保護グループをすべての場所から削除する場合、保護グループが存在する各クラスタで、geopg delete コマンドを実行する必要があります。
保護グループを削除するには、次の条件が満たされているかをまず確認する必要があります。
削除する保護グループがローカルに存在する。
ローカルクラスタ上で保護グループがオフラインになっている。
保護グループの削除中にアプリケーションリソースグループをオンライン状態に保持するには、保護グループからアプリケーションリソースグループを除去する必要があります。この手順の例は、例 2–8 と 例 2–10 を参照してください。
主クラスタ上のノードの 1 つにログインします。
この手順を行うには、Geo Management RBAC 権利プロファイルがユーザーに割り当てられている必要があります。RBAC の詳細は、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』の「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。
保護グループを削除します。
このコマンドは、ローカルクラスタから保護グループの構成を削除します。このコマンドはまた、保護グループの各 Hitachi TrueCopy デバイスグループの複製リソースグループも除去します。このコマンドは、Hitachi TrueCopy デバイスグループのペアの状態は変更しません。
# geopg delete protectiongroupname |
保護グループの名前を指定します
二次クラスタ上の保護グループを削除する場合は、手順 1 と手順 2 を cluster-newyork で繰り返します。
この例では、両方のパートナークラスタから保護グループを削除します。
cluster-paris は主クラスタです。クラスタ構成の例を確認するには、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』の「Sun Cluster Geographic Edition クラスタ構成の例」を参照してください。
# rlogin phys-paris-1 -l root phys-paris-1# geopg delete tcpg # rlogin phys-newyork-1 -l root phys-newyork-1# geopg delete tcpg |
この例では、2 つのアプリケーションリソースグループ (apprg1 と apprg2) をオンラインにしたまま、これらの保護グループ tcpg を削除します。保護グループからアプリケーションリソースグループを除去し、続いて保護グループを削除します。
# geopg remove-resource-group apprg1,apprg2 tcpg # geopg stop -e global tcpg # geopg delete tcpg |