マスターホストと実行ホストで必要なデーモンが実行中であれば、Grid Engine ソフトウェアは正常に動作しています。テストコマンドでチェックします。
マスターホストまたはその他の管理ホストにログインします。
標準検索パスに、sge-root /bin が含まれていることを確認します。
コマンド行に次のコマンドを入力します。
% qconf -sconf |
この qconf コマンドは、現在のグローバルクラスタ構成を表示します (『Sun N1 Grid Engine 6.1 管理ガイド』の「基本クラスタ構成」 を参照)。
このコマンドの実行に失敗した場合、SGE_ROOT 環境変数が正しく設定されていません。
スクリプトファイル sge-root/cell/common/settings.csh または sge-root/cell/common/settings.sh に環境変数 SGE_EXECD_PORT と SGE_QMASTER_PORT が設定されているかどうかを確認します。
インストール時にセル名が指定されていない場合、cell の値は default になります。
設定されている場合は、環境変数 SGE_EXECD_PORT と SGE_QMASTER_PORT に正しい値が設定されていることを確認して、コマンドを再実行します。
設定されていない場合は、NIS サービスマップに sge_qmaster および sge_execd のエントリが含まれているかどうかを確認します。
このファイルに SGE_EXECD_PORT 変数と SGE_QMASTER_PORT 変数が含まれていない場合、コマンドの実行マシン上のサービスデータベース (例: /etc/services または NIS サービスマップ) から、sge_qmaster と sge_execd の両方のエントリを提供する必要があります。このようなエントリが存在しない場合、マシンのサービスデータベースにエントリを追加し、マスターホスト上と同じ値にします。
qconf コマンドを再試行します。
テストジョブを発行してみます。