ここでは、Solaris OS 9 または 10 でテキストベースインタフェースを使用して Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをインストールする方法について説明します。
Solaris OS 8 がインストールされている場合は、「Solaris OS 8 でのソフトウェアのインストール」を参照してください。
ソフトウェアのインストールを始める前に、次の準備を行います。
全クラスタの各ノードで、クラスタ構成用の必要なすべてのパッチがインストールしてあることを確認します。
パッチの場所とインストール手順については、『Sun Cluster Geographic Edition 3.1 2006Q4 ご使用にあたって』の「必要なパッチ」を参照してください。
構成を計画したり、インストール方針を準備するにあたって役に立つ情報が含まれている次のマニュアルに目を通します。
『Sun Cluster Geographic Edition 3.1 2006Q4 ご使用にあたって』 – 制限事項、バグ、回避策、そのほかの最新情報
使用するソフトウェアのマニュアル (サン以外の製品も含む)
これらのガイドラインに従い、次に示す手順で対話式の installer ユーティリティーを使用します。
対話式 installer を使用すると、先行入力が可能になります。したがって、次のメニュー画面がすぐに表示されなくても、Return キーを押すのは一度だけにしてください。
特に指定のある場合を除いて、Control-D キーを押すと、関連する一連の質問の最初に戻るか、メインメニューに戻ります。
前のセッションのデフォルトの回答が、質問の最後に角かっこ ([ ]) で囲まれて表示されます。入力せずに角かっこ内の回答を入力するには、Return キーを押します。
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをインストールするクラスタでルートになります。
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアは、クラスタの全ノードにインストールする必要があります。
% su |
CD-ROM ドライブに Sun Cluster Geographic Edition CD-ROM を挿入します。
installer ユーティリティーがある CD-ROM のルートディレクトリに移動します。
# cd cdroot/Solaris_sparc/Product/sun_cluster_geo |
テキストベースインタフェースを使用することを示す -nodisplay オプションを使用して、installer ユーティリティーを起動します。
# ./installer -nodisplay |
インストーラページの指示に従って、Sun Cluster Geographic Edition フレームワークソフトウェアをクラスタにインストールします。
インストールが完了すると、インストールログを表示できます。
途中でインストーラを終了するには、! 文字を入力します。
「標準」または「カスタム」インストールを選択します。
「標準」インストールでは、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアのコアコンポーネントとともに Sun Cluster Geographic Edition データ複製もインストールされます。
「カスタム」インストールでは、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアのコアコンポーネントがインストールされます。
ソフトウェアのロケールを選択します。
選択した言語が、選択したすべてのコンポーネントに対してインストールされます。言語を選択するたびに追加パッケージがインストールされ、インストールに必要なディスク容量が増えます。英語は必ずインストールされます。
クラスタ内のすべてのノードに同じデフォルトロケールを指定する必要があります。
「カスタム」インストールを選択した場合、インストールする必要がある Sun Cluster Geographic Edition データ複製を選択します。
インストールする必要があるソフトウェアコンポーネントをすべて選択したことを確認します。
CD-ROM に含まれていないディレクトリに移動し、CD-ROM を取り出します。
# eject cdrom |
必要なパッチをインストールします。「パッチのインストール」に進みます。
クラスタ上で Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアを構成します。第 4 章「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアの有効化と構成」に進みます。