ここでは、コマンド行を使用し、サーバーまたはサーバーグループにフラッシュアーカイブを設定および配備する手順を説明します。
管理サーバーに OS ディストリビューションをコピーします。
「ISO ファイルから OS ディストリビューションをコピーする」 または 「CD または DVD から OS ディストリビューションをコピーする」を参照してください。
N1 System Manager での使用に適しているフラッシュアーカイブファイルを作成します。「フラッシュアーカイブを作成する」を参照してください。
管理サーバーに Linux がインストールされている場合は、Solaris の完全インストール用のフラッシュアーカイブが、大きすぎてプロビジョニングできない場合があります。ファイルを圧縮するか、内容を減らしたより小さいフラッシュアーカイブを使用してください。
スーパーユーザーとして管理サーバーにログインします。
詳細は、『Sun N1 System Manager 1.3 検出および管理マニュアル』の「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
共有フラッシュアーカイブディレクトリを NFS で使用できるようにするには、次のいずれかの操作を行います。
管理サーバーに Solaris オペレーティングシステムがインストールされている場合は、/etc/dfs/dfstab ファイルを変更します。
ファイル内の最後のコメント行の下に「 share -F nfs -o ro,anon=0 -d "Flash Share" /jumpstart /Flash」を追加します。
次に例を示します。
# Put custom additions below (Do not change/remove this line) share -F nfs -o ro,anon=0 -d "Flash Share" /jumpstart/Flash |
管理サーバーに Linux がインストールされている場合は、/etc/exports ファイルを変更します。
ファイル内の最後のコメントの下に「/jumpstart /Flash *(ro,no_root_squash)」を追加します。
次に例を示します。
# Put custom additions below (Do not change/remove this line) /jumpstart/Flash *(ro,no_root_squash) |
フラッシュアーカイブファイルを /jumpstart/Flash ディレクトリにコピーします。
NFS を再起動するには、次のいずれかの操作を行います。
管理サーバーに Solaris OS version 9 がインストールされている場合は、次のコマンドを入力します。
# /etc/init.d/nfs.server stop # /etc/init.d/nfs.server start |
管理サーバーに Solaris OS version 10 以降がインストールされている場合は、次のコマンドを入力します。
# svcadm restart svc:/network/nfs/server:default |
管理サーバーに Linux がインストールされている場合は、次のいずれかのコマンドを入力します。
# /etc/init.d/nfs restart # /etc/rc3.d/S60nfs restart |
上記の 手順 3 でコピーしたフラッシュアーカイブファイルの場所を指定する OS プロファイルを作成します。
N1-ok> create osprofile osprofile-name os os-name rootpassword rootpassword flar flar description description language language timezone timezone |
flar 属性値は、フラッシュアーカイブファイルのパスとファイル名です。例: /jumpstart/Flash/archive1.flar。
OS プロファイルが作成されます。
次のコマンドを入力し、OS プロファイルの設定を確認します。
N1-ok> show osprofile osprofile-name |
OS プロファイルの詳細が表示されます。パーティションの設定が用途にかなっているかどうかを確認します。パーティションの設定および例については、「OS プロファイルを作成する」を参照してください。
サーバーまたはサーバーグループに OS プロファイルをロードします。
「サーバーまたはサーバーグループに OS プロファイルをロードする」を参照してください。
次の例は、フラッシュアーカイブファイルを使用する OS プロファイルの作成方法を示しています。
N1-ok> create osprofile solaris9_flar rootpassword admin description "solaris 9 with flar" os solx86 flar /jumpstart/Flash/S9-u7-req-v20z.archive |
次の例は、OS プロファイルにルートパーティションおよびスワップパーティションを追加する方法を示しています。
N1-ok> add osprofile solaris9_flar partition / sizeoption free device\ c1t1d0s0 type ufs N1-ok> add osprofile solaris9_flar partition swap sizeoption fixed size 128\ device c1t1d0s1 type swap |
次の例は、サーバーに、変更された OS プロファイルを配備する方法を示しています。
N1-ok> load server 192.168.73.2 osprofile solaris9_flar networktype=static ip=192.168.73.244 |
networktype 属性では、インストールされるホストの IP アドレスとして、192.168.73.244 を指定しています。