スイッチオーバーを正常に完了するためには、主クラスタと二次クラスタ間のデータ複製が有効状態で、かつ、これら 2 つのクラスタ上のデータボリュームが同期していなければなりません。
主クラスタから二次クラスタへ保護グループのスイッチオーバーを行うには、次の条件が満たされている必要があります。
両方のクラスタで Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアが起動し、動作している。
二次クラスタがパートナーシップのメンバーである。
両方のクラスタパートナーが互いに到達可能である。
保護グループが OK 状態である。
Cluster_dgs プロパティーを構成してある場合、この プロパティーに指定されているデバイスグループに書き込むことができるのは保護グループに属するアプリケーションだけです。
クラスタノードの 1 つにログインします。
この手順を行うには、Geo Management RBAC 権利プロファイルがユーザーに割り当てられている必要があります。RBAC についての詳細は、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』の「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。
スイッチオーバーを開始します。
スイッチオーバーでは、保護グループに属するアプリケーションリソースグループの停止と起動が行われます。
# geopg switchover [-f] -m newprimarycluster protectiongroupname |
ユーザーに確認することなく、強制的にコマンドを実行します
保護グループの新しい主クラスタにするクラスタの名前を指定します
保護グループの名前を指定します
この例では、二次クラスタへのスイッチオーバーを実行します。
# geopg switchover -f -m cluster-newyork srdfpg |