Sun N1 System Manager 1.3.3 ご使用にあたって

Sun Blade X6220 サーバーへの Red Hat Linux のプロビジョニング

Sun Blade X6220 サーバーに Red Hat Linux をプロビジョニングするには、load コマンドの bootnetworkdevice 属性に eth0 または eth1 を指定します。

NEM0 インタフェースを利用して Red Hat Linux をプロビジョニングするには、次のコマンドを入力します。


N1-ok> load server ipaddress osprofile myprofile bootip=ipaddress networktype=static ip=ipaddress 
       bootnetworkdevice=eth0 console=ttyS1 consolebaud=115200

NEM1 インタフェースを利用して Red Hat Linux をプロビジョニングするには、次のコマンドを入力します。


N1-ok> load server ipaddress osprofile myprofile bootip=ipaddress networktype=static ip=ipaddress 
       bootnetworkdevice=eth1 console=ttyS1 consolebaud=115200

bootnetworkdevice が指定されなかった場合は、デフォルトで eth0 とみなされます。

1 つまたは複数の Ethernet PCI Express モジュールが存在する場合

Linux がインストールされている場合、NEM ポートに対応付けられる論理ネットワークインタフェース名は、シャーシ上に PEM モジュールが存在するかどうかによって異なります。現状では、Blade にインストールされている PEM モジュール数によって異なる論理インタフェース名を明示的に指定する必要があります。具体的には、次の表に示すように bootnetworkdevice および networkdevice オプションの両方を指定します。次の表に、2 つのポートを持つ PCI Express モジュールに対して有効な値を示します。

表 2–1 1 つの 2 ポート PEM

インタフェース 

bootnetworkdevice

networkdevice

NEM0 

eth0 

eth2 

NEM1 

eth1 

eth3 

表 2–2 2 つの 2 ポート PEMs

インタフェース 

bootnetworkdevice

networkdevice

NEM0 

eth0 

eth4 

NEM1 

eth1 

eth5 

PEM 構成が異なることがあるため、次の表に、一般的な式を示します。

インタフェース 

bootnetworkdevice

networkdevice

NEM0 

eth0 

ethX (X = 0 + 1 枚目の PEM のポート数 + 2 枚目の PEM のポート数) 

NEM1 

eth1 

ethX (X = 1 + 1 枚目の PEM のポート数 + 2 枚目の PEM のポート数) 


注 –

load コマンドで bootipip を異なる設定にすることはできません。OS の配備が完了すると、インタフェースが 1 つだけ構成されます。



注 –

PEM が存在していて適切な networkdevice オプションが指定されなかった場合、Sun Blade X6220 サーバーへの Linux 配備は対話モードになります。