ディレクトリの編成時には、次の項目について決定する必要があります。
ディレクトリ編成。たとえば、各ワークステーションに完全なソフトウェアツリーをインストールするか、クロスマウントディレクトリを使用するか、一部のワークステーションに部分ディレクトリツリーをインストールするか
各ルートディレクトリ sge-root の場所
インストールディレクトリやスプールディレクトリを変更するには、システムをインストールし直す必要があります。したがって、インストールディレクトリは、あらかじめ慎重に選択する必要があります。なお、以前のインストールで使用した重要な情報はすべて保持されます。
デフォルトのインストール手順では、図 1–1 に示すように、インストールディレクトリの下のディレクトリ階層に、Grid Engine ソフトウェア、マニュアル、スプール領域、および構成ファイルがインストールされます。このデフォルトの手順を使用する場合、「ファイルアクセス権」で説明されているアクセス権を割り当てられたディレクトリをインストールまたは選択します。
最初のインストール時に、スプール領域を別の場所に配置することもできます。具体的な手順は『Sun N1 Grid Engine 6.1 管理ガイド』の「キューの構成」を参照してください。