クラスタノードの 1 つにログインします。
この手順を行うには、Geo Management RBAC 権利プロファイルがユーザーに割り当てられている必要があります。RBAC の詳細は、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』の「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。
保護グループを無効にします。
保護グループを無効にすると、そのアプリケーションリソースグループも管理対象から外れます。
# geopg stop -e scope [-D] protectiongroupname |
コマンドの範囲を指定します。
範囲が Local の場合、このコマンドはローカルクラスタだけを対象に実行されます。この範囲が Global の場合、このコマンドは保護グループが配備されている両方のクラスタを対象に実行されます。
Global や Local などのプロパティー値は、大文字と小文字は区別されません。
保護グループをオンラインにしたままデータ複製だけを停止することを指定します。
このオプションを省略した場合、データ複製サブシステムと保護グループは両方とも停止されます。
保護グループの名前を指定します。
この例では、データ複製の停止に使用する Hitachi TrueCopy コマンドを Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアがどのように決定するかを示します。
Hitachi TrueCopy デバイスグループ devgroup1 の現在の状態は、pairdisplay コマンドの出力に示されます。
phys-paris-1# pairdisplay -g devgroup1 Group PairVol(L/R) (Port#,TID,LU),Seq#,LDEV#,P/S,Status,Fence,Seq#,P-LDEV# M devgroup1 pair1(L) (CL1-A , 0, 1) 12345 1..P-VOL PAIR ASYNC,54321 609 - devgroup1 pair1(R) (CL1-C , 0, 20)54321 609..S-VOL PAIR ASYNC,----- 1 - devgroup1 pair2(L) (CL1-A , 0, 2) 12345 2..P-VOL PAIR ASYNC,54321 610 - devgroup1 pair2(R) (CL1-C , 0,21) 54321 610..S-VOL PAIR ASYNC,----- 2 - |
デバイスグループ devgroup1 を保護グループに追加します。
phys-paris-1# geopg add-device-group -p fence_level=async devgroup1 tcpg |
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアは pairvolchk -g <DG> -ss コマンドをデータ複製レベルで実行します。そして、値 43 を返します。
pairvolchk -g devgroup1 -ss Volstat is P-VOL.[status = PAIR fence = ASYNC] phys-paris-1# echo $? 43 |
次に、geopg stop コマンドを使用して、保護グループ tcpgを無効にします。
phys-paris-1# geopg stop -s local tcpg |
Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアは pairsplit -g devgroup1 コマンドをデータ複製レベルで実行します。
このコマンドが成功した場合、pairdisplay コマンドの出力に devgroup1 の状態が次のように表示されます。
phys-paris-1# pairdisplay -g devgroup1 Group PairVol(L/R) (Port#,TID,LU),Seq#,LDEV#,P/S,Status,Fence,Seq#,P-LDEV# M devgroup1 pair1(L) (CL1-A , 0, 1) 12345 1..P-VOL PSUS ASYNC,54321 609 - devgroup1 pair1(R) (CL1-C , 0, 20)54321 609..S-VOL SSUS ASYNC,----- 1 - devgroup1 pair2(L) (CL1-A , 0, 2) 12345 2..P-VOL PSUS ASYNC,54321 610 - devgroup1 pair2(R) (CL1-C , 0,21) 54321 610..S-VOL SSUS ASYNC,----- 2 - |
この例では、保護グループをすべてのクラスタで無効にします。
# geopg stop -e global tcpg |
この例では、保護グループをローカルクラスタで無効にします。
# geopg stop -e local tcpg |
この例では、ローカルクラスタでデータの複製のみを停止します。
# geopg stop -e local -D tcpg |
このコマンドを実行したあと、保護グループとその基盤であるデータ複製サブシステムの両方を無効にすることを管理者が決定した場合、-D オプションを指定せずにこのコマンドをもう一度実行できます。
# geopg stop -e local tcpg |
この例では、2 つのアプリケーションリソースグループ apprg1 と apprg2 をオンラインにしたまま両方のクラスタ上の保護グループ tcpg を無効にします。
保護グループからアプリケーションリソースグループを除去します。
# geopg remove-resource-group apprg1,apprg2 tcpg |
保護グループを無効にします。
# geopg stop -e global tcpg |