「ディスクレスクライアント」とは、オペレーティングシステム、ソフトウェア、および記憶装置を「OS サーバー」に依存しているシステムのことです。ディスクレスクライアントは、そのルート (/)、/usr、およびその他のファイルシステムを OS サーバーからマウントします。ディスクレスクライアントは独自の CPU と物理メモリーを持っており、データをローカルで処理することができます。しかしディスクレスクライアントは、ネットワークから切り離されたり、その OS サーバーが正しく機能しない場合は機能できません。ディスクレスクライアントは、ネットワークを経由して継続的に機能する必要があるため、多大なネットワークトラフィックを発生させます。ディスクレスクライアントの概念的な概要については、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「ディスクレスクライアント管理の概要」を参照してください。
N1 System Manager では、次のオペレーティングシステムのディスクレスクライアントがサポートされ、管理サーバーにインストールされている OS に直接関係します。
Solaris
Solaris DHCP: Solaris NFS、ローカル TFTP のみ、ローカル NFS サーバーのみ
ISC DHCP: Linux NFS、ローカルまたはリモートの TFTP、ローカルまたはリモートの NFS サーバー
ISC DHCP: Solaris NFS、ローカル TFTP のみ、ローカル NFS サーバーのみ
Red Hat Linux
Linux NFS、ローカルまたはリモートの TFTP、ローカルまたはリモートの NFS サーバー
Solaris NFS、ローカルまたはリモートの TFTP、ローカル NFS サーバーのみ
Linux initd、ローカルまたはリモートの TFTP、ローカルまたはリモートの NFS サーバー