Sun N1 Grid Engine 6.1 ユーザーズガイド

コマンド行からの配列ジョブの発行

コマンド行から配列ジョブを発行するには、適切な引数を指定して qsub コマンドを入力します。

次に、配列ジョブの発行方法の例を示します。


% qsub -l h_cpu=0:45:0 -t 2-10:2 render.sh data.in

-t オプションは、タスクインデックスの範囲を指定します。この場合、2-10:2 は、2 が最小インデックス番号で、10 が最大インデックス番号という範囲を指定します。 :2 という指定により、1 つ飛ばしのインデックスだけが指定されます。よって、配列ジョブはタスクインデックス 2、4、6、8、10 の 5 つのタスクによって構成されます。各タスクは、-l オプションで 45 分のハード CPU 時間制限を要求します。タスクが Grid Engine システムによって振り分けられ、開始されると、各タスクはジョブスクリプト render.sh を実行します。タスクは SGE_TASK_ID を使用してインデックス番号を探し、その番号を使用してデータファイル data.in 内の入力データレコードを見つけることができます。