を追加します。
N1-ok> add server server feature basemanagement agentip agentip agentssh agentssh |
管理対象サーバーを再起動します。
N1-ok> start server server command "/opt/SUNWsymon/sbin/es-uninst -X" |
各管理対象サーバーでこのコマンドを実行するか、start group を使用してサーバーグループ内のすべての管理対象サーバーを起動できます。管理対象サーバーが再起動したら、osmonitoring 機能を追加できます。