Sun N1 System Manager 1.3.2 ご使用にあたって

Sun Fire X2100 M2 サーバーまたは Sun Fire X2200 M2 サーバーのファームウェアの更新がタイムアウトになる場合がある (6493791)

管理対象サーバーの SP と N1 SM 管理サーバー間の管理ネットワークの速度が遅い場合は、ファームウェアの更新処理にデフォルトのタイムアウト (10 分) よりも長い時間がかかり、ファームウェアの更新ジョブがエラーで終了する可能性があります。

回避策: 管理ネットワークの速度を上げるか、タイムアウト値を大きくしてください。

  1. ファームウェアの更新が失敗したことを確認します。実際には更新が完了している可能性もあります。確認するには、「Sun Fire X2100 M2 サーバーまたは Sun Fire X2200 M2 サーバーでファームウェアバージョン 1.0a/1.1 から 1.2 へのアップグレードはサポートされていない (6492583)」の回避策に示す手順 4 〜 9 に従います。ファームウェアが更新されていない場合は、次の手順に進みます。

  2. N1 SM 管理サーバーにスーパーユーザーとしてログインします。

  3. /opt/sun/n1gc/dvrs ディレクトリ内に新しいディレクトリを作成します。


    # mkdir /opt/sun/n1gc/drvrs/resources
    
  4. resources ディレクトリ内に、次の内容を含む taurus.properties というファイルを作成します。firmwareUpdateTimeout プロパティーの値は 40 分に設定します。

    ipmi.lan.channel=1
    consoleProtocol=ssh
    nicFruPattern=(.*NIC0.*)|(.*NIC1.*)
    supportedModels=X2100M2,X2200M2
    firmwareUpdateTimeout=2400
    firmwareUpdateFinishedPattern=Update Successful
    firmwareUpdateFailedPattern=fail|error
    ipmi.factory_default_user_name=root
    ipmi.factory_default_password=changeme
  5. N1 SM 管理サーバーを再起動します。


    # /etc/init.d/n1sminit stop
    # /etc/init.d/n1sminit start
    
  6. ファームウェアの更新をやり直します。