Java ES には、Java ES インストーラプログラムを使用してシステムにインストールしたコンポーネントを削除するためのアンインストールプログラムが用意されています。Java ES インストーラと同じく、アンインストーラは、グラフィカルモードかテキストベースモードで実行できます。Java ES アンインストーラは /var/sadm/prod/SUNWentsys4 にあります。
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアのアンインストールは Sun Cluster ソフトウェアのアンインストール前に行う必要があります。
Solaris OS 8 がインストールされている場合は、「Solaris OS 8 での Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアのアンインストール」の手順に従って Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをアンインストールします。
Java ES アンインストーラの動作は、インストールしたコンポーネント製品、および各製品の相互関係によって異なります。アンインストーラを実行する際には次の点に注意してください。
アンインストーラは、Sun Cluster Geographic Edition コンポーネントを含む各ホスト上で個別に実行する必要があります。
アンインストーラによって削除されるのは、Java ES インストーラによってインストールされたコンポーネント製品だけです。
アンインストーラは、システムの製品依存をチェックしません。
アンインストーラは、構成ファイルとユーザーデータファイルを削除しません。
GUI で uninstall ユーティリティーを使用するには、アンインストール作業を行うクラスタノードの表示環境を、GUI を表示するように設定します。
% xhost + % setenv DISPLAY nodename:0.0 |
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをアンインストールするノードまたはクラスタでスーパーユーザーになります。
% su |
ローカルクラスタ上の Sun Cluster Geographic Edition インフラストラクチャーを停止します。
# geoadm stop |
クラスタ上の Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアの無効化については、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』の「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアの無効化」を参照してください。
uninstall ユーティリティーがあるディレクトリに移動します。
# cd /var/sadm/prod/SUNWentsys5 |
uninstall ユーティリティーを起動します。
# ./uninstall |
「ようこそ」ページが表示されます。
「次へ」をクリックして次に進みます。
「コンポーネントの選択」ページが表示されます。
アンインストールしたいコンポーネントを選択し、「次へ」をクリックします。
途中でアンインストールユーティリティーを終了するには、「取消し」をクリックします。
アンインストールが完了すると、アンインストールログを表示できます。
アンインストールの選択内容を確認します。
変更が必要な場合は、「戻る」を何度かクリックして「コンポーネントの選択」ページを表示します。
「コンポーネントの選択」ページの情報を必要に応じて変更します。
「次へ」をクリックし、アンインストーラページを再び先に進めます。
アンインストーラは、ユーザーが以前に指定した値を記憶しています。ユーザーが以前に指定した値は変更可能です。
ユーザーが以前に指定した値は変更可能です。
アンインストーラはシステムからのソフトウェアの削除を開始し、次の情報を表示します。
全体的な完了割合を示す進捗状況バー
現在削除中のパッケージの名前
すべてのコンポーネント製品ソフトウェアの削除が完了すると、アンインストーラは「アンインストールが完了しました」ページを表示します。
「サマリーの表示」ボタンまたは「アンインストールログの表示」ボタンをクリックすると、アンインストールに関する情報が表示されます。
アンインストールサマリーには、アンインストールされたコンポーネントおよびそれらのコンポーネントの構成情報がリストされます。
アンインストールログには、アンインストール時にアンインストーラが出力したすべてのメッセージが表示されます。
/var/sadm/install/logs にあるアンインストールサマリーとログファイルを確認することもできます。
「閉じる」をクリックしてアンインストーラを終了します。
テキストベースインタフェースで uninstall ユーティリティーを使用するには、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをアンインストールするノードまたはクラスタでスーパーユーザーになります。
% su |
ローカルクラスタ上の Sun Cluster Geographic Edition インフラストラクチャーを停止します。
# geoadm stop |
クラスタ上の Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアの無効化については、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』の「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアの無効化」を参照してください。
uninstall ユーティリティーがあるディレクトリに移動します。
# cd /var/sadm/prod/SUNWentsys4 |
テキストベースインタフェースを使用することを示す -nodisplay オプションを使用して、uninstall ユーティリティーを起動します。
# ./uninstall -nodisplay |
「ようこそ」というメッセージが表示され、システムにインストールされているすべての使用可能な Java ES コンポーネントがリスト表示されます。
アンインストーラは、システム内で検出したインストール済みの Java ES コンポーネントすべてに番号を付けてリストし、削除対象として選択します。アンインストールするコンポーネントに対応する番号をコンマで区切ってリストにし、アンインストールするコンポーネントを指定して、Return キーを押します。
選択内容を確認します。
変更が必要な場合は、「コンポーネントの選択」リストが表示されるまで、< 文字を入力し Return キーを押してページを順に戻ります。
「コンポーネントの選択」リストの情報を必要に応じて変更します。
アンインストーラ画面を再び先に進めます。
選択内容に問題がなければ、数値 1 を入力し、Return キーを押します。
アンインストーラは、システムからのソフトウェアの削除を開始します。アンインストール時に、アンインストーラは全体的な完了割合を示す進捗状況バーを表示します。
すべてのコンポーネントソフトウェアが削除されたら、アンインストールサマリーおよびログを表示することができます。
1 または 2 を入力し、Return キーを押してアンインストールに関する情報を表示します。
アンインストールサマリーには、アンインストールされたコンポーネントおよびそれらのコンポーネントの構成情報がリストされます。
アンインストールログには、アンインストール時にアンインストーラが出力したすべてのメッセージが表示されます。
/var/sadm/install/logs にあるアンインストールサマリーとログファイルを確認することもできます。
! 文字を入力して、アンインストーラを終了します。