Sun N1 System Manager 1.3 オペレーティングシステムプロビジョニングガイド

Procedure管理サーバーにフラッシュアーカイブをコピーする

ここでは、コマンド行を使用し、サーバーまたはサーバーグループにフラッシュアーカイブを設定および配備する手順を説明します。

始める前に
  1. スーパーユーザーとして管理サーバーにログインします。

    詳細は、『Sun N1 System Manager 1.3 検出および管理マニュアル』「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。

  2. 共有フラッシュアーカイブディレクトリを NFS で使用できるようにするには、次のいずれかの操作を行います。

    • 管理サーバーに Solaris オペレーティングシステムがインストールされている場合は、/etc/dfs/dfstab ファイルを変更します。

      ファイル内の最後のコメント行の下に「 share -F nfs -o ro,anon=0 -d "Flash Share" /jumpstart /Flash」を追加します。

      次に例を示します。


      # Put custom additions below (Do not change/remove this line)
      share -F nfs -o ro,anon=0 -d "Flash Share" /jumpstart/Flash
      
    • 管理サーバーに Linux がインストールされている場合は、/etc/exports ファイルを変更します。

      ファイル内の最後のコメントの下に「/jumpstart /Flash *(ro,no_root_squash)」を追加します。

      次に例を示します。


      # Put custom additions below (Do not change/remove this line)
      /jumpstart/Flash      *(ro,no_root_squash)
      
  3. フラッシュアーカイブファイルを /jumpstart/Flash ディレクトリにコピーします。

  4. NFS を再起動するには、次のいずれかの操作を行います。

    • 管理サーバーに Solaris OS version 9 がインストールされている場合は、次のコマンドを入力します。


      # /etc/init.d/nfs.server stop
      # /etc/init.d/nfs.server start
      
    • 管理サーバーに Solaris OS version 10 以降がインストールされている場合は、次のコマンドを入力します。


      # svcadm restart svc:/network/nfs/server:default
      
    • 管理サーバーに Linux がインストールされている場合は、次のいずれかのコマンドを入力します。


      # /etc/init.d/nfs restart
      # /etc/rc3.d/S60nfs restart
      
  5. 上記の 手順 3 でコピーしたフラッシュアーカイブファイルの場所を指定する OS プロファイルを作成します。


    N1-ok> create osprofile osprofile-name os os-name rootpassword rootpassword flar flar 
    description description language language timezone timezone
    

    flar 属性値は、フラッシュアーカイブファイルのパスとファイル名です。例: /jumpstart/Flash/archive1.flar

    OS プロファイルが作成されます。

  6. 次のコマンドを入力し、OS プロファイルの設定を確認します。


    N1-ok> show osprofile osprofile-name
    

    OS プロファイルの詳細が表示されます。パーティションの設定が用途にかなっているかどうかを確認します。パーティションの設定および例については、「OS プロファイルを作成する」を参照してください。

  7. サーバーまたはサーバーグループに OS プロファイルをロードします。

    「サーバーまたはサーバーグループに OS プロファイルをロードする」を参照してください。


例 2–4 Solaris 9 OS フラッシュアーカイブの配備

次の例は、フラッシュアーカイブファイルを使用する OS プロファイルの作成方法を示しています。


N1-ok> create osprofile solaris9_flar rootpassword admin description "solaris 
9 with flar" os solx86 flar /jumpstart/Flash/S9-u7-req-v20z.archive

次の例は、OS プロファイルにルートパーティションおよびスワップパーティションを追加する方法を示しています。


N1-ok> add osprofile solaris9_flar partition / sizeoption free device\ 
c1t1d0s0 type ufs

N1-ok> add osprofile solaris9_flar partition swap sizeoption fixed size 128\ 
device c1t1d0s1 type swap

次の例は、サーバーに、変更された OS プロファイルを配備する方法を示しています。


N1-ok> load server 192.168.73.2 osprofile 
solaris9_flar networktype=static ip=192.168.73.244

networktype 属性では、インストールされるホストの IP アドレスとして、192.168.73.244 を指定しています。