新しいハートビートを作成するには、次の手順に従います。ハートビートをパートナーシップと併用するには、パートナーシップを作成する前にハートビートを作成する必要があります。カスタムハートビートを作成する前にパートナーシップを作成すると、パートナーシップが使用するデフォルトのハートビートによってカスタムハートビートの作成が阻止されます。
カスタムハートビートを作成する場合は、パートナーシップが縮退モードのままになるのを防ぐため、プラグインを 1 つ以上追加する必要があります。
カスタムハートビートが存在すると、パートナーシップを作成している間、デフォルトのハートビートは使用されません。パートナーシップでデフォルトのハートビートを使用するには、geops create コマンドの実行前にカスタムハートビートを削除する必要があります。
クラスタノードの 1 つにログインします。
この手順を行うには、Geo Management RBAC 権利プロファイルがユーザーに割り当てられている必要があります。RBAC の詳細は、「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。
ハートビートを作成します。
# geohb create -r remoteclustername \ [-p propertysetting [-p...]] heartbeatname |
リモートパートナーである二次クラスタの名前を指定します
name=statement ペアによって値が割り当てられるハートビートプロパティーを指定します。複数の文を使用することで、複数のプロパティーを一度に設定できます。
設定できるプロパティーについての詳細は、付録 A 「Sun Cluster Geographic Edition の標準プロパティー」を参照してください。
ハートビートの識別子を指定します。
カスタムハートビートを作成する場合は、パートナーシップが縮退モードのままになるのを防ぐため、プラグインを 1 つ以上追加する必要があります。
同一のパートナーシップに参加している各クラス タ上のカスタムハートビート名には、異なる名前を付ける必要があります。この名前は、ハートビートを一意に識別するものを選択してください。たとえば、クラスタ cluster-paris では paris-to-newyork、クラスタ cluster-newyork では newyork-to-paris のような名前を指定できます。
geohb コマンドについては、geohb(1M) のマニュアルページを参照してください。
この例では、paris-to-newyork というハートビートを作成する方法を示します。
# geohb create -r cluster-newyork paris-to-newyork |