コマンド行ユーザーインタフェースは、次の作業を行う補助的なプログラム (コマンド) セットです。
キューの管理
ジョブの発行と削除
ジョブステータスのチェック
キューとジョブの一時停止と有効化
Grid Engine システムは、次の補助プログラムセットを提供します。
qmake – 標準 UNIX の make 機能の代わりです。qmake は、 make の各手順を適切なマシンのクラスタ間で分散する make の機能を拡張したものです。
qmod – 所有者がキューを一時停止したり、有効にしたりできるようにします。このキューと関連付けられている現在アクティブなプロセスすべても信号で伝えられます。
Grid Engine システムによる対話型アプリケーションのリモート実行。 qrsh は、標準の UNIX 機能である rsh と互換性があります
実行時に端末 I/O と端末コントロールをサポートするバッチジョブの発行。端末 I/O には標準出力、標準エラーおよび標準入力が含まれます
バッチジョブの終了までアクティブな発行クライアントの提供
Grid Engine ソフトウェア が制御する並列ジョブのタスクのリモート実行
qselect – 指定された選択基準に対応するキュー名のリストの印刷。qselect の出力は、通常選択されたキューセットに処理を適用するほかの Grid Engine システムコマンドに送信されます。
qsh – 負荷の少ないホストの xterm 内で対話型シェルを開く。このシェル内では全種類の対話型ジョブを実行できます。
qtcsh – 一般的に使用される UNIX C シェル (csh) の派生コマンド tcsh の、完全な互換性を持つ代用コマンド。 qtcsh は、指定アプリケーションの実行を適切で負荷が少ないホストに Grid Engine ソフトウェア を通して透過的に分散するという拡張機能を持ったコマンドシェルを提供します。