この節では、Sun Cluster ソフトウェアのインストールの計画と、以下のコンポーネントの準備について説明します。
ソフトウェアのインストールを開始する前に、必要なすべてのライセンス証明書を用意しておきます。Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアはライセンス証明書を必要としません。ただし、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアがインストールされる各ノードは、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアのライセンス契約の対象である必要があります。
データ複製ソフトウェアやアプリケーションソフトウェアのライセンス必要条件については、該当する製品のインストールマニュアルを参照してください。
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアは、クラスタ間管理通信とハートビート通信用に、クラスタの論理ホスト名を使用します。Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアが geoadm start コマンドを使用して起動されている場合は、クラスタ名用の IP アドレスを論理ホスト名で包み込めるように、ソフトウェアからクラスタ名用の IP アドレスを使用できる必要があります。
クラスタ名がホスト名としての使用に適していることを確かめる必要がある場合は、scconf コマンドを使用してクラスタの名前を知ることができます。
クラスタの名前を知るには、次のコマンドを実行します。
# scconf -p | head -2 |
詳細は、scconf(1M) のマニュアルページを参照してください。