この節では、監視に関して判明している問題点をまとめています。
Linux 64 ビットの配備先の osprofileで適切なディストリビューショングループが選択されていないと、osmonitor 機能で問題が発生します。
Red Hat Enterprise Linux 4.0–64 ビットの場合は、必ず Everything グループを選択してください。
SUSE Linux Enterprise Server 10–64 ビットの場合は、Default グループと Common Code Base を選択してください。
回避策: 次の手順を実行します。
管理サーバー上の /etc/opt/sun/n1gc/agent.properties ファイルをエディタで開き、エントリを追加します。
com.sun.hss.agent.snmpAgentPort=10161
次のコマンドを使用して N1 System Manager を無効にします。
# svcadm disable n1sm
ターゲットノードで構成ファイルを作成し、新しいパスワードとシード、snmpv1 文字列を指定します。
# ls -l /tmp/cred
-r-------- 1 root root 77 Mar 8 20:04 /tmp/cred |
bash-3.00# cat /tmp/cred
ES_USMUSER_PASS=mynewpass
ES_SNMPV1_STRING=public
ES_SECURITY_SEED=myseed
エージェントを構成し、新しいユーザーを指定します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-config -u mynewuser -r -f /tmp/cred -p agent
エージェントを停止します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-stop -aY
/var/opt/SUNWsymon/cfg/kernel-reader-simple.dat ファイル内の「adminUsers」行を新しいユーザー情報を使用して編集します。
value:adminUsers = "mynewuser"
エージェントを起動します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-start -alY
管理サーバーでエージェントが動作していることを確認します。
snmpwalk -c public -v 1 nodename:10161
監視対象のノードに新しい資格を設定します。
# n1sh set server ip_or_name agentsnmpv3=mynewuser/mynewpass
OS 監視のしきい値を変更し、現在の監視のステータスを「警告」から「良好」に移行した場合、N1 SM のインタフェース全体でステータスが更新されません。
回避策: 管理サーバーで、サーバーの監視情報を更新します。
n1-ok> set server server-name refresh |
OS 監視エージェントのアウトバウンドインタフェースが、ユーザーが指定する agentip と一致しない場合があります。ターゲットサーバーの uname -n を解決したときに agentip にならない場合は、agentip インタフェースを経由してエージェントから N1 System Manager にトラップが送信されず、サーバーの再起動時にシステムが再起動されません。
回避策: OS 監視 (osmonitor) 機能を追加する前に、ターゲットサーバーで、主ホスト名を解決すると、OS 監視機能の追加に使用される agentip IP アドレスになることを確認します。再起動時にも uname -n が常にこのホスト名を返すことを確認します。その後、OS 監視機能を追加します。
全体のジョブ負荷が大きすぎて、キュー内の次のジョブを実行できない場合、「ジョブの詳細」画面には、実行中のジョブのステータスが「実行中」、その他のジョブのステータスは「未開始」と表示されます。キュー内のジョブは、1 つまたは複数の実行中のジョブが完了し、全体のジョブ負荷が小さくなって、キュー内の次のジョブを実行できる状態になったあとで実行されます。
詳細は、『Sun N1 System Manager 1.3 検出および管理マニュアル』の「ジョブのキューイング」を参照してください。
すべてのジョブの実行が完了しても、更新機能の問題が原因で、「表示の選択」セクション内のサーバーの横に時計アイコンが表示され続けることがあります。
回避策: 「更新」ボタンをクリックするか、F5 キーを押すことによって、ブラウザインタフェースを更新してください。