Sun Cluster Geographic Edition EMC Symmetrix Remote Data Facility 向けデータ複製ガイド

ProcedureEMC Symmetrix Remote Data Facility 保護グループを削除する方法

始める前に

保護グループをすべての場所から削除する場合、保護グループが存在する各クラスタで、geopg delete コマンドを実行する必要があります。

保護グループを削除するには、次の条件が満たされているかをまず確認する必要があります。


注 –

保護グループの削除中にアプリケーションリソースグループをオンライン状態に保持するには、保護グループからアプリケーションリソースグループを除去する必要があります。この手順の例については、例 2–10を参照してください。


  1. 主クラスタ (cluster-paris) のノードの 1 つにログインします。

    この手順を行うには、Geo Management RBAC 権利プロファイルがユーザーに割り当てられている必要があります。RBAC についての詳細は、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。

  2. 保護グループを削除します。

    このコマンドは、ローカルクラスタから保護グループの構成を削除します。このコマンドはまた、保護グループの各 EMC Symmetrix Remote Data Facility デバイスグループの複製リソースグループも除去します。このコマンドは、EMC Symmetrix Remote Data Facility デバイスグループのペアの状態は変更しません。


    # geopg delete protectiongroupname 
    
    protectiongroupname

    保護グループの名前を指定します

  3. 二次クラスタ上の保護グループも削除する場合は、手順 1 と手順 2 を cluster-newyork で繰り返します。


例 2–6 保護グループの削除

この例では、両方のパートナークラスタから保護グループを削除します。両方のパートナークラスタ上で保護グループがオフラインになっています。

この例では、cluster-paris が主クラスタです。クラスタ構成の例を確認するには、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』「Sun Cluster Geographic Edition クラスタ構成の例」を参照してください。


# rlogin phys-paris-1 -l root
phys-paris-1# geopg delete srdfpg
# rlogin phys-newyork-1 -l root
phys-newyork-1# geopg delete srdfpg


例 2–7 アプリケーションリソースグループをオンラインにしたまま EMC Symmetrix Remote Data Facility 保護グループを削除する

この例では、2 つのアプリケーションリソースグループ apprg1 apprg2 をオンラインにしたまま、それらの保護グループ srdfpg を両方のパートナークラスタから削除します。保護グループからアプリケーションリソースグループを除去し、続いて保護グループを削除します。


phys-paris-1# geopg remove-resource-group apprg1,apprg2 srdfpg
phys-paris-1# geopg stop -e global srdfpg 
phys-paris-1# geopg delete srdfpg
phys-newyork-1# geopg delete srdfpg