Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理

パートナーシップからの離脱 (パートナーシップの削除)

geops コマンドを使用してパートナーシップからクラスタを除去し、そのパートナーシップに関連付けられていたすべてのリソースを解放することもできます。

このコマンドを実行すると、ローカルのパートナーシップ構成情報が破棄されます。このため、パートナーシップから最後のメンバーが離脱する時点で、このパートナーシップは消滅します。

Procedureパートナーシップから離脱する方法

始める前に

次の条件が満たされているか確認します。

  1. クラスタノードの 1 つにログインします。

    この手順を行うには、Geo Management RBAC 権利プロファイルがユーザーに割り当てられている必要があります。RBAC の詳細は、「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。

  2. パートナーシップに保護グループが含まれていないことを確認します。


    # geopg list

    パートナーシップに保護グループが含まれていることが判明した場合は、geopg delete コマンドを実行して削除できます。保護グループの削除については、次のいずれかのデータ複製ガイドを参照してください。

  3. パートナーシップのメンバーであるクラスタの任意のノードで、パートナーシップを除去します。


    # geops leave-partnership partnershipname
    
    partnershipname

    パートナーシップの名前を指定します


    注 –

    geops leave-partnership コマンドを実行すると、カスタムハートビートも含め、パートナーシップ用に構成されたハートビートが削除されます。


    詳細は、geops(1M) のマニュアルページを参照してください。


例 5–5 パートナーシップからの離脱

この例では、cluster-paris クラスタを paris-newyork-ps パートナーシップから離脱させる方法を示します。


phys-paris-1# geops leave-partnership paris-newyork-ps


例 5–6 パートナーシップの削除

上記の例の方法で paris-newyork-ps パートナーシップから cluster-paris クラスタを離脱させると、パートナーシップに残ったメンバーは cluster-newyork クラスタだけになります。cluster-newyork クラスタをパートナーシップから強制的に離脱させることにより、paris-newyork-ps パートナーシップを削除できます。


phys-newyork-1# geops leave-partnership paris-newyork-ps

次の手順

パートナーシップ内の他方のクラスタで、この手順を繰り返します。